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ヨークシャーテリアの多頭飼いをしていくためには、先住犬のしつけができていること、つまり「飼い主がリーダーでいること」がとても重要なのです。
ポイント④ 焦りは禁物
新しい犬を迎え入れた時には、「先住犬と早く仲良くなってほしい」と思う気持ちは当然ですが、決して焦って無理強いしてはいけません。
時間をかけて徐々にお互いに慣れさせていきましょう。
お互いに慣れてきたら、おやつや散歩などの楽しいことを共有させることで仲間意識が芽生え、より強い絆で結ばれるようになるでしょう。
ポイント⑤ 先住犬を優先させること
ご飯をあげる時や散歩の準備をするとき、あらゆる場面で先住犬を優先させるようにしましょう。
特に後から迎えた犬が子犬であった場合などには、つい後輩犬を優先してしまいがちですが、犬は群れの順位を重んじる動物です。
先住犬が自分の順位が分からず混乱してしまい、ストレスの原因にもなってしまうことになります。
そこで常に先住犬を優先し、後輩犬にも群れの順位を教えてあげなければなりません。
ただし、愛情に関しては均等に与えてあげてください。
先住犬と後輩犬、それぞれが疎外感やストレスを感じないよう飼い主さんが気にかけてあげなければなりません。
できれば、飼い主さんと犬1対1でコミュニケーションを取れる時間をそれぞれにとってあげることをおすすめします。
ポイント⑥ それぞれが落ち着ける空間を確保する
多頭飼いであれば、トイレや食器なども共有させればよいかと思いがちですが、それぞれが安心して過ごせるためにも頭数分の準備をしてあげましょう。
ケージや寝床なども別に準備しておくことで、犬が1匹でリラックスできる場所を作ってあげてください。
万が一、犬同士の相性が悪かった場合にも、それぞれのスペースがあることでお互いがストレスなく過ごしていけることにもなるでしょう。
ヨークシャーテリアの多頭飼い 注意点
注意点① 相性が悪かったときのことを考えておく
いざ多頭飼いを始めると、どれだけ飼い主が頑張ってみても犬同士の相性が合わず、理想通りの生活にならないことだってあり得ます。
そうなったときの対処方法を考えておきましょう。
別の部屋で飼育する、一緒にするときは目を離さない、お散歩は別々でなど犬同士の関係性を見ながら徐々に対処していきましょう。
また、飼い主さんの立場がリーダーでないことが原因になっている可能性もあります。
しつけ教室に通うなどのことも考慮しておいた方が良いでしょう。
当たり前のことですが、相性が良くないからと言って1匹だけ手放すなんてことは論外です。
注意点② 繁殖について考えておく
多頭飼いでオスとメスの組み合わせを飼う場合には、繁殖について慎重に考えておきましょう。
繁殖を望んでいないのなら、去勢・避妊手術は必須です。
繁殖を望む場合には、知識を身に付け、費用面や子犬たちをどうするのかまである程度検討しておく必要があるでしょう。
注意点③ 犬同士のケンカに安易に干渉しないこと
犬同士のケンカが勃発するとつい止めに入ってしまいがちですが、犬は群れ社会で自分のポジションを確立するためにケンカすることがあります。
それを飼い主が中途半端に止めさせていると、ケンカは絶えず起こるようになるでしょう。
逆に、上下関係がはっきりすることで良好な関係が築けるようになります。
命の危険性がない限り、安易に犬同士のケンカを止めに入らないようにしましょう。
そして順位は常に入れ替わる可能性もあるため、日ごろから犬の上下関係を観察し状況に応じて接してあげることも必要になってきます。
この記事のまとめ
- 多頭飼いには犬と人の両方にメリットがある。
遊び好きなヨークシャーテリアにとっては遊び相手が増えるメリットも。 - テリア種であるヨークシャーテリアは本来多頭飼いに不向きな犬種。
それでも多頭飼いは不可能ではない。 - 多頭飼いのメリット・デメリットを知り慎重に迎えること
- 2匹目以降は犬種よりも相性を重視すること
- 先住犬のしつけができれいれば後輩犬のしつけも楽に。
- 飼い主がリーダーでいること
- 仲良くなるよう無理強いしないこと
- 先住犬を優先すること。それでも愛情は均等に。
- 相性が悪かった時の対処や繁殖について考えておくこと
- 上下争いの犬同士のケンカには安易に干渉しないこと
相性が大切!ヨークシャーテリアの多頭飼いで気をつけることは? さいごに
犬同士の相性は、正直なところ飼ってみないとわからない部分もあります。
特にヨークシャテリアは本来多頭飼い向きではないとされている犬種のため、慎重に検討した方が良いかもしれません。
新しい犬を迎え入れる前には、販売先や譲渡主からヨークシャーテリアとの相性について相談してみても良いでしょう。
多頭飼いによって愛犬たちとの暮らしが、さらに楽しくなっていくといいですね。
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