Contents
食事量を減らすことだけで体重を落とそうとしてしまうと脂肪と一緒に筋肉量も低下してしまうため基礎代謝量が低くなってしまいます。
筋肉量を増やし、脂肪を燃やす適度な運動でダイエットさせてあげることが望ましいダイエット方法です。
それでも、急激なダイエットは愛犬の体の負担になるので注意が必要です。
短期間でのダイエットをするのではなく3ヶ月~ほどの時間をかけてゆっくりと理想的体型を目指すことを心掛けてください。
適度な運動をする
トイプードルは運動が大好きな犬種です。
それでもすでに肥満になっている子は、動きたがらないなんてこともあるかもしれません。
それでも無理に運動させようとすると足腰への負担になってしまうこともあるので、無理は禁物です。
急に激しい運動をさせるのではなく、時間をかけてのんびり散歩するなど、無理のない範囲で運動を取り入れてあげましょう。
散歩コースは、平道だけでなくちょっと坂道があるコースを選んであげると良いでしょう。
また、ハイドロセラピー(水中療法)もダイエットに向いている運動です。
水の中は浮力があるので、関節や靭帯に負担がかかりにくく運動させてあげることが可能です。
トイプードルは祖先犬が水猟犬ということもあり、泳ぎが好きな子も多いようです。
食事を見直す
摂取カロリーが消費カロリーよりも高くならないようにすることが基本です。
主食である食事を見直すことの他にも、特におやつの与え過ぎに注意するようにしましょう。
まずはおやつを含めて1日にどれだけのカロリー量を与えていたのか、を意識してみると良いかもしれません。
ドッグフードは無駄な糖分が入っていないドライフードがおすすめです。
ダイエット食としてのドッグフードもあるので活用してみるのも良いでしょう。
また、与え方もドッグフードをあげっぱなしにするのではなく時間を決めて、食べ残したものは捨てましょう。
いつまでも置いておくと空腹を覚えないので食いつきも悪くなります。
給餌表の体重に合わせた量を参考にしつつ、ドッグフードやおやつのエネルギー量から愛犬に必要なエネルギー量を飼い主さん自身で計算してあげることをおすすめします。
人間の食べ物やおやつの与えすぎはもちろんNGです。
基本的に人間の食べ物は糖分や塩分を多く含むので肥満の原因になります。
犬のおやつも、市販の多くは嗜好性を高めるために甘みが加えられていることが多く、つまりカロリーも高いものが多いです。
市販のおやつを与えていたのであれば、市販のおやつをやめて普段の食事のドッグフードの数粒をおやつとして与えるなどするだけでも、摂取カロリーが大きく変わって来るでしょう。
動物病院を上手に活用しよう
愛犬にダイエットが必要だと感じた時は、食事内容や運動量を見直すと同時に、かかりつけの動物病院で相談してみることもおすすめです。
ダイエット食や愛犬に合ったダイエット方法などを教えてくれるでしょう。
特にすでに持病がある場合やシニア犬の場合は獣医師の指示の元で行った方が良いでしょう。
「体重が増えたらダイエットする」ではなく
「太らせないこと」が大切
一般的にトイプードルの平均寿命は12~15歳と言われていますが、肥満はさまざまな病気を引き起こすだけではなく、寿命を全うできなくなってしまうこともあります。
犬の肥満に関する論文で、同じ親から生まれたラブラドール・レトリーバーの兄弟のうち、食事制限を行った場合とそうでない場合寿命に2年もの差が出たという研究結果が2002年に報告されています。
ラブラドールのような大型犬にとっての2年は人間の年齢では10歳近くに値します。
愛犬を健康に長生きさせてあげるためには、ダイエットをさせることを前提とする前に肥満にさせないことが大切なのです。
この記事のまとめ
- トイプードルの平均体重は3~4kg。
- 平均体重はあくまでも目安であって適正体重は個体によって違う
- ボディコンディションスコアをつけて愛犬の適正体型・体重を知ろう
- 肥満になる原因「カロリーオーバー」「運動不足」
摂取カロリーと消費カロリーのバランスを図ることが肥満予防に - 肥満は「関節」「糖尿病」「呼吸器疾患」「結石」その他内臓病を引き起こす原因に。寿命が短くなることも。
- 適度な運動と最適な食事内容で健康的なダイエットを。
- 急激なダイエット、食事制限だけのダイエットはNG!!
- 動物病院で相談することもおすすめ
トイ・プードルの平均体重は!?肥満は病気のもと!?ダイエットの方法を紹介 さいごに
肥満はさまざまな病気を引き起こす原因となります。
そして、肥満の原因の多くは飼い主さんによるものだと認識しておきましょう。
健康や寿命にも影響しているトイプードルの肥満。
太ったらダイエットするのではなく、日々食事量と運動量の管理を行い太らせないことを目指していきましょう。
コメントを残す