トイ・プードルの平均体重は!?肥満は病気のもと!?ダイエットの方法を紹介

自分で判断するのが難しい場合には、動物病院で診察を受ける際、理想体重を聞いてみるとだいたいの体重を教えてくれることもあります。

肥満とは?

犬の肥満は、上述のボディコンディションスコアBCS4~5の状態、個体の適正体重から10~15%以上増加していたら「肥満」と言えます。

肥満の原因

犬が肥満になる原因は主に2つあります。
1つは摂取カロリーが多いカロリーオーバー、2つ目は運動不足が考えられます。

◆カロリーオーバー

食事やおやつなどで摂取するカロリーが、普段の生活で消費するカロリー、基礎代謝を上回ることで肥満になります。

特に多いのは、可愛いからとついおやつを与えて過ぎてしまう必要量以上の食事を与えてしまうことです。

おやつや間食にもカロリーがあることを計算して給与する必要があります

◆運動不足

運動不足も肥満の原因となります。

トイプードルは小型犬なので室内遊びだけで十分と考える飼い主さんもいらっしゃいますが、元々は使役するための犬種で活発な子が多く、意外にも運動量を必要とします。

散歩は1日2回、1回につき15分~30分位が目安ですが、これに加えてドッグランなどでの自由運動や室内遊びなどを取り入れてあげることが望ましいでしょう。

運動によって筋肉量の維持することは、肥満防止に繋がるだけでなく健康面でも大切なことです。

摂取カロリーと消費カロリーのバランスを

食事やおやつで摂取したカロリーは、きちんと運動をして消費させなければ、肥満になってしまいます。
食事量(摂取カロリー)が多く、運動量(消費カロリー)が少なければ太ります。
逆に、運動量(消費カロリー)が多いのに、食事量(摂取カロリー)が少ないと痩せていくということです。

理想的な体重を維持するためには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを見ながら、食事量や運動量を管理してあげることが肥満予防に必要となってくるのです。

夏よりも冬に太りやすい

人間同様に犬も、夏よりも冬に太りやすい傾向があると言われています。

寒いので散歩に連れ出す時間が減ることで運動量が減り、さらに脂肪を蓄えやすい季節になるからだと考えられています。

肥満は病気のもと!?肥満が原因で起こる病気

人でも「肥満は万病のもと」と言われるように、犬の場合においても肥満は様々な病気を引き起こす原因になります。

肥満が原因で起こる病気① 関節の病気

一般的に小型犬は関節の病気になりやすいです。
その中でも細長い足をしているトイプードルが肥満になると、足の関節や股関節に負担がかかり痛めてしまう可能性があります。

「膝蓋骨脱臼」「股関節脱臼」「骨折」「関節炎」などを引き起こしやすくなります。

脱臼等が習慣づいてしまうと外科的処置が必要になってくる場合もありますので注意が必要です。

肥満が原因で起こる病気② 糖尿病

肥満になると糖尿病にかかるリスクが高まります。
糖尿病は全身病であり体のいたるところに症状が出ます。
ひどくなると毎日インスリンの注射を打つ必要がある病気です。

そして現在の医学では糖尿病を完治させることはできません。
糖尿病にかかると一生付き合っていく必要がある病気の、愛犬にとっても飼い主にとっても大きな負担になってしまうでしょう。

さらに、糖尿病が進行すると、さまざまな合併症(白内障、神経障害、糖尿病性腎症、肝障害など多臓器不全)を引き起こすこともあります。

肥満が原因で起こる病気③ 呼吸器の病気

体の脂肪が増えると胸の内部を圧迫したり、首回りの脂肪が気管を圧迫し呼吸がしづらくなることがあります。
「気管虚脱」「気管支虚脱」などの呼吸器疾患を起こしやすくなることもあります。
とくにトイプードルがかかりやすい病気「気管虚脱」には注意したいです。

肥満が原因で起こる病気④ シュウ酸カルシウム結石

犬の肥満は結石にもなりやすくなります。

脂肪が代謝されるとシュウ酸ができるため、摂取する脂肪分が多いことで尿中のシュウ酸濃度が高くなり、シュウ酸カルシウム結石ができやすい環境となります。
結果的に「尿路結石」や「膀胱結石」になりやすくなってしまうのです。

肥満が原因で起こる病気⑤ その他の内臓病

肥満によって血液がドロドロになってしまうと、動脈硬化や心筋梗塞など命に関わる重大な病気のリスクを高めてしまうことにも繋がります。
脳や心臓の病気は後遺症が残る場合もあり、愛犬の一生を変えてしまう恐れのある怖い病気です。

ダイエット方法を紹介

犬のダイエットは、太る原因となる食事内容と運動量を見直すことから始めてみましょう。

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