アメリカンコッカースパニエルを飼おう！！専門店の探し方

他にも、動物病院やトリミングサロン、ブリーダーなどに相談してみると情報が得られる可能性もあるでしょう。

専門店に行く前に問合せしておこう

専門店を見つけたら、アポなしで直接お店に伺うのではなく、事前に１度問い合わせを入れておくをおすすめします。

子犬へストレスが掛からないよう展示販売を行っていない専門店もあり、アポなしでは見学に応じてもらえない可能性があります。

事前に見学できる子犬がいるか、見学可能な日程などについて確認しておきましょう。

また専門店が遠方にある場合には、何度も訪問することができない旨も伝え、契約に至った場合の流れについても事前に確認しておくと良いでしょう。

子犬の選び方

信頼できるお店かどうか見極めよう

ペットブームによってペットのニーズが高まった一方で、利益のためだけに劣悪な飼育環境で無理な繁殖を繰り返すといった“悪質なブリーダーや販売店”が中には存在します。
それは、たとえ熱心な愛好家が多い犬種であるアメリカンコッカースパニエルにおいても例外ではないでしょう。

良質なブリーダーかそうでないか、自身の目で見極めることが大切です。

そのためには、実際にお店や犬舎へ見学に行く様にしましょう。

子犬の健康状態だけでなく、お店の衛生面、犬への接し方、飼育環境、適切な説明等があるかなど、全体的な印象から判断するようにしてください。

子犬の健康チェックポイント

実際に子犬に触れあう機会があるなら、子犬の健康もチェックしてみましょう。
不安がある点などについては、

◆目

目は白く濁っていないか、輝きはあるか、目やにや涙は出ていないか、目が飛び出していないか、涙やけ（目の下の被毛が茶色く変色している）はないかチェックしましょう。

◆耳

耳の内側が汚れていないか、耳から悪臭がしないかチェックをします。

◆鼻

健康な犬は寝ているときを除いて大体が湿っています。
鼻がカサカサと乾燥している場合は体調不良を起こしている可能性があります。
また鼻水が出ていないかもチェックしましょう。

◆口

歯ぐきや舌の色が健康的なピンク色をしているか、悪臭やただれなどがないか、歯のかみ合わせはしっかりしているかなどをチェックします。

◆足

小型犬は脱臼や骨折など足のトラブルが多い犬種です。
歩き方はおかしくないか、ジャンプしたときなどに痛がったりしていないか等をチェックしましょう。

◆お尻周り

お尻周りが汚れていると下痢をしている可能性があります。
子犬の体調不良には下痢が多いのです。
下痢をしていてもペットショップなどでは早く売ってしまいたいという販売意識から特に何も言わず展示していることが多いので、こちらのチェックが重要です。

◆全体のチェック

子犬を見学に行くと、子犬の生後日数によっては直接触れ合う機会を持たせてくれることがあります。
実際に抱っこして触れ合ってみた印象も確認してみるのも大切ですが、子犬が自然にしている姿を見て全体をチェックすることも大切なことです。
健康的な様子であるか、不自然な様子はないか、被毛に艶はあるか等体つき全体のチェックもしましょう。

遺伝性疾患について確認しておこう

アメリカンコッカースパニエルは遺伝性疾患の多い犬種の１つです。

特に眼疾患が多く70～80％が遺伝性の眼疾患であると言われています。
他にも皮膚疾患、難聴、てんかん発作などの神経疾患、股関節形成不全などの遺伝性疾患にも気を配らなければならない犬種です。

こういったことを踏まえ、より良質なブリーダーなどでは遺伝性疾患のある子を繁殖から外して健康的な子犬を繁殖するように努力されています。
専門店においても、繁殖から手掛けている場合にはそういった対策を行っていたり、子犬を厳選して取り扱っていたり遺伝性疾患の検査を行っていることが理想的です。

そのため、見学に行った際には「アメリカンコッカースパニエルの遺伝性疾患」に対して、どういった対策を取っているのか確認してみることをおすすめします。

優良なブリーダーや専門店ほど、子犬たちが犬生をより健康的に全うできるよう対策を取っているものです。

【参考】アメリカンコッカースパニエルの遺伝性疾患

• 逆睫(しょう毛)
• チェリーアイ(瞬膜が飛び出す)
• 網膜はく離
• 若年性白内障・緑内障
• 皮膚疾患
• 難聴
• てんかん発作などの神経疾患
• 股関節形成不全
• 突発性激怒症候群（レイジシンドローム）　など

この記事のまとめ

アメリカンコッカースパニエルを飼おう！！専門店の探し方　さいごに

いかがでしたでしょうか。
アメリカンコッカースパニエルをこれから探そうって時にぜひ参考にしていただければと思います。