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スタンダードシュナウザーの基本情報
ミニチュア・スタンダード・ジャイアントと3種類あるシュナウザーのうち、元々の原型に当たるのが、スタンダードシュナウザーになります。
ルックスはミニチュアシュナウザー同様、おじいさんのような口髭や眉毛が特徴の、チャーミングな犬種です。
人間と同じ頭脳を持つとまで呼ばれる賢い犬で、猟犬としてだけでなく、警察犬や護衛犬としてなど、古くから人々と共に生き、愛されてきました。
ミニチュアシュナウザーは、2016年にはジャパンケネルクラブの登録数が、7位で9,794頭なのに対し、スタンダードシュナウザーは、リストに載っていないほど、日本では珍しい犬種になります。
スタンダードシュナウザーの歴史
スタンダードシュナウザーはドイツ生まれ
スタンダードシュナウザーはドイツでも、かなり古い歴史を持つ犬種になり、15〜16世紀の絵画や彫刻に既に登場しています。
南ドイツで生まれたとされていて、当時は「ピンシャー」と呼ばれ、農場犬として害獣駆除や、牧羊犬、番犬などとして活躍しました。
そして、全く違う犬種に見えますが、スタンダードシュナウザーとジャーマンピンシャーは、同じ母犬から誕生した兄弟なのです。
スタンダードシュナウザーの名前の由来
1879年にドイツで「インターナショナル ドッグショー」が行われました。
その時、登場したのがスタンダードシュナウザーなのですが、当時は、ワイヤー・ヘアード・ピンシャーの名前でした。
そして、そのショーで見事優勝した犬の名前が「シュナウザー」だったことから、スタンダードシュナウザーの名前が生まれたといわれています。
ちなみにシュナウザーとはドイツ語で「ヒゲ」を意味します。
スタンダードシュナウザーの特徴
- 大きさ:中型犬
- 体重:14.0〜20.0kg
- 体高:45.0〜50.0cm
- 被毛の種類:ダブルコート
- 被毛の長さ:長毛種
- 被毛の色:ソルト&ペッパー ブラック
スタンダードシュナウザーはミニチュアシュナウザー同様、トリミングが必要になる犬種になります。
スタンダードシュナウザーの性格・気質
スタンダードシュナウザーの性格・気質➀ 番犬なら任せて!
ミニチュアシュナウザーは愛玩犬の気質が強いのですが、スタンダードシュナウザーは、少々、元々の番犬として働いていたときの気質が残っており、家族には従順な温厚さを見せるのですが、知らない人には吠えてしまう傾向があります。
番犬には最適なのですが、無駄吠えをするようになっては大変なので、きちんとしたしつけをする必要があります。
スタンダードシュナウザーの性格・気質② 人と働くのが大好き!
長い歴史の中、いろんな場所で人とともに働いてきたスタンダードシュナウザーは、物覚えも早く、人と何かをすることが大好きな犬種です。
一緒に何かをすることでコミュニケーションを取ろうとし、常に、飼い主さんの役に立とうと考えてくれるのが、スタンダードシュナウザーの良さになります。
スタンダードシュナウザーの性格・気質③ 少々頑固なのは見た目通り?!
おじいさんのような見た目のスタンダードシュナウザーですが、見た目通り?少々頑固な傾向があります。
賢い犬ですので、自分が違うと思ったことは、テコでも動こうとしません。
一方、頼もしいくらい毅然とした態度をとり、忍耐力も相当あります。
そういう人間っぽいところが、魅力の1つなのかもしれませんね。
スタンダードシュナウザーの性格・気質➃ 賢さはお墨付き
スタンダードシュナウザーは、警察犬にもなれるくらいの頭脳を持ち合わせています。
順応性も良く、教えたことはすぐに覚えます。
また、体を動かして遊ぶことが大好きなので、遊びながらしつけトレーニングをすることで、さらに覚えが早くなります。
1つ注意したいのは、賢いということは、人がすることをちゃんと見て、マネをします。
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