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犬を譲りたいとき(手離したいとき)
犬を手離さなければならない理由はさまざまです。
最近では特に、高齢者の飼い主が病気や入院などで飼育困難になったり、死亡によって飼い主を失ったりして、保護団体に保護され里親を探すケースが増えています。
また転居先がペット不可、結婚や出産などの環境の変化による飼育困難、子供のアレルギーなどの理由から新しい飼い主を探す場合もあります。
飼い主や保護主にとって譲りたい犬がどんな犬であっても、一日も早く新しい飼い主を見つけて幸せになって貰いたいという気持ちは同じです。
里親希望者が多いのはどんな犬?
・純血種の子犬
里親希望者が一番多いのが純血種の子犬ですが、純血種の子犬の里親を公開募集しなければならないことはまずありません。
一般家庭で生まれた純血種の子犬であれば、近親者や友人知人、犬仲間などに知らせるだけですぐに新しい飼い主を見つけることができるでしょう。
親しい間柄なら譲渡後の子犬の近況も知ることができ、安心して子犬を託すことができます。
・純血種の成犬
純血種の成犬の希望者は少なくありませんが、純血種であっても老犬や大型犬、既往症や身体的不具(耳が聞こえない・目が見えない・四肢変形など)がある場合は希望者が激減します。
公開募集をする場合は譲渡後のトラブルにならないためにも、年齢や現在の身体・健康状態、性格や癖など詳細を説明し了承を確約した上で、明確な契約書を交わして譲渡しましょう。
引越しや飼い主の急病などで早急に譲渡先を探す必要がある場合、個人での募集では期限までに見つからない場合もあります。
どうしても期限内に見つけられないときは、保護団体に相談し犬を団体に託して募集をかけてもらうこともひとつの方法です。
・雑種の子犬
雑種の子犬も一定の希望者はありますが、いずれは中型犬以上の大きさになることを了承してもらった上で譲渡することが大切です。
子犬特有の可愛い時期は短くすぐに大きくなります。
母犬を見てもらうか、写真を公開して成犬になったときのイメージを掴んでもらうことも必要です。
・雑種の成犬
里親希望者が一番少ないのが雑種の成犬です。
近親者や友人知人にお願いして引き取ってもらうのが一番ですが、公開募集ではすぐに希望者を見つけるのは難しいかもしれません。
時間がかかることを覚悟して長期戦で希望者を待つ必要があります。
また、最近では有料の老犬ホームや終身預かりホームなども増えています。
高額の費用はかかりますが、どうしても里親希望者が見つからない場合には、このようなホームに犬を託すことも飼い主の最後の責任です。
里親希望者が見つからないからと安易に保健所に持ち込むのは止めましょう。
動物愛護法の改訂により、現在保健所では人間の都合によるものや、老齢や病気などの理由による持ち込みは受け付けていません。
犬を譲るにはどんな方法があるの?
犬を誰かに譲るには身近な人に譲るのが一番安心できる方法ですが、身近に譲渡先が見つからない場合にはどんな方法で里親希望者を探せばいいのでしょうか。
・動物病院にお願いしたり、待合などに張り紙をさせてもらったりする。
かかりつけの動物病院があれば、獣医師さんや看護師さんにお願いしておきましょう。
獣医師さんや看護師さんは毎日多くの飼い主さんと接触しています。
犬を飼いたい人を紹介してもらえる可能性があります。
動物病院の待合室は動物好きな人の集まりです。
待合の掲示板などに写真付きで飼い主募集の張り紙をさせてもらうのも有効です。
・ミニコミ紙などのペットコーナーなどに掲載する。
各家庭に定期的に配布されるリビング紙などには必ずペットコーナーが設けられています。
ペット譲りますコーナーもありますから掲載してみましょう。
リビング紙は配布地域が限定されているので、比較的近隣で里親希望者を見つけることができます。
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