犬に元気がないとき
単純に、犬に元気がないといっても、いろいろな症状があります。
いつもみたいに家中を元気よく走らないけど、食欲はあるという場合や、寝てばかりで食欲さえもないのか、食事もしたがらないなどケースは様々です。
いずれにしろ犬は、本能的に体調が悪かったとしても、とにかくそれを隠そうとします。
なので、飼い主さんの目から見て、元気がないとわかるときには、必ずそこには何か元気がなくなる原因があります。
まず、愛犬の普段の行動をよく観察し、些細な変化にも気づけるようにすることが大切です。
犬に元気がなくなる理由として考えられるのは、
- 体調不良
- 体のどこかにケガをしている
- 精神的に不安定
- ストレスがある
などが原因として考えられます。
また、シニア犬になってくると若い頃と違い、動きも鈍くなってきますし、睡眠時間も長くはなります。
でもそれと、元気がなく動きたがらないというのは全く違います。
シニア犬になってくると、体調の変化に気づくのが難しくはなりますが、それでも犬が出すサインは何かしらありますので、十分観察をすることです。
よくある症状毎に、原因と対処法をご紹介していきますので、愛犬に元気がないなというとき、ぜひ参考になさってみてください。
犬に元気がないけど、食欲はある
犬に元気はないけど、食欲はあるという場合、考えられる原因がいくつかあります。
多い原因としては、
- 夏バテ
- 関節炎
- 体のどこかにケガをしている
などがあります。
犬の健康チェックポイント!
まず、体全身をくまなく触ってみて、どこか痛がるようなところがないかをチェックします。
そして、関節をゆっくり曲がる方向に曲げてみて、痛がらないかみてみます。
また、季節的に夏バテの時期であれば、犬の人同様、夏バテになりますので、それらの原因も疑う必要があります。
同時に、毎日のおしっことうんちの状態も確認してみて、おしっこの量の増減や下痢がないかもチェックします。
漠然と元気がないだけに見える場合、1週間ほど様子を見て、食欲が落ちてきたり、症状がやはり回復しないときは、病院に連れて行くようにしましょう。
犬に元気が無く、食欲もない
犬によっては結構なグルメ犬で、同じご飯でも、「飽きた〜!違うの食べたい」と、ご飯を食べることをボイコットする犬も存在します。
ただしその場合、ご飯は食べませんが、元気はあります。
問題は、元気がなく、ご飯も食べないことです。
この場合多い原因は、
- 消化器系の病気(胃や腸、腎臓、膀胱など)
- 歯周病や虫歯
- 精神的ストレス
- パルボウィルス・ジステンパーなどの感染症
などがあります。
犬の健康チェックポイント!
まずは、わがままで食べないのか見定める必要があります。
また、下痢や嘔吐はどうでしょうか。
元気が無く、食欲不振で嘔吐や下痢があるという場合は、多くの場合、何かしらの病気になっています。
ときに、急を要する状況の場合もあるので、そういった場合は迷わず、病院へ急ぎます。
嘔吐と下痢など、食欲がない以外症状がない場合は、ドライフードをお湯でふやかしてあげてみましょう。
粒が大きすぎて食べられなかったりする場合があるのと、犬の口内環境が悪く、歯周病や虫歯に侵されている場合、食べたくても食べられないということがあります。
そのため、まず、柔らかくしたら食べられるのかをチェックしてみます。
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