これだけは辞めさせたい!ヨークシャーテリアの気になる癖とは?

特に無駄吠えは、ご近所間でトラブルに発展する事案も多いです。
単なる癖として認識するのではなく、互いに嫌な思いをしない、気持ちよく共存するために、気になっている方はきちんと考えてさっそく行動に移しましょう。
何もしないといつまでも問題は解決しません。

しつけの必要性

犬のしつけとは、犬が人間社会の中で暮らしていくためにマナーを学ばせることです。
人間に噛みついたり飛びかかる、夜中にうるさく吠える、何でも噛むといった行動を放置していると、飼い主やそれ以外の人に怪我をさせてしまったり、迷惑をかけてしまうことになるでしょう。

また、しつけは大切な愛犬の命を守ることにも直結していきます。
道路に走っている自転車や自動車、自宅内の階段や台所など犬にとって危険なものが多く溢れています。

そこで、人間社会の中で犬と人それぞれが安全に生きていくために、人間社会のルールを教えてあげるという意味があるのです。

ヨークシャーテリアの気になる癖 ①吠え癖

吠え癖について

吠え癖は、最もご近所トラブルにも発展してしまいやすい犬の問題行動となります。
特にヨークシャーテリアは、比較的吠えやすい傾向があると言われているため、早目に対処しなければなりません。

吠える原因を探ろう

無駄吠えに関しては、まず吠えるその原因を突き止めなくてはなりません。
原因を究明して、適切な躾を行えば必ず良くなります。
犬が吠える理由には以下の様なものがあります。

  • 縄張り意識や警戒「誰!?/何が起きてるの!?…」
  • 欲求不満や要求「遊んで/おやつちょうだい…」
  • 不安や恐怖「怖い!/いやだ!…」
  • ストレス「イライラ/発散したい」
  • 興奮「楽しい!/止められない!!…」

該当する吠える原因に心当たりがあれば、それに合わせて対処していくことが必要となります。

吠え癖への対処法

基本的に、犬は何の前兆なしで吠えることはありません。
耳を立てるあるいは寝かせる、尻尾を巻き込む、じっと同じ方向を見つめる、飼い主のことを見つめてくるなど何らかのサインを示しているはずです。

吠えると分かっている状況が事前に予測できる場合はこちらが先回りして対応をしてあげることによって、無駄吠えとして癖づくことを回避することができます。

吠えるサインが見られたらお座りの指示を出す、時にはおやつやおもちゃで意識をそらすことも良いでしょう。

吠え癖への基本的な対処法をいくつか紹介します。

◆“お座り”などの指示で落ち着かせる

警戒や恐怖心、興奮などから吠えている時は、気持ちを落ち着かせてあげることが大切です。
吠えている時に冷静な声で“お座り”や“伏せ”を指示しましょう。
伏せは姿勢の関係上吠えにくい体勢ですので効果的です。
吠えて興奮している状態から一旦気持ちを切り替えることが目標です。

指示を出しても興奮が収まらない場合には、話しかけることで興奮を煽ってしまっているのかもしれません。
そんな時には無視をしてその場を離れ、犬が落ち着くのを待つのも時に効果的なことがあります。

◆要求には応えない

「遊んで」「おやつちょうだい」「散歩連れて行って」など、要求のために吠えている場合には、要求には応えないことが原則です。
要求に応えてしまうと「吠える=要求が通る」と認識させてしまい、また吠えるようになり、結果吠え癖となってしまうでしょう。

◆社会性を身に付ける

社会化が不足していると「知らないもの」が増え、警戒や不安から吠える対象が増えてしまうことになります。
できれば子犬期から様々な経験をさせてあげることが大切です。

◆ストレスをためない

ストレスの原因が何なのか、その原因に対処していくことが大切です。
例えば運動不足が原因なら散歩量を増やす、コミュニケーション不足が原因なら一緒に遊ぶ時間を増やすということです。

吠え癖への間違った対処法

NG◆オーバーリアクション

多くの飼い主さんがやりがちな対処法です。
吠えている愛犬に向かって「○○ちゃん!!シー!」「うるさい!」などと感情的に叱ったりしていませんか?
吠えている時に飼い主が過剰に反応してしまうと「吠える=かまってもらえる」と認識してしまいますので、無駄吠えが収まるどころかひどくなることになるでしょう。

NG◆叩くなどの体罰

吠える愛犬がうるさいからと、体罰は絶対に与えないようにしましょう。
愛犬との信頼関係が崩れてしまったり、防衛のため攻撃に出ることもあるかもしれません。
ただ口で叱ってもまるで聞こえていないように吠え続けるなんてこともありますよね。
気付かせるために叩くなんて人もいるかもしれませんが、それでも体罰はNGです。
そんな場合には、視界に入り込んで指示を与えたり、あえてその場を離れてみるのが有効な場合もあります。

ヨークシャーテリアの気になる癖② 噛み癖

噛み癖とは

これも、よくある犬の問題行動になります。
犬にとって噛む行為は意思表示の1つでもあり、怖い時や驚いた時、エサや好きなおもちゃを取られないように守りたい時、妊娠中や極度のストレス状態の時などに噛む行為が見られます。

犬は本来、産まれて4週から7週の間は母や兄弟と生活しながら愛情や犬社会を学ぶ時期にあたり、兄弟でじゃれあったり母犬に怒られたりすることで、噛むと痛い事や加減を学んでいきます。
ですが、ペットショップなどで売られている子犬の中には比較的早いうちに母や兄弟と離され、十分な学びをせぬまま成長してしまい、結果的に情緒が安定せずに不安から噛んでしまう犬になってしまう事があります。

ヨークシャーテリアは超小型犬とは言っても、本気で噛めば物を壊したり人の手を傷つけることもあり、噛み癖を放置するのは危険です。
そこで子犬の時から飼い主さんが噛むことはいけないことだときちんと教えてあげなくてはいけません。

噛み癖の原因

ヨークシャーテリアの噛み癖に対処する前には、まずどんな時に噛んでいるのか噛む原因を知る事です。
やみくもに叱るったりしつけを強行するのではなく、犬の気持ちに寄り添ったしつけを行っていくことによって、飼い主に対しての信頼度も高まるでしょう。

  • 子犬の甘噛み
  • 遊びの延長
  • 「嫌だ!!」「怖い」の意思表示
  • 本能的な反応
  • ストレス

噛み癖への対処法

◆手を噛ませて遊ばない

手を使って遊んでしまうと、子犬にとって『手=噛んでもいいもの』と認識してしまうことがあります。

子犬のうちはそれほどの噛む力はありませんが、成犬になればたとえ超小型犬でも噛む力はそれなりにあります。
特に遊んでいる時は夢中になって徐々に興奮度もあがりますので、じゃれているうちについ強く噛まれて流血してしまったという事も少なくはありません。

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