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噛まれてケガなどしないためにも、子犬と遊ぶ時は手や足を使って遊ばず、おもちゃやロープなどの噛んでもいいものを使って遊びましょう。
また、遊びの最中に手を噛んできた場合には、噛むことはいけないことだと教えるためにも、『痛い!』『あっ!!』などの端的な言葉を使って叱り、遊びを中断しましょう。
それでも愛犬が落ち着かない場合には、目を合わさずその場を離れるといった方法をとります。
そうすることで、『噛む=遊んでもらえない』と認識していくようになります。
◆噛む原因自体に対処する
例えばブラッシングしようとすると噛むといった場合には、ブラッシングに嫌悪感を抱いているということになります。
それでも必要な事だからと強行しようとすると、余計に嫌がり噛むようになっていくでしょう。
ブラッシングは楽しいと思ってもらえることが大切です。
たくさん褒めたり、おやつなどを使っても良いので、ブラッシングの時間を犬にとって楽しい時間にしてあげるよう工夫してみましょう。
このように特定のものを嫌悪し噛むといった場合には、その事に対処していく必要があります。
また、お手入れを嫌って噛むといったことを防ぐためにも、普段から口の中や足先・足裏、お腹、尻尾など身体のいたるところまで触ってスキンシップをとっておくようにしておくようにすると、お手入れもスムーズに行えるようになっていくでしょう。
◆噛んでもいいおもちゃを与える
ストレスやイタズラによる破壊行動がある場合には、噛むおもちゃを与えてあげると良いでしょう。
犬は噛んでもいい物と噛んではいけない物なのかを自分で判断することはできません。
基本的には噛んではいけない物は犬に届く場所に置かず、噛んでいい物を与えてあげるようにしましょう。
噛み癖への間違った対処法
NG◆オーバーリアクション
噛んではいけないものを破壊されてしまった時、「あ~!!○○ちゃん、噛んだらダメでしょ~」などと、オーバーなリアクションを取ってしまう気持ちは分かりますがオーバーリアクションはNGです。
飼い主さんのオーバーなテンションを見て、「かまってくれた」「飼い主も共感している」と勘違いしてしまいより興奮させてしまうことになるでしょう。
叱るときは、短く低く声で叱りましょう。
「あ!!」「痛い!!」など端的な言葉を低い声で使うようにしましょう。
無視することが効果的なこともあります。
飼い主さんは感情的にならず冷静に対処していくことが大切です。
NG◆噛む原因を間違えて対処すること
噛む原因に対して間違った対処法行う事は、噛み癖を助長させたり、愛犬からの信頼を損なうことに繋がってしまうでしょう。
例えば、ブラッシング中に噛まれた時、「痛い」と叱って無視をするという対処法を取り入れてしまったら、「噛んだらやめてくれる。また噛もう」と理解させてしまうことになるでしょう。
また、ストレスからの噛み癖に叱るといった対処を取ってしまうと、可愛そうですし信頼を損なってしまうかもしれませんよね。
噛む原因を正しく見極め、適切な対処方法を瞬時に判断して行っていくことが大切なのです。
NG◆叩く・マズルコントロールなどの体罰
噛まれたからと言って感情的に怒鳴りつけたり、叩いたりする体罰や犬のマズルをつかむマズルコントロールは効果がありません。
飼い主さんの手にトラウマを抱いてしまうようになり、触ろうとするだけでまた噛んでしまうようになってしまう可能性があります。
犬にとって人の手には良い印象を持ってもらわなければなりません。
しつけ教室の利用も検討しよう
噛み癖や吠え癖は他人にも迷惑をかけかねない犬の問題行動となるため、状況に応じてしつけ教室などを利用することも検討してみると良いでしょう。
ただし、しつけ教室に通っている方のお悩みで、もっとも多いのが「躾け教室の先生の言うことは聞くのに、私(飼い主)の言うことは聞かない」という悩みです。
しつけ教室で先生の言うことを聞いている愛犬を見て安心するのではなく、自宅でも同じようにできなければなりません。
しつけ教室は犬がしつけられるだけの場所ではありません。
飼い主さん自身犬との接し方をしっかりレクチャーしてもらうようにしましょう。
この記事のまとめ
- ヨークシャーテリアの飼い主さんの悩みの多くは「噛み癖」や「吠え癖」
- 吠え癖・噛み癖はその原因を探って原因に合わせた対処を
- 吠え癖への対処法
「“お座り”などの指示で落ち着かせる」
「要求には応えない」
「社会性を身に付ける」
「ストレスをためない」 - 噛み癖への対処法
「手を噛ませて遊ばない」
「噛む原因自体に対処する」
「噛んでもいいおもちゃを与える」 - 吠え癖・噛み癖へのNG対処法
「オーバーリアクション」(吠える=かまってもらえる)と勘違いさせてしまう可能性がある
「叩くなどの体罰やマズルコントロールなど」信頼関係を崩す結果に
「原因に対し間違えた対処をすること」
これだけは辞めさせたい!ヨークシャーテリアの気になる癖とは? さいごに
吠え癖、噛み癖などの悪い癖は、癖づくほどに正すのにかなりの時間と根気が必要となってくることになるでしょう。
噛む・吠えるの行動を繰り返すたびに、癖となっていき、それを正すにはそれ以上の時間がかかってくることになります。
ヨークシャーテリアはテリア種だけに、吠え癖、噛み癖がつきやすい犬種ではありますが、育て方次第ではそういった問題行動に悩まされない子にもなります。
できるだけ癖付いてしまう前に対処していくことが大切です。
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