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しかし、すぐに連れて行くことができない、症状が軽く他の症状もないといった場合には、食事の時の1回に与える食事の量を減らしてみましょう。
成犬時の下痢であれば絶食を勧められることもありますが、子犬のうちの絶食はおすすめできません。
子犬期は大切な成長期であり、かつ体力も低いことから、子犬期は絶食はせず、少量を回数を増やして与えてあげると良いでしょう。
そうして腸にかかる負担を軽くしてあげることで症状が落ち着くようであれば、経過観察しても大丈夫でしょう。
それでも症状が治まらないといった場合には、やはり早めに動物病院で診察してもらうようことをおすすめします。
子犬の下痢を予防するには?
子犬の下痢には様々な原因があるため、完全に予防することは難しいかもしれません。
それでも、ストレスを軽減したり、食事に気を付けるといった、すぐにでもできる予防法もあります。
下痢の予防策① 子犬が落ち着ける環境を整える
環境の変化によるストレスを軽減するためにも、子犬が落ち着ける環境作りを心掛けてあげましょう。
リラックスできるベッドを準備してあげたり、ハウスの配置なども考慮してあげた方が良いでしょう。
また、あらゆる環境に慣れさせる「社会化」を身に付けることも、下痢のひとつの予防法になります。
下痢の予防策② 食事内容に気をつける
まずは、適切な量の食事を与えることが大切です。
ドッグフードを変更するときには突然変えるのではなく、割合を増やしつつ少しずつ変えていくようにすると良いでしょう。
また食器は使う度キレイに洗うといった当たり前の作業も忘れずに。特に、給水ボトルは不衛生になりがちなので注意しましょう。
下痢の予防策③ 安全で快適な飼育環境を
子犬の飼育スペースは、安全かつ快適な環境を整えてあげましょう。
適切な室内温度を保ち、寒さ対策・暑さ対策もしっかり行ってあげましょう。
湿度管理も忘れずに。
また、誤飲誤食しそうな物は子犬の届く場所に置かないようにしましょう。
子犬期はとにかく好奇心旺盛で、コードやゴミ箱、とにかく何でも噛んでイタズラすることもあるため、誤飲事故を防ぐためにも飼育スペース付近に余計な物は置かないようにしておくと良いでしょう。
下痢の予防策④ 定期的な健康診断やワクチン接種を
定期的に動物病院で健康診断を行い、下痢の原因となるような病気を早期に発見して早期に治療を開始することも大切です。
また、ワクチン接種などの予防医療を受ける事も大切です。
下痢の予防策⑤ 下痢をしやすい子は整腸剤の常備も
子犬は下痢を起こしやすく体調も不安定です。
成犬でもストレスや冷えなどから下痢を起こしやすいといった子もいます。
そういった下痢を起こしやすいという子の場合、あらかじめ動物病院で整腸剤を出しておいてもらうことをおすすめします。
また、人間用のビオフェルミンも代用することも可能です。
人間用のビオフェルミンを与える場合の量は、子犬の体重で調整してあげてください。
パピヨンの子犬となると、1/10~1/15錠と極々少量になるでしょう。
できれば食後が良いですが、難しい場合には食事に混ぜて与えると良いでしょう。
いずれにしても、動物病院に一度相談されることをおすすめします。
もちろん病院で処方してもらったお薬があればそちらを優先して飲ませてあげてくださいね。
この記事のまとめ
- パピヨン子犬が下痢をする原因
「環境に変化によるストレス」
「食事」食べ過ぎ、急な変更、アレルギーなど
「体の冷え」
「誤飲誤食」
「食糞」
「寄生虫」
「感染症や細菌感染」パルボウイルス、大腸菌やサルモネラ菌など - 子犬期は下痢をしやすい時期ではあるが急変の可能性もあるため軽視しないこと!!
- 下痢以外の症状もみられる場合は直ぐに動物病院へ
- 下痢をした時
「便の状態を観察」
「犬の様子を観察(他の症状はないか)」
「新鮮な便は診察用にとっておく」
「症状などはメモしておく」 - 下痢の排泄物を処理する時は、落ち着いて処理すること。
「子犬を安全な場所へ避難させ、排泄物に直接触れないよう注意!!」
パピヨンの子犬が下痢をしたら?原因とその対処法を知っておこう さいごに
下痢をしたとき以外でも、普段から便の状態はよくチェックしておくようにしましょう。
排泄物には体の状態が表れるため、体調管理をしていく際の参考になります。
また、子犬の時期は、環境や気温の変化で体調を崩しやすくデリケートなときです。
とくにパピヨンは寒さに弱いので、気をつけてくださいね。
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