パピヨンの子犬が下痢をしたら?原因とその対処法を知っておこう

この場合たいていは一過性のもので、数日経てば自然におさまりますが、あまりにも長く続くようであれば、動物病院で相談してみたほうがよいです。

下痢の原因② 食事

子犬の場合、食べ過ぎで下痢をすることも、非常によくあるケースです。
また、今までと違うドッグフードに変えたときや、成分が体に合わないとき、保管状態がよくなかったりした場合も消化不良を起こして、下痢になりやすくなります。
食物アレルギーによって下痢を生じるケースもあります。

下痢が止まらなかったり、血便が混じっていたりするようであれば、動物病院で診察を受けたほうがよいです。

下痢の原因③ 体の冷え

犬も体が冷えることによって下痢を引き起こします。
体が冷えて体温が下がることで腸の働きが低下し、結果、下痢を起こしやすくなるのです。

体が濡れたままにしない、寒い季節は毛布を敷いてあげる・服を着せるなどして体が冷えないように気をつけましょう。

下痢の原因④ 誤飲

好奇心旺盛な子犬期は異物を誤飲してしまうことが多い時期でもあります。
散歩中に落ちているものを誤飲したり、舐めてしまったりしたせいで下痢をすることも少なくありません。
ゴミや観葉植物、虫、土などありとあらゆるものを口にしてしまうことがあり、それによって胃腸不良を起こしてしまい、ひどい場合には腸閉塞を発症することもあります。

下痢の原因⑤ 食糞

子犬期は食糞しやすい時期でもありますが、食糞が下痢の原因となっている場合もあります。

下痢の原因⑥ 寄生虫

子犬は寄生虫に寄生されやすいため注意が必要です。
寄生虫はほかの犬の排泄物や、土壌に潜んでいるため、散歩のときに感染することもあれば、母犬の胎内や母乳から感染することもあります。
とくに回虫や鉤虫が寄生すると貧血や下痢になり、ときには血便が出ることも。

長く続くとほかの病気にもなりやすくなってしまうので、獣医師の指示のもと駆虫薬を服用するようにしましょう。

下痢の原因⑦ ウイルス感染や細菌感染

感染症で最も一般的な症状のひとつに下痢があります
その中でも代表的な感染症が「パルボウイルス」です。

子犬は特にパルボウイルスに感染しやすいため、ワクチン接種時期が来たら必ずワクチンを受けさせる必要があります。

また、大腸菌やサルモネラ菌などの細菌感染によっても下痢を起こします。

子犬が下痢を起こした時の対処法

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病院へ行くべきかの判断基準は?

子犬の時期は下痢を起こしやすい時期ではありますが、体力や免疫力が低い子犬にとって下痢は決して軽視できません。

症状が急変しやすく、場合によっては命に関わることにもなるので、動物病院で診てもらうようにしましょう。

症状が軽い・下痢以外の他の症状がみられない場合では緊急性はないと考えられますが、嘔吐や元気がないといった他の症状がある場合には早急に動物病院へ連れて行ってあげましょう。

子犬が下痢をした時にしておくこと

◆便の状態を観察してみる

便の状態を観察してみましょう。
通常よりも軟らかい「軟便」か、泥のような「泥状便」、水のような「水様便」なのか、また便の色や便に虫や血が混じっていないか、ゼリー状でないかなど、観察してみましょう。

※ゼリー状の便って?
ゼリー状の便は「粘液便」とも呼ばれ、大腸に異常があるときに起こる下痢の特徴で大腸の粘液が下痢と一緒に出ている状態です。
ゼリー状の下痢を起こす原因は、食事やストレスなど一過性のものが多いですが、病気が原因で起こる場合もあります。

◆犬の様子を観察する

元気がない、嘔吐など他の症状が見られないかなど、いつもと違うことはないか愛犬の様子を観察しましょう。

◆新鮮な便は取っておく

動物病院へ下痢で診察に行くと、糞便検査をすることになります。
あらかじめ新鮮な便を持って行くようにすると良いでしょう。

◆症状などをメモしておく

便の状態や頻度、他の症状がないかなど気が付くことはなんでもメモしておきましょう。
便の軟らかさや色、臭いや量を記録しておくようにしましょう。
そうすることで症状がより具体的に伝わりやすくなり、動物病院での診察時に役立ってくるでしょう。

下痢をした時の処理方法

パピヨンの子犬が下痢をしてしまったら、飼い主さん自身が慌てず落ち着いて対処するようにしましょう。

まずは子犬が下痢を踏んでしまったり、お掃除の妨げになってしまうのを防ぐため子犬は安全な場所へ避難させましょう。
その後、速やかに排泄物の処理をします。

この時、下痢の原因が寄生虫であった場合は、人に感染してしまうことがあります。
例えば手の傷に触れてしまった場合、そこから感染するおそれがあるのです。
処理をする際、排泄物に直接触れないよう注意し、処理後は手洗いをしっかりと行いましょう。

◆子犬が汚れてしまったら?

子犬のお尻廻りや体が汚れてしまった場合には、綺麗にしてあげるようにしてください。
濡れタオルやノンアルコールタイプなど犬の体に優しい保湿成分などが含まれているウェットティッシュを使ってふき取るか、汚れがひどい場合にはぬるま湯で汚れた部分だけ洗い流してあげると良いでしょう。
その際は、しっかりと乾かすようにして、身体を冷やさないように注意しましょう。

◆多頭飼いの場合

他の犬が排泄物に近づけないように気をつけておきましょう。
ウィルス性や寄生虫が原因による下痢である場合には、他の犬に移ってしまうこともあるためです。
念のため診察結果が分かるまでは、他の犬とはトイレは別に、できることなら別々に過ごせるようにした方が良いでしょう。

すぐに病院へ連れて行けないときは?

下痢に伴い嘔吐や元気がないといった他の症状が見られる場合には、できるだけすぐ動物病院へ連れて行くようにしましょう。

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