パピヨンの成犬のサイズと成長過程の注意点

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切り替える際には、新しいフードにアレルギー反応を示すこともあるため、1週間~10日ほどかけて新しいフードの割合を少しずつ増やしていき、食いつきや便の状態を見ながらゆっくり切り替えていくようにしましょう。

【注意点② 去勢・避妊手術について考えよう】

通常生後6カ月を過ぎた頃から、去勢・避妊手術が受けられるようになります。
将来、繁殖の予定がない場合には、去勢・避妊手術を良く検討しておきましょう。

去勢・避妊手術は、病気の予防にも繋がります。
特にオスの場合、性ホルモンが増え始める1歳になるまでに去勢手術をしておくことで、オスらしい気性や習性(マーキングなど)を防ぐことができるでしょう。

【注意点③ しつけはこの時期までに】

犬のしつけは幼犬期から徐々に始めていき、できるだけ1歳までに済ませておくことをおすすめします。

1歳以降でもしつけは可能ですが、1歳までは学習への好奇心も持っていますので、最もしつけやすい期間となります。

おすわり・ふせ・マテなどの愛犬を守るためのしつけは欠かさず行っておきましょう。

1歳~7歳(成犬期)

この時期になると一人前の成犬です。
人間の年齢で言うと15歳~44歳程の年齢に相当します。

特に1歳~4歳頃までは最も体力的や精神的にも安定する時期となり活発な期間です。

通常、これ以上サイズが変わることはありません。

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【注意点① 体と健康の維持】

成長期を終え成犬へと成長した後は、維持期に入ります。
体型を維持するようにし、体重管理をしっかりと行っていきましましょう。

パピヨンは太りやすい体質ではありませんが、餌やおやつの与えすぎや運動不足は肥満の原因になりますので、気をつけておきたいところです。
肥満になると、胴体のまわりを触ったときに、肋骨の感触がわからない、また、上から見るとくびれがないという状態になっています。

肥満はさまざまな病気を引き起こす原因となるため注意が必要です。

7歳~(シニア期)

一般的に犬は7歳を超えるとシニア期(高齢期)と呼ばれています。
個体差もありますが、徐々に寝ていることが増えた、散歩に行きたがらなくなった、白髪などの老化の症状が徐々に見え始める時期です。

人間の年齢で言うと48歳~に相当します。

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【注意点① 食事】

シニア期と呼ばれる7歳を超えるとシニア用のフードへの切り替えを検討していきましょう。

老化によって活動量が減り1日に必要とするエネルギー量も減るため、成犬用フードを与え続けてしまうと肥満の原因になってしまいます。

ただし、老化には個体差があるため、まだまだ元気な早期にシニア用フードに切り替えてしまうと、栄養不足なってしまうこともあります。
愛犬の活動量や健康状態を見ながら、獣医師に相談の上で切り替えていくと良いでしょう。

また、老化に伴い食欲の減退や水分摂取量が落ちてしまうことがあります。
再びドライフードをふやかすなどして食事と水分を摂取させてあげるようにしましょう。

【注意点② 定期的な検診を】

これまで健康的に過ごしてきたパピヨンであっても、シニア期に入ると病気になりやすくなります。

犬は体の不調を隠してしまうこともあるため、日々愛犬の健康状態をチェックするとともに、病気の早期発見早期治療に努めていきましょう。
少なくても年に1回、さらに高齢になれば年に2回を目安に定期健診を受けることをおすすめします。

【注意点③ 体重管理をしっかりと】

シニア期に入ると成犬期のように活発な運動をすることがなくなるため、徐々に筋肉量が落ちていきます。
それに伴って体重の減少も見られるようになるでしょう。

特に、急激な体重減少は病気が原因となっている可能性もあるため、体重をよく管理して異常が見られる場合には早めに動物病院で診てもらいましょう。

また、散歩もできる限り続けていきましょう。
すぐ疲れるようになった、行きたがらなくなったなどの症状も見られる頃ですが、散歩は犬にとっては運動だけでなく、気分転換の手段にもなります。
歩けない場合なら抱っこやカートを使って散歩してあげると良いでしょう。

この記事のまとめ

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パピヨンの成犬のサイズと成長過程の注意点
  • パピヨン成犬期のサイズ:体高20~28cm体重4~4.5kgほど
    ※個体差もあり、これ以下や以上になることもあります
  • パピヨンは早い個体で生後10カ月までに成犬サイズに
  • 出生時は100~150g程度、生後2カ月までに約10~15倍の体重に成長する
  • 幼犬期の激しい運動は骨・関節に負担をかけることになるため要注意
  • 成長期は肥満予防と体重管理が重要。成長期のダイエットは危険が伴う
  • 成犬期は体と健康の維持が大切
  • 7歳以上は徐々に老化が見られるように
  • シニア期は、体重管理と病気の早期発見・早期治療に努めること

パピヨンの成犬のサイズと成長過程の注意点 さいごに

パピヨンの成犬サイズは個体差によっても差があります。
しかし、残念なことに飼い主の中には想定していた成犬時のサイズよりも大きかった、という理由で里親に出そうとする方もいたりするのが現状です。

飼った以上はパピヨンも家族の一員ですので、どんな大きさに成長しようとも、必ず最後まで責任を持って飼うようにしてくださいね。

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