パピヨンの成犬のサイズと成長過程の注意点

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骨や筋肉などの発達に欠かせないタンパク質や、丈夫な骨づくりに必要なカルシウム・リン・マグネシウム、ミネラルなどが欠かせず、それぞれの栄養素をバランスよく十分に摂取することが大切です。

また、消化気管もまだまだ未熟な時期のため、消化性の良い食事を必要とします。
離乳後は食べ物の消化がしやすいよう、ドッグフードを芯がなくなるまでふやかしたものを、1日3回~に分けて与えてあげるようにしましょう。

食が進まない場合には、子犬用ミルクなどでドッグフードをふやかしてあげるのも良いでしょう。

この場合、必ず子犬用のミルクを使うようにしましょう。
人間用の牛乳などには乳糖(ラクトース)が含まれており、その成分を犬は上手に分解することができません。
そのため、下痢や消化不良の原因となってしまうでしょう。

【注意点② 激しい運動はNG】

この時期には走ったり飛んだりすることができるようになりますが、この時期の激しい運動はNGです。

骨組織の発達が見られる期間ではありますが、生後2~3カ月ではまだまだ未熟です。
この時期に激しい運動をさせてしまうと、骨や関節を痛めてしまう可能性があります。

疲れ知らずに遊びたがることもありますが、しっかり食べてしっかり休ませることに気を付けてあげましょう。

生後4カ月~生後6カ月(子犬期)

この時期もまだまだ「成長期」にあたります。

生後2カ月までのような急激な成長はないものの日々体重は増え続け、生後6カ月にもなると体重は3kg前後まで増えています。

【注意点① 食事】

まだまだ成長過程にある時期のため、生後3カ月以前同様、骨や筋肉などの発達に欠かせないタンパク質やカルシウムなどの栄養素をバランスよく摂取し続けることが必要です。

ただし、乳歯が生え揃ってくる時期にもなり、また消化器官も発達してきているため、ドッグフードのふやかし方を徐々に硬めにしていき切り替えていきましょう。
消化できているか便の状態を良く観察しながら10日ほどかけてドライフードに移行していくと良いでしょう。

【注意点② ダイエットは禁止】

生後4~5カ月頃になると脂肪組織が発達し始める時期です。
つまり、肥満に注意しなければいけない時期となります。

肥満は、骨や関節、内臓にも負担をかけることになってしまい、未熟な子犬にとってその負担は大きいものになるでしょう。
しかし、まだまだ成長途中の子犬期のダイエットは危険を伴います。
成長が著しいときにダイエットをすると、成犬になったときに支障をきたす恐れがあるのです。

そのため、肥満にならないよう食事と運動のバランス管理していくことが重要です。

特に、この時期にはおやつを覚え始める時期にもなりますので、おやつの与えすぎには注意しましょう。

【注意点③ 社会化を養う】

犬の社会化とは、犬が社会に順応する力を養うことを指します。

犬は一生を通じて社会化を養っていきますが、最も社会化に適した期間というものがあり、一般的には生後4週~13週齢頃までは外の世界に興味を示し始め、生後13週~1年までの期間に環境に順応していくための第2の社会化期と呼ばれています。

色々な音やモノ、景色を体験させ、また、飼い主家族以外の人や他の犬とのコミュニケーションが取れるよう慣れさせていきましょう。

社会化が不足してしまうと、知らないものが増え恐怖や不安を感じやすい子になってしまうことがあります。
それが無駄吠えや噛み癖など原因になってしまうこともあるでしょう。

【注意点④ 反抗期】

犬にも成長過程の中で反抗期があり、ちょうどこの時期に反抗期になることがあります。
今までは、呼べば来る、トイレのしつけもできていたのに呼んでも来なくなったりトイレをわざと失敗するような反抗心が見られるようになるのです。

しかしこれは一過性のものなので厳しく叱ることなく、一貫したしつけを行っていきましょう。

生後6カ月~1歳

パピヨンは生後8ヵ月頃になると大きさの変化がなくなってくるようになり、その時点での大きさが成犬としてのサイズになっている子も少なくありません。

生後100g程度だった体重は、3~5kg程度になっているでしょう。

【注意点① 食事】

成長を終え始めたパピヨンには、子犬用ドッグフードではなく成犬用のものに切り替えていきましょう。

子犬用フードは栄養価が高いことに伴いカロリーも高めです。
そのまま与え続けてしまうと肥満の原因になってしまうでしょう。

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