Contents
パピヨンの基本情報
- 原産国:フランス
- サイズ:超小型犬
- グループ:愛玩犬(9G)
- 平均寿命:13~15歳
- 価格相場: 20万円前後
パピヨンの概要
フランス語で「蝶」という意味の名前を持つ「パピヨン」。
特徴的な大きな立ち耳が蝶々が羽を広げたように見えることから名づけられました。
フランス王妃マリー・アントワネットが愛した犬としても有名な犬種です。
そんなパピヨンはフランスを原産とする超小型犬ですが、祖先犬はスペインが原産のトイ・スパニエルの一種だとされています。
当時は、「スパニエル(エパニエルナン)」と呼ばれ、特徴的な大きな立ち耳も持ってはいませんでした。
このころすでに16世紀のフランス貴族の間からも人気を集めており、かなり高額で取引されていたとの記録が残っています。
その後、交配を重ねるにつれて立ち耳が特徴的な現在の姿へとなりました。
エレガントな姿に高い知能を持つ愛らしいパピヨンは世界中で人気の高い犬種です。
パピヨンの身体的特徴
- 体重:3~4.5kg
- 大きさ:超小型犬
- 体高:20~28cm
- 被毛:長毛・シングルコート
- 毛色:白地に黒・茶・レモン・セーブルなど
【大きさ】
パピヨンは、体高20~28cm体重3~4.5kg程度の超小型犬です。
すらっとしたバランスの良いスタイルを持っており、一見華奢な印象を受けますが意外と丈夫な体つきをしています。
【お顔】
アーモンド形のパッチリとした大きな目に、蝶の羽のように広がった大きな立ち耳が特徴的な犬種です。
【被毛】
パピヨンは、被毛は絹糸のような細く滑らかな直毛の長い被毛を持っています。
耳や胸、四肢・尾には豊富な飾り毛が生えており、優雅な印象を受けます。
被毛の構造がシングルコートの犬種のため、抜け毛が少ない犬種です。
【毛色】
白地に「ブラック」「ブラウン」「レモン」「セーブル」など、すべての色が認められています。
白地が多いほど好ましいとされていますが、単色については認められていません。
近年では白地に「ブラック」や「ブラウン」の斑が入った「トライカラー」も人気があるようです。
パピヨンの性格・気質
- 明るく活発
- 人懐こく甘えん坊
- 知能が高くしつけやすい
- 警戒心からの無駄吠えに注意
パピヨンの性格・気質①
~明るく活発な愛玩犬~
パピヨンは遊びが大好きな明るい性格の持ち主です。
好奇心旺盛で人懐こく、穏やかな面も持ち合わせています。
さらには、家族以外の人や犬とも仲良くできる友好的な犬種でもあり、まさに愛玩犬らしい性格の持ち主と言えるでしょう。
とくに飼い主の事が大好きで甘えん坊な性格と言われることも多いです。
パピヨンの性格・気質②
~賢くしつけやすい犬種。無駄吠えに注意~
パピヨンは知能が高い犬種としても知られていて、しつけやすい犬種と言われています。
雰囲気や状況を察するほどに賢く振る舞ったりすることもありますが、行き過ぎてしまうと神経質になる子もいるようです。
またプライド高く自己主張の強い一面も持ち合わせているせいで無駄吠えしてしまう子も少なくないようです。
それでも賢い犬種ですので可愛いからと甘やかしすぎずしっかりしつけていくことで無駄吠えしない子に育てることも不可能ではありません。
犬の生理について
犬の生理「ヒート」とは
犬の生理は、メス犬の発情期のことで「ヒート」と呼ばれています。
避妊手術をしていないメス犬が発情期を迎えると「出血」が生じます。
そのため、人間と同じように「生理」とも言われていますが、人間の生理とは仕組みが異なってきます。
ちなみにオス犬には発情期はありませんが、メスの「ヒート」を感じ取ることで発情すると言われています。
生理(ヒート)の仕組み
犬の生理(ヒート)は人間の生理の仕組みと大きく異なる特徴を持ちます。
まず、人間の生理は、生殖可能な子宮が受精卵着床の為に子宮内膜が分厚くなっていき、妊娠していない場合にこの子宮内膜が剥がれ落ちることで出血が起こります。
一方で、犬の生理(ヒート)では、卵胞が成長し発情ホルモンを放出することで、外陰部の粘膜が充血して血液が染み出てきます。
これが犬の生理(ヒート)となり、犬の生理(ヒート)は「発情期」にあたります。
生理(ヒート)の周期と症状
小型犬のパピヨンの場合、生後7~10ヵ月頃に最初の生理を迎え、6~8ヵ月周期で生理(ヒート)を繰り返していくことになります。
犬の生理(ヒート)は人間の生理とは大きく異なり、犬の生理周期は、「①発情前期」⇒「②発情期」⇒「③発情後期」⇒「④無発情期」というサイクルで繰り返されています。
「①発情前期」
約7~10日間。
交尾の準備期間で、陰部が腫れて出血が始まります。
フェロモンの臭いでオス犬を引き寄せますが、まだ許容する段階ではありません。
ちなみに、哺乳類で出血を伴う生理があるのはサル、人間、犬くらいであり、哺乳類全体から見ると出血が見られるのは珍しいことだとされています。
【発情前期の症状】
この時期にはまず陰部の腫れが見られるようになります。
通常の2~3倍の大きさになることもあります。
コメントを残す