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そして、出血が始まる期間にもなり、陰部に違和感を覚えて舐めている様子などが伺えるようになります。
出血量には個体差もありますが、この時期が最も出血量が多い時期となります。
その他にも、ソワソワ・イライラする、オシッコの回数が増える・おもらし、食欲や元気の低下などが見られるようになります。
「②発情期」
約8~14日間。
オス犬との交尾を許容する期間です。
出血の色は少しずつ薄くなっていきます。
排卵が起こる時期でもあります。
【発情期の症状】
発情期になると陰部からの出血量が少なくなっていきます。
交尾に適した時期ともなるため、普段はオス犬にあまり興味がない子でも興味を示すことがあります。
また、外陰部に触れる尻尾を横に倒すような反応を示すようにもなります。
これはオス犬を受け入れるサインです。
他にも、落ち着きがなくなり反抗したり甘えたりいつもと様子がかわることもあります。
「③発情後期(発情休止期)」
約2~3か月間。
出血は完全に止まります。
発情も終了し、オス犬を許容しなくなります。
また、妊娠をしていなくても、乳汁がでるようになるなどの妊娠の兆候(偽妊娠)を見せることがあります。
【発情後期の症状】
通常の様子に戻ってきますが、偽妊娠を起こしやすくなる期間でもあり偽妊娠を起こすと乳汁がでることがあります。
また、この時期にホルモンバランスを崩すと、食欲の低下や元気がなくなるなどの症状が見られることもあります。
「④無発情期」
発情後期が終わってから次の発情期までの間の期間になります。
およそ3~4カ月間かけて、発情期~発情休止期にみられた体の変化が元に戻っていくようになります。
避妊手術をする場合には、卵巣や子宮の血管の発達が弱く、出血のリスクの少ないこの「無発情期」に行うことがすすめられています。
【無発情期の症状】
この時期には特に症状のない正常期とも言えるでしょう。
パピヨンが生理の時にしてあげられること
出血への対処
出血が見られる発情前期~発情期には陰部が汚れがちですので、清潔なタオルなどをお湯で濡らしてこまめに陰部を拭いてあげると良いでしょう。
また、出血量が多い場合、ベッドや床などが汚れてしまうこともあります。
そんな時には生理用パンツ(マナーパンツ)を着用させておきましょう。
ただし、オムツは蒸れやすく、血液によって細菌も繁殖しやすいため、犬によってはかぶれなどの皮膚トラブルを起こす可能性もあります。
こまめに交換してあげるよう注意してあげてください。
また、生理用パンツ(マナーパンツ)は散歩などでの外出先での思わぬ交尾を防ぐことにも役立ちます。
体調管理を特に注意してあげる
人間の場合も生理になると生理痛に悩まされたり、体がだるくなったりすることがありますが、犬の場合も、生理(ヒート)期間中は食欲がなくなったり、寝てばかりで元気がなくなったりすることがあります。
愛犬の様子を伺いながら体調に気を配ってあげるようにしましょう。
できるだけ普段通りの生活を心掛け、無理させずゆっくり過ごせるようにしてあげましょう。
愛犬の元気がないからと過度に心配して構い過ぎるようなことはせず、ゆっくり休ませてあげましょう。
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