パピヨンが生理のとき、飼い主がしてあげられることは?

食欲が落ちるのは一時的で、発情期を過ぎれば元の状態に戻っていきます。
それでも心配であるようでしたら、ドライフードに少量ふりかけをトッピングしてみる、ウェットフードに変えてみるなどしてみるのもよいでしょう。

ただし、食欲がないからといって、おやつなどの嗜好品をあげるのは控えましょう。

生理(ヒート)中の外出には細心の注意を

生理(ヒート)中は、メス犬が発するフェロモンの臭いにオス犬が反応してしまいます。

発情したメスの臭いを感知することでオス犬は興奮し、メス犬をめぐってオス犬同士のトラブルに繋がることもあります。
また、生理(ヒート)期間中のメス犬自身がイライラしていることもあるため、メス同士であっても喧嘩に発展することもあります。

そのため、生理(ヒート)期間中の外出は注意を払う必要があるのです。

普段の散歩は、できるだけ他の犬と遭遇しにくい時間帯に散歩をする、最低限の時間・コースに変えるなどの配慮が必要となります。

さらに、犬が集まる公園やドッグラン、ペットホテルやトリミングなどの利用は控えましょう。

元気がないようなときは、無理に散歩に連れて行く必要はありません。
家でゆっくり休ませてあげるようにしましょう。

感染症に注意しよう

生理中は免疫力が下がっているため、感染症に対する抵抗力が落ちる期間にもなります。
できるだけ散歩などの外出時間を減らし、外出時には、草むらに入ったり、他の犬のマーキングを臭うクン活を控えるよう気をつけてあげてください。

生理(ヒート)中のワクチン接種やトリミングは大丈夫?

通常1年に1回は、狂犬病予防と混合ワクチンの接種時期が訪れますが、生理(ヒート)と時期が重なってしまった場合、さらに愛犬に元気がないなどの様子が見られる場合には、接種してもよいものかと悩まれることもあるでしょう。

犬の生理(ヒート)期間中は、できるだけ予防接種は避けた方が良いでしょう。
元気がない、免疫力の低下などの体の変化ややイライラや落ち込みなどの精神的な変化も見られる時期ですので、かかりつけの獣医師に相談の上、時期を見直されることをおすすめします。

一方で、シャンプーやトリミングは自宅であれば問題ありません。
ただし、生理(ヒート)期間中はオス犬の興奮を誘ってしまうためトリミングサロンなどを利用することはできません。
また、体調が悪そうなときには自宅であってもシャンプー・トリミングは控えてあげるようにしましょう。

生理(ヒート)期間中は出血によって陰部が汚れがちで、免疫力も低下し細菌感染を起こしやすくなっているため、陰部を清潔に保つことは大切なことです。

避妊手術も検討してみよう

繁殖を望まない場合は、避妊手術を検討してみるのもよいかもしれません。

避妊手術と聞くと、健康な体にメスを入れることへの抵抗や、麻酔のリスクなどを心配される飼い主の方も少なくないでしょう。
しかし、手術前は動物病院で診察や検査をしっかりと行うため、信頼できる獣医師に相談の元であればそれほど心配する必要もなくなるでしょう。

避妊手術を行えば、生殖器系の病気の予防に繋がります。
特にメス犬特有の病気「子宮蓄膿症」や「乳腺腫瘍」、「卵巣腫瘍」などのリスクを下げる事に繋がります。

また、生理のたびに、散歩や遊びが制限されたり、体調が左右されたりといった、パピヨン自身のストレスも軽減させてあげられるでしょう。

メス犬の生理(ヒート)は寿命いっぱいまで続くということもあるため、交配を考えていないのであれば、避妊手術を受けることを前向きに検討してみてもいいのかもしれません。

避妊手術は年をとってからだと負担がかかるため、最初の生理を迎える前にやるのが望ましいと言われています。
そのため、避妊手術を受けるのであれば、できれば子犬の時期に、成犬になってもできれば早い段階で受けられるよう考えてみることが大切です。

この記事のまとめ

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パピヨンが生理のとき、飼い主がしてあげられることは?
  • 犬の生理(ヒート)は「発情期」にあたる
  • 生後7~10ヵ月頃に最初の生理(ヒート)を迎える
  • 6~8ヵ月かけて「①発情前期」⇒「②発情期」⇒「③発情後期」⇒「④無発情期」を繰り返す
  • 出血のある陰部こまめに拭いて清潔に。生理用パンツ(マナーパンツ)の活用も。
  • 体調不良や精神不安定になることも。
    できるだけ普段通りの生活を心掛けゆっくり過ごさせてあげよう。
  • 生理(ヒート)中はオス犬に影響を与えるため、接触を控えよう。
    散歩は最低限に。ドッグランやトリミングなどの利用は控えよう。
  • 免疫力が落ちるため感染症に注意しよう

パピヨンが生理のとき、飼い主がしてあげられることは? さいごに

犬の生理のサイクルを知って、散歩や健康管理に気をつけるようにしましょう。

パピヨンは出血量が少ないほうで、自分で舐めて処理をしますが、部屋が汚れるようなときは、ペット用のおむつをしたり、ソファーやベッドにバスタオルを敷いたりするとよいでしょう。

生理中は体調の変化もあり、パピヨンにとってはストレスがかかる期間ですので、しっかりとケアをしてあげてくださいね。

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