また、抗がん剤で内科的に治療する方法もありますが、実際のところあまり効果は期待できません。
皮膚メラノーマ
皮膚メラノーマの治療法も口腔内メラノーマと同じく手術で切除するのが一般的です。見た目が明らかに良性のものであれば、患部を切除するだけで大丈夫ですが、見た目で悪性度が高いと疑われる場合はその患部よりも広い範囲で切除するということもあります。特に悪性度が高いとされる爪の周辺にできている場合であれば、断脚手術を行うこともあります。
眼球内メラノーマ
眼球内メラノーマの治療方法は、良性の場合であれば定期的に様子をみていったり、レーザー治療をおこなったり、症状の対処療法を行ったりなど病院によっては様々です。
悪性の疑いがある場合や、緑内障などを引き起こしている場合は、手術によって眼球摘出を行います。
犬のメラノーマ 予防方法
口腔内メラノーマ
口腔内メラノーマは、原因がはっきりしていないために予防することがとても難しいです。デンタルケアなどを日常的に行いながら、口の中をチェックすることが早期発見につながります。
皮膚メラノーマ
皮膚メラノーマに関しても、予防することが難しいため、早期発見が大切です。日常的にブラッシングをするついでに皮膚のチェックを行い、小さなイボでも気になれば早めに動物病院でチェックをしてもらいましょう。
眼球内メラノーマ
眼球内メラノーマも他のメラノーマと同じく予防することが難しいため、早期発見が大切です。日常的にアイコンタクトを行い、目のチェックをおこない少しの変化に気が付いたら動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
メラノーマはその発生する場所によっては、命にかかわるとても怖い病気の一つです。良性のものもありますが、それは獣医師がパッと見ただけで見分けることが難しい場合もあるため、飼い主さんが判断することはとても難しいのです。ただのできものやイボ、しみと思っていても悪性のメラノーマだと手遅れになってしまうことも残念ながら実際少なくありません。小さなメラノーマであれば気が付くのが遅れてしまい、進行・転移してしまうこともあり、早期発見がとても大切です。
体のケアを日常的に行い、少しの変化があれば獣医師に相談してみましょう。