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子犬に無理がない程度で社会化を進められるよう工夫をしてあげましょう。
注意点③ 強く怒ったり、叩いたりしない
社会化期は社会化としつけを同時進行で進めていく時期となりますが、たくさん褒めながら、楽しく社会化、しつけを行っていくことが理想的です。
しつけとして子犬に厳しく叱りつけるようなことはしないようにしましょう。
感情的に怒鳴りつける、叩くなどの体罰も絶対にNGです。
子犬に恐怖心を与えることになり逆効果になってしまうでしょう。
注意点④ 子犬の性格や体調に合わせる
社会化期内に学んでほしいことはたくさんありますが、例え同じ犬種であろうと子犬の性格は、怖がりであったり大胆であったり、消極的であったりとそれぞれです。
新しい経験(物・音・人など)に対して見せる反応もそれぞれとなるでしょう。
いずれにしても、それらを子犬が楽しんで習得できることが大切です。
犬にも、犬好きな犬と犬が苦手な犬が存在します。
これを無理に、フレンドリーにする必要はありませんし、それがストレスになるのでしたら別にお友達ワンコを増やす必要はありません。
子犬の性格を見極めつつ、またその日の体調にも考慮しつつ、社会化を進めていくようにしましょう。
注意点⑤ 自立させることも忘れずに
社会化のため愛犬と室内でトレーニングしたり外にでかけたりと時間をかけて社会化を行っていく必要はありますが、あまり構いすぎていると今度は愛犬が1人で過ごすことに不安を感じるようになってしまう可能性があります。
特にチワワは飼い主さんにベッタリくっついていたいような性格のため、飼い主に依存して「分離不安」になってしまう可能性があります。
「分離不安」とは、犬の精神的疾患である「不安障害」の1つのことです。
飼い主が少し離れるだけでストレスを感じることになってしまうため、せっかくの社会化を進めても分離不安になってしまっては穏やかな生活は送れないでしょう。
1人でも落ち着いて過ごせる場所を作り、飼い主さんと別々に過ごす時間も作ってあげてください。
成犬になってからの社会化はできる?
社会化が不十分に成長してしまった成犬に社会化トレーニングを行うことは、子犬期と比べると簡単ではありません。
先でも述べた通り、生後3週~13週の社会化期を過ぎると、好奇心よりも警戒心が強く出始めるため、警戒心が勝っている時期に新しいことを習得するのはなかなか難しいものです。
それでも、時間をかけることで「学習させる」ことはできます。
とくかく対象の事に「良いイメージを持ってもらう」ことを意識して、根気強く向き合ってあげてください。
この記事のまとめ
- 犬の社会化とは、人間社会や犬社会など環境に慣れさせること
- 「社会化期」は柔軟に吸収しやすい貴重な時期のことで生後約3週齢~13週齢頃
- 社会化不足になると「知らない=怖い」となり、吠える・噛むなどの問題行動を起こしやすくなる
- 社会化は犬の性格やしつけにも大きく影響する
- 社会化は、見せる・触れさせる・聞かせる・嗅がせる。とにかく「慣れさせる」こと
- 「環境」「家族以外の人」「もの」「全身触れられること」「ほかの犬」に慣れさせよう
- パピー教室もおすすめ!!
- 社会化の注意点
「ワクチンプログラム終了前はお散歩デビュー・他犬との接触NG。抱っこ散歩で社会化を」
「社会化を焦って詰め込みすぎると逆にストレスやトラウマに。子犬に無理がない社会化を」
「厳しくし過ぎないこと。楽しく社会化、しつけを行っていくことが理想的」
「子犬の性格やその日の体調に考慮しつつ社会化を」
「飼い主さんの構いすぎによる分離不安に注意。1人でも穏やかに過ごせるように」
チワワの社会化期って?チワワの子犬を飼う時に注意するべき点は? さいごに
しつけも社会化も、基本的には飼い主さんと一緒に楽しく習得できることが大切です。
チワワは体が小さいので、一緒におでかけに連れて行きやすい犬種ですが、社会化ができていないと愛犬にストレスを与えるだけになってしまうでしょう。
一緒に様々なことを経験しつつ、穏やかで楽しい生活が送れるよう、社会化トレーニングを行ってあげてくださいね。
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