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消化機能も低下していますので、成犬期の頃に比べれば食欲もなくなったように見える場合があります。
こういった場合は無理に食べさせる必要はありません。
逆にカロリーを考え、食べやすい消化のいいフードに切り替えの目安になります。
シニア犬が食事をシニア向けに変えるタイミングは?
元気に見える犬でも、体の中は少しずつ老化していきます。
いつ、どういうタイミングでシニア用の食事にしたらいいのでしょうか?
よく7才を超えたらシニア用のドッグフードへ切り替えなどといいますが、同じ7才でも個体差はかなりあります。
まだまだ体力があるのにシニア用にしてしまうと、栄養が足りなくなってしまいます。
毎日ご自身の犬を観察する中で、明らかに運動量が減ってきた時や、食欲がなくなってきたなど、タイミングを見て、それぞれの犬に合わせてフードの切り替えをしましょう。
ご自身の犬が7才を超えたら、定期的に体重チェックや運動量、食欲などを今まで以上に気にかけるようにしたいですね。
食欲不振になっているシニア犬にできること
食欲不振の原因が病気からきているわけではないとき、それはおそらく「老化」からくるものかもしれません。
食事内容を変える時期なのかもしれません。
もし成犬用のドライフードをあげているのなら、一気に切り替えず、最初は混ぜながらでいいので、徐々にシニア用のドライフードに切り替えをしていきましょう。
切り替えには2〜3週間かけるのをおすすめします。
ドライフードをお湯でふやかすことで、柔らかく食べやすくなることと、匂いがドライフードの時よりするので、嗅覚を刺激して食欲増進につながります。
シニア期に入ったトイプードルの食事量と回数をチェック!
病気や目立った体の異変がなく、老化による食欲不振の場合、食事回数を変えてみる対策をするのをおすすめします。
シニアになったトイプードルの食事量
年を取ってくると、活動量が減ってきて寝ている時間が増えてきます。
そうなるとエネルギー消費も低くなりますので、今までと同じように食べなくなるケースもありますし、食べられる場合でもカロリー過多で太ってしまうケースがあります。
食欲が落ちてきたように見えるときや、今までと同じ量のフードでも体重が増えていく場合、フードの見直しをしたほうがいいでしょう。
シニアになったトイプードルの食事回数
ご紹介したように、年を取るごとにトイプードルの消化機能は低下していきます。
成犬時は1日2回の食事で十分消化できていても、だんだんとそれが難しくなってきます。
1日に食べる量を3~4回に分けてあげるようにしましょう。
少量を複数回に分けて食べることで、必要な栄養をきちんと消化することができます。
何日もシニアのトイプードルがご飯を食べなかったら?
成犬の場合、健康であれば2日くらいご飯を食べなくても問題はありません。
ただしシニア犬であれば、病気からくる食欲不振なのか、目に見える症状がないだけでどこか不調なのかわかりにくいため、1日全くフードを食べないと言う場合は、動物病院に受診するようにしましょう。
またフードを食べないというときは、併せて水はきちんと飲んでいるか、おしっこ・うんちの状態はどうかをチェックするようにしてください。
シニア犬の食事は食べる姿勢にも注意!!
今までは大丈夫だったとしても、シニアになってくると飲み込む力も低下してくるため、あまり低い位置にお皿があると食べ辛くなってきます。
ご飯を食べるとき、頭の位置を高くしてあげるために、ご飯テーブルや角度のついたボウルなどを使い、スムーズに食道から胃にフードが流れるようにしてあげましょう。
シニア犬に手作り食はOK!?
食欲が落ちてきてしまった愛犬を見ると心配になります。
ご紹介してきたように、嗅覚が衰えてくる中、手作り食であればドライフードより美味しい匂いがし、愛犬の食欲をそそることができます。
また筋力が落ちてきている愛犬でも、手作り食であれば柔らかいので食べやすく、愛犬もストレスなく食事を楽しめます。
ただ注意したいのは、
- 栄養バランスを考える
- 作り置きは傷まないように注意
- 毒になる食材は使わない
などがあります。
それらに注意した上で作る食事のメリットは大きいです。
手作り食をあげるメリット
バランスの取れた手作り食を適量あげることには以下のようなメリットがあります。
- 水分補給ができる
- 食欲が増す
- 食べる楽しみができる
- 愛犬の体に合わせた食事を作れる
デメリットとしては、
- 栄養バランスが崩れる可能性あり
- 毎回作るのに手間がかかる
などがあり、中でも愛犬に持病がある場合は、獣医さんの指導を受けた上で手作り食を作るようにしましょう。
シニア犬の手作り食「おすすめ食材」
シニア犬にご飯を作る際、おすすめ食材があります。
鶏のささみ・むね肉、白身魚、脂肪の少ない豚のヒレ肉
シニアになってくると、脂質の多いお肉は避けたほうがいいでしょう。
低カロリーで良質なタンパク質を摂れる鶏肉はおすすめです。
ただもも肉は脂質が多いので、ささみやむね肉の方を選ぶようにします。
まいたけ・しいたけなどのキノコ類
免疫力を高めてくれ、抗がん作用もあるといわれるのがキノコ類になります。
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