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マルチーズの基本情報
- 原産国:マルタ共和国
- グループ:愛玩犬(9G)
- サイズ:超小型犬
- 平均寿命:12~15歳

マルチーズの概要
白く長い被毛にパチッとした真っ黒の目が愛らしいマルチーズ。
「犬の貴族」ともいわれ、長い間多くの人に愛されてきた犬種です。
原産国はイタリアの南、地中海に浮かぶ現在のマルタ共和国のマルタ島です。
その起源は古く、愛玩犬の中でも世界最古だと言われています。
19世紀末にはイギリスのビクトリア女王がマルチーズを飼育したことで大流行した歴史を持ち、上流階級の貴婦人たちの間では、膝に大人しくいてくれる「抱き犬」として人気を集めました。
そして現在でも、真っ白く気品ある姿と親しみやすい性格を持つマルチーズは世界中で人気のある犬種です。
マルチーズの身体的特徴
- 体重:2~3 kg
- 大きさ:超小型犬
- 体高:20~25 cm
- 毛色:白のみ(黄色味がかることもあり)
柴犬の身体的特徴
【大きさ】
マルチーズは、体高20~25cm体重2~3kgの超小型犬です。
個体差はあるものの、他のミニチュア種ほど大きな個体差がない傾向があるようです。
【被毛】
マルチーズ最大の特徴であるのが、輝くような白く絹のような被毛です。
真っ直ぐな長い被毛に覆われていて、鼻先から尾の付け根まで両側に一様に垂れ下がっています。
シングルコートのため、抜け毛は少ない犬種です。
放っておくと床につくくらいまで伸び続けるため、定期的なお手入れやトリミングカットが欠かせません。
【毛色】
マルチーズは純白であることが望ましいですが、レモンといわれる黄色味がかった白や、タンと呼ばれるごく淡いベージュのような白色も部分的に見られます。
マルチーズの性格・気質
- 愛情深く温厚
- 明るく陽気
- 飼い主大好き
- 強気で大胆な一面も

マルチーズの性格・気質①
愛情深く愛玩犬らしい性格
マルチーズは明るく陽気な性格を持ちながらも、温厚で愛情深い愛玩犬らしい性格の持ち主です。
飼い主と共に行動することを好み、いつも飼い主の傍にいたがります。
とにかく飼い主のことが大好きなので、時にほかの人や犬にやきもちを焼いてしまうこともあるようです。
マルチーズの性格・気質②
強気で意外な一面も
見た目の愛らしさとは裏腹に、強気で大きな犬にも向っているような大胆な性格も持っています。
また、見知らぬ人に対しては吠えたりシャイな振る舞いを見せたり神経質な一面を見せることもあるようです。
それでも、物覚えが良くしつけやすい犬種でもあるため、しっかりとしつけることで愛玩犬として文句ない素質を兼ね揃えた子になってくれるでしょう。
マルチーズに多い問題行動とは?
基本的には利口でおだやかな性格を持つマルチーズですが、甘やかし過ぎたことや社会性が身に付けられてないことで起こる問題行動があります。
その代表例が「吠え癖」と「噛み癖」です。
さらには、飼い主に依存しやすい性格の持ち主のため、「分離不安」にも注意したいものです。
マルチーズの「吠え癖」 原因と解決方法
吠え癖の原因
吠え癖とは一括りに言っても犬の吠え癖にはいくつかの原因が考えられます。
- 欲求不満・要求によるもの
「遊んでほしい・おやつちょうだい」など何かを要求するために吠えます。
- 縄張り意識
「侵入者だ!!」「それ以上近寄らないで!!」など警戒心の強い犬ほど吠えることがあります。
- 不安や恐怖
「何これ?」「誰?」「何の音?」など、不安や恐怖を感じて吠えることがあります。
- ストレス
環境の変化や、運動やコミュニケーション不足によるストレスからストレスを発散しようと吠えることがあります。
- 興奮
遊びの延長で興奮が治まらなかったり喜びが爆発して興奮状態のまま吠えることがあります。
- 精神疾患や認知症
飼い主に依存しすぎていることで飼い主と少し離れただけで不安やストレスを感じてしまう「分離不安」という病気や、認知症の症状によって吠えることがあります。
- 他の犬につられて吠える
犬は元々群れで生活してきた動物なので、他の犬が吠えていると、つられて吠えることもあります。
マルチーズが吠える原因は?
マルチーズに多い吠え癖の原因は「要求吠え」と「警戒吠え」であることが多いようです。
甘えん坊な性格をしているため、構ってほしくて「要求吠え」をしてアピールしたり、神経質な一面から「警戒吠え」をしてしまう子が多いようです。
また、「分離不安」にも注意したい犬種なので、分離不安から吠えるということもあります。
「分離不安」については後述で詳しくご紹介します。
吠え癖の解決方法
マルチーズの吠え癖は近所迷惑になってしまうだけでなく、飼い主さんにとってもストレスとなってしまうことになるでしょう。
そして、マルチーズ自身のストレスになっている場合もあるので、吠え癖は早めに対処していきましょう。
1番理想的なのは、無駄吠えが吠え癖になる前に対処していくことが大切です。
すでに癖付いてしまっている場合には、根気よく向き合ってしつけていくことが必要になります。
また、吠え癖は吠える原因に合わせたしつけを行っていきましょう。
≪要求吠え≫
要求吠えには、マルチーズの要求に飼い主が決して答えないことです。
吠えている間は無視をしたり部屋から出て行ってとことん無視をしてください。
そして、泣き止んだ時に褒めてあげましょう。
≪警戒吠え≫
警戒吠えには、社会化期に外の世界に慣れさせておくことで防げることが多いです。
通りすがりの人やチャイム音などを私たち人間は警戒する必要がないと分かっていますが、マルチーズとしては「知らないから警戒する=吠える」ということになるのです。
見知らぬ人と接する機会を作ってあげたり、チャイム音に慣れさせるトレーニングをするなど、「慣れさせる」ことを意識して行ってみましょう。
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