マルチーズに多い問題行動とその解決方法

マルチーズ

すでに警戒吠えが癖づいている場合には、吠えている時に飼い主の言うことを聞いているようであれば「おすわり」や「待て」などの基本コマンドを出すことで気持ちを切り替えさせることができます。

興奮状態でとても指示を聞いていない場合は、できれば金属音などで大きな音を立てて驚かすなど、サプライズ(天罰)を与える方法が効果的です。
これも気持ちを切り替えさせることが目的で、繰り返し行っていくうちに「吠えるとびっくりすることが起きる」と認識していくようになり、次第に吠えなくなります。

そして、どちらの方法も吠えなくなった時にたくさん褒めてあげることを忘れずに行いましょう。

吠え癖への対処方法 ポイント

飼い主さんが無意識に取っている行動がマルチーズの無駄吠えを煽っていることがあります。

◆オーバーにリアクションを取らないこと
「やめて~」などとオーバーなリアクションを取らないこと、「うるさい」「静かにして」など感情的に叱らないようにしましょう。
場合によっては、飼い主も同調していると勘違いさせてしまうことがあります。

◆吠える原因をしっかり見極めよう
例えば、吠える犬に「叱る」という行動を取った場合、吠えている原因がストレスからだったらどうでしょうか。場合によっては、信頼関係を損なう恐れもあります。
なぜ吠えるのか、その原因を正しく見極めなければなりません。

◆叩くなどの体罰はNG
親犬は子犬を噛んでしつけることもありますが、人から犬への体罰で犬は学習しません。
それどころか、信頼関係が崩れてしまったり防衛のため攻撃に出ることもあるかもしれません。

◆叱るときはタイミングをしっかりと
時に叱ることも必要となりますが、犬のしつけにタイミングはとても重要なことです。
例えば、鳴き止んだ後に叱っても犬は何で叱られているのか理解できないでしょう。
叱るのであれば正しい理由、正しいタイミングで叱るようにしましょう。

マルチーズに多い「噛み癖」の原因と解決方法

噛み癖の原因

犬が噛む原因には以下のようなことが考えられます。

  • 歯が生え変わる時期

生後3カ月~半年頃までに犬は歯の生え変わりがあります。
この時期は、口の中に違和感がや痒みがありますので、何かを噛むことで痒みを発散させているのです。

  • 遊びの延長

子犬がじゃれている時に、手を軽く噛んでくるような甘噛みがあります。
通常、犬は子犬期に兄弟犬との遊びを通して「噛むこと」を覚え、どれだけの力で噛めば痛いのかという社会性を学んでいくものですが、生後早いうちに兄弟犬と離れてしまうことで加減を知らず噛むようになります。
そのため、遊びで噛んでいたとしても痛みを感じるほどの力で噛んでしまうこともあります。

  • 警戒や恐怖、攻撃

「怖いからあっちに行って!」「やめて!」という警戒心や恐怖心から防衛や攻撃として噛むことがあります。

  • ストレス

運動不足やコミュニケーション不足などによるストレスが原因となって、物を噛むことでストレスを発散しようとすることがあります。
それが破壊行動へとつながります。

噛み癖の解決方法

犬は、自分を守ったり攻撃するための手段や、コミュニケーションを取る手段として「口」を使う動物です。
そのため、ついてしまった噛み癖を完全に直すのは少し厄介になるでしょう。

噛む原因に合わせた対処を行い、根気強く向き合っていきましょう。

≪歯が生え変わる時期に噛んでくる場合≫

歯の生え変わりによって噛む子犬には、噛んでいいものを与え、噛んではいけないものは届かないようにしておきましょう。

≪遊びの延長で噛んでくる場合≫

遊びの中で噛んでくる場合もそのままにしてはいけません。

遊んでいる時に噛まれたらすぐに遊ぶことを止めるようにしてください。
低い声で「痛い!!」と声に出しても良いでしょう。

そうすることで噛んだら遊んでもらえないのだと理解していくようになるでしょう。

≪警戒や恐怖、攻撃で噛んでくる場合≫

警戒や恐怖から噛む場合には、本能的なものなので簡単にはしつけられない場合があります。

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