マルチーズに多い問題行動とその解決方法

マルチーズ

警戒や恐怖心を解いてあげるなどの配慮も必要となってきますが、信頼関係と主従関係を築きあげておけば噛み癖がつくことを防ぐこともあるので、子犬のうちに甘やかし過ぎて子犬をリーダーにしないようにしましょう。

体の小さなマルチーズとは言っても本気で噛まれた場合、出血します。
あまりにも噛み癖がひどい場合には、トラブルにならないためにもプロのトレーナーなどに相談することも検討した方が良いでしょう。

≪ストレスで噛む場合≫

ストレスによって物を噛んだりしている場合には、ストレスの解消に努めて運動とコミュニケーションを取ってあげましょう。

噛み癖への対処方法 ポイント

◆噛む原因をしっかり見極めよう
愛犬をよく観察し、その犬にあったしつけや対処法を選択する必要があります。
そのためにはなぜ噛むのかをしっかり見極めることが大切です。

◆叩く、マズルコントロールなどの体罰はNG
犬が噛んだときに、犬のマズルをきゅっとつかむマズルコントロールが勧められることもありますが、興奮しやすいタイプの犬には逆効果なこともあるのでやめておいたほうが良いでしょう。

また、叩くなどの体罰も手に対して恐怖心が生まれてしまい、さらに攻撃性が増す可能性があります。

マルチーズが注意したい「分離不安」

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分離不安とは?

分離不安とは、飼い主への依存性が極めて高く、飼い主が少し離れるだけでストレスを感じてしまい、不安や恐怖から精神的パニックを起こすような心の病気です。
飼い主の後ろ付いて回ったり、姿が見えなくなっただけで泣き叫ぶ、留守番時にも泣き叫んだり破壊行動に走る、常道行動などの症状が見られます。

分離不安の原因は、子犬期の社会化不足や、過保護に育ててきた場合に見られます。
そして、前述まででも述べたようにマルチーズは元々飼い主が大好きで依存しやすい性質を持った犬種です。

分離不安にならないようにするために

分離不安になると、マルチーズにも飼い主にも多大なストレスとなってしまうため、分離不安にならないよう注意しなければなりません。
「抱き犬」と言われるマルチーズではありますが、子犬の時から一人で過ごすことに慣れさせておきましょう。
室内で24時間放し飼いにするのではなく、サークル内で過ごす時間などを作っておきましょう。

また、社会性を身に付けさせることも予防になります。
飼い主以外の人や犬との関係を持たせ、甘やかし過ぎず自立させるように育てていきましょう。

万が一それでも分離不安になってしまった場合には、かかりつけの獣医師に相談してみると良いでしょう。
あまりにも症状が重い場合には薬物療法が行われることもあるようです。

【おまけ】 やっかいな問題行動ナンバー1!!

マルチーズの問題行動の中で最も厄介な問題行動と言っても過言ではないでしょう。
「食糞行動」です。

そもそも犬の食糞は自然な行動ではあります。
子犬が巣の中にしたウンチの臭いで捕食者が近づいてこないように母犬が食べたり、子犬が好奇心から冒険の一環として足下に落ちているウンチを食べるということがあります。
こういった食糞はその時期を過ぎればなくなりますが、食糞を辞めない場合は原因を探り対処していく必要があります。

食糞の原因

原因には様々な事が考えられ、食事に飽きた、食事量が足りない・多すぎる、栄養不足、ストレス、飼い主の気を引こうとしているなどがあげられます。

食糞の解決方法

どの原因でも共通してできる対策法は、排泄した後にすぐに片づけるということです。
できれば、片づけをしているところをマルチーズに見せないようにすると良いでしょう。

そして、それぞれの原因に合わせて餌の種類や量などの食事内容を見直したり、ストレス発散をさせたり対策をしていく必要があります。

飼い主の気を引こうとして食糞している犬は、食糞した時の飼い主の反応を勘違いしているケースが多いようです。
「きゃーやめて~」などとリアクションをしていると、飼い主が喜んでいると勘違いしてしまい、食糞行動を続けてしまうことがあるのです。
そのため、大声をあげることなく「おすわり」「待て」などの指示をうまく使い分けて素早く片付けてあげましょう。

この記事のまとめ

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