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タバコの副流煙は、犬の鼻の粘膜を傷つける刺激が強いものです。
その刺激によって、鼻の粘膜を守ろうと鼻水が出やすくなり、いびきをかくようになります。
柴犬のいびきの原因③
「薬の副作用によるもの」
犬に飲ませる薬の中には、副作用として、いびきをかきやすくなるものがあります。
例えば、筋肉をゆるめるような副作用がある薬を使っている場合などに、筋肉がゆるむことで気道が狭くなりいびきをかくようになります。
柴犬のいびきの原因④
「老化によるもの」
犬も高齢になってくると、次第に筋肉の衰えが見られるようになります。
そのせいで気管が圧迫されて気道が狭くなることで、いびきをかくようになることがあります。
柴犬のいびきは病気が原因かも!?
柴犬がいびきをかく原因には、病気が隠れていることがあります。
その場合には、いびきをかくという問題よりも病気自体への対処が必要となるでしょう。
そのためには、いびきを引き起こす病気について知っておく必要があります。
いびきをかく症状のある病気①
「気管虚脱」
気管虚脱とは、呼吸の際に空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれてしまう病気のことです。
パグやシーズーなどの短頭種などの場合には先天性によってかかりやすい特徴を持ちますが、柴犬の場合には、肥満、栄養の偏りが原因となって発症することが考えられます。
いびきの症状以外にも、起きている間に「ガーガー」と音を出し、苦しそうな呼吸や咳が症状に見られるようになります。
最悪の場合、呼吸困難で死亡することもある命に関わる病気です。
気管虚脱の症状が見られたら動物病院ですぐに診てもらいましょう。
いびきをかく症状のある病気②
「軟口蓋過長症」
軟口蓋過長症とは、口腔内の天井部から後方にのびた柔らかい軟口蓋(のどちんこ)が通常よりも長いことで、呼吸が妨げられて起こる呼吸器系の疾患のことです。
鼻腔が何らかの原因で狭くなってしまい、呼吸の度に圧がかかることが引き金となり、軟口蓋が引っ張られるようになります。
これによって呼吸がしずらくなり、「ゼーゼー」というような雑音が見られたり、いびきをかくようになります。
症状がひどい場合には外科的に軟口蓋の切除をする必要がある病気です。
いびきをかく症状のある病気③
「心臓病」
いびきをかくような症状が見られる主な心臓病は、「心臓肥大」になります。
実際にはいびきをかいているのではなく、いびきに似た音が出ているものです。
「心臓肥大」を起こすと、大きくなった心臓が気道を圧迫していびきのような音が出るようになります。
「心臓肥大」は、食生活が原因になっていることが多いようです。
症状がいびきだけなら区別がつきにくいですが、心臓病の場合は咳が出ることも多いので、咳を伴う場合には、心臓病を疑った方が良いでしょう。
いびきをかく症状のある病気④
「腫瘍」
非常にまれなケースではありますが、鼻腔や気管に腫瘍ができている場合、その腫瘍が気道を塞いでしまうことで、いびきをかくようになることがあります。
いびきの他にも鼻水や鼻血が出る、顔の腫れなどの症状も見られます。
鼻腔にできる腫瘍は、悪性であることが多く、手術で摘出することは難しくなります。
そのため、抗がん剤や放射線治療での必要になります。
いびきをかく症状のある病気⑤
「アレルギー」
犬にもアレルギーを持っている個体があり、アレルギーによっていびきを引き起こすことがあります。
アレルギーの症状としては、脱毛やかゆみなどの皮膚への症状が最も多いですが、鼻炎の症状が出ることもあります。
鼻炎によって鼻水が出ることで、いびきをかくようになるのです。
アレルギーの原因となっているアレルゲンが何なのかを知り、症状を引き起こさないよう気を付けてあげる必要があります。
気をつけなくてはいけない柴犬のいびき
犬がいびきをかいていても、それが心配の必要がないものなのか、病気によるものなのかの判断がつきにくいですよね。
そこで、気を付けた方が良いいびきについて紹介します。
以下のような症状が見られる場合には、病気が疑われます。
- 突然いびきをかくようになった時
- だんだんといびきが激しくなっている時
- いびきをしながら呼吸も苦しそうにしている時
- 慢性的にいびきをかいている時
- いびき以外にも咳などの症状を伴う時
- いつもいびきの音が大きい場合
これらの兆候がある場合には、いびきの原因が「病気」による可能性があるので、念のために動物病院で診てもらうようにしましょう。
また、いびきをかくことが原因となって引き起こる病気もあります。
いびきが引き起こす病気
「無呼吸症候群」
無呼吸症候群とは、犬が寝ている時、一時的に気道が完全にふさがれて呼吸が止まってしまう「無呼吸」状態になることを言います。
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