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シーズーについて、みなさんどれくらいご存知でしょうか?人気小型犬のランキングの常連さんなので、どんな大きさで、どんな顔か〜くらいは、みんな知っているかもしれません。人気犬の「シーズー」今回は、シーズーの歴史や性格、どんな風に飼ったらいいかなどご紹介します。
シーズーの基本情報
シーズーは小型犬に分類されていて、常に人気犬のトップ10の中に入る犬種です。
理由としては、もちろん「かわいい」が1番の理由かもしれませんが、おとなしくて飼いやすいという性格も関係しています。
そんなシーズーのルーツはどこから始まり、本当に飼いやすい性格なのか、実際、お手入れはどんなことが必要なのかなど、いいことも大変なことも含め、シーズーを飼う上で必要な情報を全てご紹介していきます。
そして、シーズーをさらに好きになり、間違いなく飼うなら「シーズー」と思っていただければ幸いです。
シーズーの歴史「聖なる犬から世界中で愛される愛玩犬へ」
シーズーは神の使い?
シーズーの歴史は古く、遡ると、シーズーはチベット原産のラサアプソという犬種と、中国原産のペキニーズを交配して作られたといわれています。
名前の由来は、中国でシーズーは「シー・ズー・コウ」といい、獅子狗という意味になります。
ライオンに似ていたため、そう呼ばれていたそうです。
そんなライオンに似ているとされたシーズーは、神の使いとも言われ、宗教的行事に使われたり、神聖的な存在として大切にされていました。
また、かの有名な西太后に愛された犬としても有名です。
そしてシーズーは長年、中国の宮廷内でのみ飼育を許されていた犬種なのですが、長い歴史の中、繰り返す中国の戦争で、多くのシーズーたちが命を落としました。
ちょうどアヘン戦争で勝ったイギリスが、王宮を占領した際、その中で生き残ったシーズーを、一部のイギリス人によって保護され、イギリスへ持ち帰られました。
イギリスへ渡ったシーズーたちの生活は一変しました。
シーズー 聖なる犬から家族の一員に
今までの囲われた「聖なる犬」の存在から、一般家庭の家族の一員として愛される愛玩犬となり、そして、長年、シーズーやラサアプソ、ペキニーズなどと混同されていたシーズーも、1920年頃にはシーズーとしての犬種が確立し、その後、アメリカでも登録され、日本にシーズーが登録されたのは1964年となり、比較的日本での歴史はまだ浅い犬種なのです。
シーズーの身体的特徴
シーズーは短頭種に分類されます。
(短頭種とは、頭蓋骨の長さと比較して、マズルが短いことをいます。要は鼻ぺちゃ犬です)
目はまん丸く大きく、耳の形は垂れ耳です。
体は小さいですが、他の小型犬に比べ、華奢な線ではなく、体格がしっかりしていて、足は太く短いのが特徴です。
- 体重 4〜7.3kg
- 体高 20〜27cm
- 被毛の種類 ダブルコート
- 被毛の長さ 長毛種
- 被毛の毛色 毛色はかなり豊富にあります。
- 日本でメジャーなのは、ブラックとホワイト、ゴールドとホワイトの2色がほとんどです。
ただよく見ると同じゴールドでも濃いブラウンやオレンジ系の毛色が混じることもあります。ホワイトと有色の色の割合も違います。
そして、シーズーの毛色は、成長とともに色が変化していくことがあります。
シーズーの価格相場
シーズーの価格相場は大体10〜20万円程が平均価格になります。
ただし、シーズーをブリーダー・ペットショップから購入するかによっても価格は違ってきます。
一般的にはペットショップの方が、仲介料なども含まれるため価格設定が高くなることがあります。
ではブリーダーなら格安なのかといえばそうとは言い切れず、通常はペットショップよりは価格は低めになることが多いですが、親犬がチャンピオン犬だったりした場合は20万円を超える価格になることが多いです。
またシーズーの毛色は、ブラック&ホワイト、ゴールド&ホワイトがほとんどですが、中には単色のブラック、ホワイト、パーティーカラー、ブリンドルカラーのシーズーがいます。
そういった珍しい毛色のシーズーは高価になります。
シーズーの性格・気質
シーズーは人が大好きで甘え上手
シーズーが飼いやすいといわれるヒミツは、ズバリ性格にあるのです。
もともと中国の王宮で溺愛されていたシーズーなので、人に愛されるすべを熟知しています。
人が大好きで、甘え上手。
攻撃性がなく順応です。
シーズーは感情豊かで賢い!少し頑固なところも
感情豊かなので、長く一緒に生活していると、いつか喋り出すのではないかと思うほど、喜怒哀楽を表現してくれます。
また、シーズーは大変賢く、割と何でもすぐ覚えてくれるので、犬を飼うのが初めてでも苦労なくしつけができる犬種です。
ただ、少し頑固な一面もあるので、間違ったことを1度覚えてしまうと、しつけし直すのに苦労するかもしれません。
シーズーの男の子・性格の特徴
シーズーはもともと激しく動くということがなく、飼いやすい犬種といわれています。
さらにシーズーの男の子は、のんびり屋で飼い主さんにベッタリ寄り添い、飼い主さんLOVE!な甘えん坊になりやすいようです。
また比較的知らない人にでも愛想を振りまけるのがシーズーの男の子には多い傾向があります。
シーズーの女の子・性格の特徴
シーズーの女の子も愛らしく、愛情表現を素直に表してくれますが、男の子に比べれば、感情を身体中で爆発させるというより、優しく愛情表現をするような、静かな雰囲気があります。
もちろん、シーズーの個体ごとに性格は違いますが、一般的にはシーズーの男の子より気が強いことが多いです。
シーズーの飼い方、しつけ(トイレ、散歩の頻度)
シーズーのしつけ 基本は褒める!
シーズーを家に迎え、まず最初の飼い主さんのミッションは「しつけ」ですよね。
どの犬でもいえることですが、まずしつけの基本は「褒める」ことです。
犬は大好きな飼い主さんに褒められることが、何よりも嬉しいので、褒められたくて、お利口に何でも早く学習してくれるようになります。
飼い主さんが先回りして、ご自身の犬に失敗させない工夫をし、褒める環境を作りましょう。
シーズーのトイレのしつけ
トイレの環境を整えます。
トイレを覚えるまでは、トイレトレーをサークル(ケージ)の中に置き、トレー以外の全てのスペースにトイレシートを敷きます。
そしたら、「褒め」のしつけがスタートです。
- 起床時
- 食後、水を飲んだ後
- 遊んだ後
このタイミングで、飼い主さんは犬をトイレまで移動させ、排泄を促します。
その時、掛け声は短く「ワンツー、ワンツー」や「ピーピー・プープー」など分かりやすく常に統一させた掛け声をかけましょう。
一面に敷いたトイレシートのどこかで犬は排泄しますので、排泄後はこれでもかというくらい、大げさに褒めまくります。
そして、徐々に成功したらトイレシートを増やし、失敗したら、無言でシートを増やします。
それを繰り返すことで、犬に失敗をさせず、成功の嬉しさだけを覚えさせ、トイレマスターが早くできるようになります。
最終的に、トイレシートだけ残ったらトイレは完璧ですね。
その他のしつけに関しても、基本は褒めることです。
飼い主さんは、どうしたら犬が失敗せず、成功するかを考え、先回りして褒める環境を作ります。
とにかく褒める回数を増やせるようにしましょう。
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