実は犬にもある「五月病」緊急事態宣言解除後や長期休み明けにも注意!

そうならないために、私たち飼い主ができることをご紹介いたします。

1.たくさんかわいがってあげる

連休明けで忙しい日々になったとしても、愛犬のスキンシップを普段以上にして安心させてあげましょう。

スキンシップはとても重要で、愛犬と触れ合うことで幸せホルモン(オキシトシン)が分泌され、愛犬と飼い主さんの幸福度が上がるといわれています。

また、愛犬にたくさん話しかけ、散歩を少しだけ長くしてあげるというのも効果的です。

愛犬は飼い主さんからの愛情を感じることで、安心することができ幸せと感じることができます。

犬は孤独になることをなによりも嫌いますので、お留守番をしてもらうぶん、帰宅後は思い切りかわいがってあげましょう。

また、どんなに忙しい日でも、TVを観ながらとかケータイを見ながらというように「ながら」で愛犬と遊ぶのではなく、10分でも5分でもいいので、きちんと愛犬とだけ遊んであげることが重要になります。

2. 日光浴をしましょう

天気がいい日の日中にお散歩に行きましょう。

日光を浴びることで、愛犬の体の中で抗ストレスホルモンが作り出され、溜まってしまったストレスの融和に効果を期待できます。

平日は日が暮れてからのお散歩だったとしても、週末を活用するなどして日光浴をする意味も兼ね、日中のお散歩をするようにしましょう。

また、普段のお散歩コースでもいいのですが、たまに気分を変えて別のコースを歩いたりするのも、お散歩好きの愛犬であれば気分が上がるのではないでしょうか。

3. 手作り食をあげてみる

日頃の食事がドライフードという場合、トッピング程度にお肉を焼いたり煮たりしてあげるのもいいですし、夕食だけ手作りのご飯をあげるなど試してみましょう。

大好きなお肉の匂いで、食欲不振だった愛犬の食欲も出てくることが多くあります。

ただ、手作り食に慣れてしまい、ドライフードを食べなくなるということがないように、毎日手作り食ではなく、愛犬の体調が戻るまでドライフードと交互にあげるようにしましょう。

4. 獣医さんを頼ることも大事

飼い主さんの愛情で愛犬の五月病が回復すればいいのですが、嘔吐や下痢が連日続き回復しないというのは、体力がどんどん低下してしまうことになります。

数日様子を見て回復しないようなときは、獣医さんに診せることをおすすめします。

五月病と思っていたけど、実は違ったということもあり得ますので、ご注意してください。

引越しに伴って愛犬が五月病になった場合はどうする?

犬は私たち以上に環境の変化に敏感です。

住み慣れた家を離れ、新しい場所に移ることは、犬にとっては大事件でもあります。

全く違う匂いにストレスを感じ、慣れるのに時間を要するでしょう。

まず、愛犬がストレスを感じているときの症状として、

  • 食欲不信
  • 元気がない
  • 落ち着きがない
  • トイレの失敗
  • 飼い主の後追い

などがあり、五月病の1つといえます。

引越しに伴う愛犬の五月病の対策

では引越しした先で愛犬が五月病と見られる症状が現れたときには、どんな対策があるかをご紹介いたします。

愛犬が使い慣れた寝床やおもちゃなどを与える

自分の匂い、家族の匂い、前に住んでいた匂いがする寝床、ブランケット、おもちゃなどを与えてあげましょう。

環境は新しくなっても、使い慣れた懐かしい匂いがするものがそばにあることで、愛犬は安心感を覚えます。

普段、定期的にブランケットやおもちゃは洗うという場合でも、引越し直後は愛犬が環境に慣れるまでは洗わずに、そのまま使うことをおすすめします。

愛犬が慣れた環境を作ってあげる

慣れ親しんだものを与えると同時に、極力、家の家具の配置なども前と同じにしてあげましょう。

特に、愛犬が1日の大半を過ごす部屋は安心できる環境を作ってあげることがポイントになります。

家自体は前の家と違っても、室内の家具の配置が似ていることで、愛犬も安心することができます。

環境に慣れるまで長時間のお留守番を避ける

知らない場所に来てすぐさま長時間のお留守番というのは、愛犬には理解できず、「誰も帰って来なかったらどうしよう」と不安が増してしまうことになります。

できれば家族の誰かが家にいてあげる環境を作るか、お留守番をさせるにしても極力短い時間に帰るようにしましょう。