パピヨンがかかりやすい病気にはどんなものがあるの?
パピヨンは、長い年月かけてじっくり改良されてきた犬種ですので、遺伝性疾患が少ない犬種であると言えます。
つまり、生まれつきの難病である子が少ないということです。
パピヨンがかかりやすいのは病気よりも怪我の方が多く、先天性のものよりも後天性のものが圧倒的に多いのが現状です。
病気の部類で言いますと、目の病気があげられます。
眼瞼内反症や進行性網膜萎縮がわりと多く見受けられます。
眼瞼内反症は、瞼のフチの一部もしくは全部が反転してしまっている状態を言います。
眼の周りの毛と角膜が接触してしまうので、角膜疾患を起こすことがあります。
また、進行性網膜委縮という病気ですがこれは遺伝性のものです。
この病気が発症しても屋内で飼っている場合はさほど不自由はありませんが、進行性網膜委縮を持つパピヨンは繁殖に使うべきではありません。
足の怪我について
パピヨンだけでなく、チワワにも大変多い膝蓋骨脱臼があります。
簡単に言えば膝のお皿が外れてしまう状態です。
生まれつき膝が緩い場合もありますが、酷い場合は手術が必要になります。
もともと脚の細い犬種ですので、日頃から筋肉を鍛えるようにお散歩をしっかりさせましょう。
注意すべき点は?
パピヨンを飼っておられる方のほとんどが屋内での飼育だと思いますが、最近の住宅事情では床がフローリングであることが多いです。
これは犬にとっては大変危険で、足の怪我に直接繋がりますので、滑り止めやカーペットを敷くなど工夫することで怪我を防げます。
怪我をしてしまい、手術になりますと全身麻酔しなくてはなりません。
費用も高額にかかってしまいます。
なにより、ご愛犬が辛い思いをしてしまいます。
予防するにこしたことはありません。
滑り止めワックスで犬用のものも市販されていますし、ご自分で簡単に塗ることもできます。
1度塗ると1年は持つものがおおく、手軽に利用できます。
またホームセンター等でも滑り止めカーペットやペット用のカーペットも販売されていますので、一度みてみてくださいね。
とにかく予防が大切です
病気にせよ、怪我にせよ、とにかく予防が大切です。
目の病気は予防のしようがないかもしれませんが、知っておくことで早期に獣医さんに相談することも可能です。
もちろん、いくら丈夫な犬種だからといって、病気にかからないとは限りません。
生きている間はあらゆる可能性を考えておきましょう。
日頃からの観察、触れ合い、変化に気づくことが愛犬を救うことになります。
いつもと様子が違うと思ったら、すぐに獣医さんに相談するようにしましょう。
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