パピヨンの歴史
パピヨンは、フランスが原産国の犬です。
この犬の最大の特徴である耳の形が蝶に似ていることから、フランス語で蝶という意味の「パピヨン」という犬種名になりました。
16世紀に、フランス国内では、王侯貴族たちに寵愛を受けている犬として、数々の絵画にも登場しています。
特に、フランス王妃マリー・アントワネットの愛した犬としても有名で、彼女が処刑台に上がる直前まで、愛犬のパピヨンが一緒に居たとも伝えられているほどです。
実は、最初の頃のパピヨンは耳よりも尻尾に注目されており、リスを意味する「スカー・レル」とも呼ばれていたようで、垂れ耳のパピヨンも多く存在していました。
現在のように、ピン!と立ち耳タイプのパピヨンは、18世紀頃から繁殖されはじめました。
パピヨンの基本的な性格
パピヨンは、基本的には明るく活発で遊び好きな性格です。
JKC(ジャパンケネルクラブ)では、パピヨンは「愛玩犬」のカテゴリーに部類されています。
とても人が好きでフレンドリーな子が多く、気質も穏やで、愛玩犬らしい犬です。
長く人々の生活に密接しており、たくさんの人を癒す役割をしてきたことから、大変賢く愛らしい犬です。
人の雰囲気や要望を素早く察知し、状況を自分で判断して振舞いますが、反面神経質になってしまうことも。
さまざまな経験をさせてあげることで、ますます賢くなっていきますし、もともと体力もある犬ですので、飼い主さんと一緒にドッグスポーツや競技会、訓練などを楽しむことができるようになります。
パピヨンの主な特徴
パピヨンは、カラー(毛色)が豊富なことでも知られています。
ホワイト&ブラック、レッド(茶色)、レモン(明るい茶色)、セーブルカラー(黒い差し毛のある茶色)など、身体のどこかに白地があり、単色のパピヨンは繁殖することはタブーとされていますし、ドッグショーに出ることもできません。
また、なんといってもパピヨンの特徴は名前の由来にもなった大きな耳。
風に大きく揺れる耳は大変魅力的ですよね。
パピヨンは、400年以上もの長い時間をかけて改良されてきた犬種ですので、遺伝的な疾患は少ないとされていますが、活発なだけに病気よりも怪我を負いやすく、注意が必要です。
骨折や膝蓋骨脱臼などには十分注意してあげましょう。
ずばり!パピヨンとは
パピヨンは見た目が美しいだけでなく、人の気持ちを素早く察知して寄り添う賢さ・優しさもある犬種です。
甘えたな一面もあり、ころころ変わるその豊かな表情に、一緒に過ごすときっと可愛くてしょうがなくなること間違いなし!癒しを求める人にはパートナーとしてぴったりの犬、パピヨンです。
あなたの家族として、是非パピヨンを飼ってみませんか?
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