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パピヨンの基本情報
マリーアントワネットに溺愛されたというパピヨンをご存知でしょうか。
小型犬の愛らしさも持ちながら、佇む姿は凛として貴賓があり、貴族に愛されたという意味がわかる犬種です。
性格も友好的で好奇心旺盛に動き回ります。
そしてなにより、大変賢い犬種なので、犬を飼うのが初めての人でも比較的しつけで困ることがありません。
パピヨンの身体的特徴
- 大きさ:小型犬
- 体重:3.2~4.5kg
- 体高:20~28cm
- 被毛の長さ:長毛種
- 被毛:シングルコート (スウェーデン系はダブルコート)
- 毛色:ブラックとブラウンのトライカラー、ホワイトとブラウン、ホワイトとブラック、レッドとホワイトのパーティーカラー
- 平均寿命:15歳
- 価格相場:15~18万円(血統がいい、見た目がいい、毛色がレアカラーなどの条件によってはその限りではありません)
パピヨンは均整の取れた体つきをしていて、犬種特有の遺伝性の問題も持っておらず、比較的丈夫な個体が多い傾向があります。
最大の特徴は、大きな耳と蝶が舞っているような飾り毛になります。
現在では立ち耳のパピヨンがほとんどですが、中には垂れ耳のパピヨンもあり、ファレーヌと呼ばれています。
パピヨンの性格・気質
- 賢く物覚えが早い
- 好奇心旺盛
- 自己主張がはっきりしている
- プライドが高い
- 警戒心が強く繊細
- 甘えん坊
パピヨンは大変賢い犬種になります。
そのため、飼い主さんを観察することで、こうしたらこうしてもらえるということを理解し始め、上手な甘え方で大好きなおやつをゲットしようとするなど、頭がいい犬ならではの行動を見せることがあります。
ただそれも、きちんとしつけトレーニングをしてあげないと、常に、自分の我を通そうとするわがまま犬になってしまうので、きちんとしたしつけが必要になります。
パピヨンのお手入れについて
パピヨンはスウェーデン系の場合を除き、シングルコートといい、アンダーコート(下毛)というものがなく、オーバーコート(上毛)のみになります。
シングルコートの場合、さほど抜け毛は気になりませんが、ダブルコートの場合、特に換毛期には抜け毛が増えますので、こまめなお手入れが必要になります。
また、パピヨンの被毛はストレートで絹のように細く、お手入れを怠ると毛玉ができてしまったり、長く美しいはずの被毛が切れ毛になってしまったりします。
パピヨンに必要なお手入れはなに?
ではパピヨンに必要なお手入れにはどんなことがあるでしょうか?
お手入れには毎日しなくてはいけないことと、月に何回かでいいものまであります。
まず、毎日のお手入れとしては、
- ブラッシング
- 歯磨き
になり、月単位でのお手入れとして、
- シャンプー(2週間に1 回)
- 爪切り(基本的に月に1回)
- 部分なトリミング(必要なときに)
- 肛門腺絞り
- 耳そうじ
とあります。
それでは具体的に、どんなパピヨンのお手入れをしたらいいかご紹介いたします。
パピヨンのブラッシング
パピヨンの被毛は毛質上絡みにくいため、それだけを考えれば毎日のブラッシングは必要ないかもしれません。
ただ、ブラッシングは被毛の絡みを取るだけのものではなく、ブラッシングをすることで皮膚へのマッサージになり、全身の血行が良くなり、皮膚の健康を促す効果があります。
また、毎日のブラッシングで被毛にも艶が出てくるので、極力毎日ブラッシングをすることをおすすめします。
◆パピヨンに使うブラシの種類◆
パピヨンの被毛は細くデリケートなので、ピンブラシやコームなど、被毛や皮膚を傷つけない種類のものを使います。
スリッカーブラシなどは、パピヨンのような被毛の場合強すぎて、皮膚を傷つけてしまう可能性があるので、使わない方が無難でしょう。
パピヨンのシャンプー
パピヨンのシャンプーは、だいたい2週間に1回くらいの頻度で行ってあげましょう。
パピヨン自体、体臭が強い犬種ではありませんが、皮膚や被毛の清潔を保つために、ある程度の頻度でのシャンプーは必要になります。
◆パピヨンに使いたいシャンプー◆
どの犬にもいえることですが、使うシャンプーは界面活性剤を使っていて、匂いがきついようなシャンプーは避けましょう。
界面活性剤などを使っているシャンプーは皮膚への刺激が強く、また、匂いのきついシャンプーは嗅覚が大変優れている犬にも不快になってしまいます。
できるだけ自然由来のシャンプーで優しく洗ってあげることが大切です。
シャンプーを嫌がるパピヨンには…
シャンプーを嫌がるパピヨンはかなりの数いるのではないでしょうか。
嫌々でもやらせてくれるのなら、できるだけスムーズに洗ってあげ、暴れ回るようなパピヨンは、なにが原因で嫌がっているのかを観察してみます。
多いのは、
- 水の音が怖い
- シャンプーに匂いが嫌い
- 飼い主さんがパニクるから愛犬もパニック
などがあります。
水の音が原因の場合、シャワーヘッドをパピヨンの被毛につけるようにすると、音が半減されます。
または、シャワー自体をやめて、スポンジやコップを使ってお湯を体にかけてあげるという方法も効果があります。
そして、飼い主さんがシャンプーに慣れてなくて、愛犬のために早くやってあげようとパタパタすると、愛犬はそのソワソワ感をキャッチして、パピヨンも興奮してしまうことがあります。
飼い主さん自身がどんと構えることで、パピヨンも安心することができますので、どんと構えることも大事なことです。
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