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しかし何度も保護先を尋ねて相性が合うか判断することは難しいですよね。
そこで迎え入れ先が保護団体などであれば、迎え入れのトライアル期間が設けられていることがあり、事前に相性と確かめることができるようになっています。
期間はだいたい2週間前後で、問題がなければ正式に譲渡されることになります。
一定期間のトライアルがあれば、どうしても自分では対処できない問題が起きた時、再度その犬が不幸の道を辿ることを防ぐこともできるのです。
問題なのが、全く顔合わせなく譲り受けるということです。
最近ではネットだけで譲渡を行っている場合もありますが、ネットの写真だけでは、実際引き取ってみて思っていたことと違ったり、聞いていなかった疾患を抱えていたりすることもあります。
迎え入れる前にはお見合いがあることは重要なポイントです。
注意点② 譲渡の際の料金の確認はしっかりと(ワクチンや去勢・不妊手術)
里親制度を利用する場合、ペットショップなどから子犬を迎え入れるわけではないので、生体価格の費用はかかりません。
しかし、譲渡の際にワクチンや去勢・不妊手術の費用を負担する必要があることが多いです。
後になって聞いてなかったなどのトラブルを避けるため、犬を自宅に迎え入れる前に、どれくらいの金額を負担する必要があるのか確認しておくようにしましょう。
また、ワクチンや手術済みの場合は、きちんとその証明書をもらうようにしてくださいね。
ワクチンに関しては、万が一接種していないと、新しい環境に来てからでは、生活に慣れるまでに動物病院に連れていくことは犬にとってもストレスになるでしょう。
免疫力も一時的に落ちているかもしれない時期に、不必要な病気のリスクを与えてしまうことになります。
できるだけ接種済みであることが望ましいですね。
注意点③ 保護犬の情報を確認しておこう
愛護団体などから引き取る際には、その子の性格や体質などを考慮して飼う上での注意点や引き継ぎがあるかと思います。
例えば「この子は大人しくて良い子ですよ」と言われていたとしても、実際飼ってみたら「とてもやんちゃで大変」なんてケースがあります。
「室内トイレでできます」と聞いていても実際は失敗ばかりなんてこともあります。
これは保護団体の人が嘘をついているというわけではなく、環境が変わることで犬にも変化が起こりうるということです。
必要に応じて改めてしつけをなどの対処が必要になってくることもあるでしょう。
そして、これは性格だけの問題でなく、健康上の面でも言える事です。
「健康な子」と聞いて引き取ったのに持病があったなんて可能性も否定はできません。
このように実際引き取ってみたら思っていたのと違ったということもあるでしょう。
それでも里親をキャンセルするということにならないよう、あらかじめ覚悟しておきましょう。
引き取るからには責任を持って面倒を見ていく責任が伴うということです。
注意点④ 犬種の特徴をしっかり理解しておこう
せっかく純血種の犬種を里親として引き取るのであれば、犬種の特徴を事前に理解しておくことをおすすめします。
ヨークシャーテリアは、元々ネズミ捕りのために作られた犬種です。
自宅で飼っているハムスターなどに反応してしまうことも。
毎月トリミングが必要な犬種だということや、美しい毛色が変化して「病気かも」と焦ってしまわないためにも色々と事前にリサーチしておきましょう。
この時に良い面だけを見ず悪い面も考慮したうえで迎え入れる覚悟をするようにしましょう。
注意点⑤ 絆作りは焦らずじっくりと
保護犬を引き取ってからでは、早く懐いてほしい、仲良くなりたいと考えるのは当り前のことでしょう。
それでも、時間をかけてコミュニケーションを図ってじっくりと信頼関係を築いていきましょう。
また、しつけも必要になってきますが、叱るよりも褒めることを大切にしてあげましょう。
成犬の場合、今までの経験などからすでに良くない癖がついてしまっていることがあります。
吠え癖や噛み癖、留守番時のイタズラなど問題行動と呼ばれる困った癖を持っている可能性だってあります。
そんなとき、時には叱ることも大切ではありますが、早くしつけたいという思いからあまり叱りすぎたりしないよう注意してあげましょう。
この記事のまとめ
- 里親とは「里親制度」を利用して保護犬を引き取る人のこと
- ヨークシャーテリアの人気の裏側には手放されて里親募集されていることが。
- 里親制度のメリット「生体価格がかからない」「しつけができている可能性」「1つの命を救える」
- 里親制度のデメリット「成犬であることが多い」「持病がある可能性も」
- 里親になる時の注意点
①生涯飼育できる環境・条件は揃っているか
ペットが飼える住宅かどうか経済的余裕はあるかなど。同居家族全員の同意は必須!!
②お見合い、またはトライアルを利用して事前に相性チェックが好ましい
顔合わせなく譲り受けるのは要注意!!
③譲渡費用は事前に確認
ワクチンや去勢・不妊手術の費用を負担する必要があることが
④ヨークシャーテリアの特徴や飼い方を事前チェック
⑤絆作りはゆっくりと時間をかけて行おう
ヨークシャーテリアを里親として迎えよう!注意することとは? さいごに
里親としてヨークシャーテリアを迎えることは、決して簡単なことではありません。
犬を迎えられる家庭環境なのかどうかを見直してみる必要があります。
また病気や怪我の時に対処できるのか、子犬でなくても可愛がってあげる自信があるのか、一度里親として迎えた限りは、生涯大切に飼育するという心構えが必要です。
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