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でも待ってください。
常にこの要求を聞いてしまうと、パピヨンにとって「頼んだらなんでもしてくれる人」と学習し、要求が通らないと怒りだすということになり兼ねません。
いつでも要求を通すではなく、基本的には飼い主さん主導で遊んであげたり、おやつをあげたりしましょう。
いろんな人に触ってもらい、人に慣れさせる
飼い主さんにとっては最高のパピヨンでも、あまりにもシャイだったり神経質だったりすると、飼い主さん以外の人には優しくできませんね。
いろんな人に慣れさせ、誰が相手でもフレンドリーなパピヨンは愛されます。
子犬期から、積極的に外に出ていろんな人に触れてもらうことで、フレンドリなーパピヨンにさせましょう。
成犬になったらもう性格は変わらない?
一度確立してしまった性格は変わらないのでしょうか。
簡単ではありませんが、修正することは不可能ではないでしょう。
子犬期のように性格を形成する過程は過ぎてしまっていますので、簡単に性格上の問題を解決するのは時間を要します。
例えば、なにか一定のことにトラウマを抱え、ガウガウ犬になってしまった場合など、原因がわかっていれば、それを克服するトレーニングが長く必要になりますが、克服をし、性格上の問題も解決することができるでしょう。
パピヨンはライフステージでも性格の変化がある
パピヨンに限ったことではありませんが、犬は、成長とともに大小の差はありますが、性格に変化がみられます。
子犬期
いろんなものに興味を示し、怖いという不安の前に好奇心が働くので、一見するとやんちゃにも見え、アクティブな性格に見えます。
成犬期
成長とともに、個々の性格がはっきりしてきます。
好き嫌いも明確に意思表示をするようになり、アイデンティティを確立します。
ここで形成された性格がその個体の性格となります。
シニア期
年を取るにつれ、基本となる性格は変わりませんが、より好き嫌いの選り好みが強くなることがあります。
若い頃より頑固になったと感じる場面が出てくるでしょう。
基本的な性格は変わらないまでも、年を取るごとに人と同じで、パピヨンなりのこだわりや頑固な部分が見え隠れしてくることがあります。
レアカラーのパピヨンはおとなしい?
パピヨンの毛色が、性格に影響することはないことをご紹介いたしました。
そこで注意していただきたいのが、レアカラーの毛色のパピヨンはおとなしいというウワサ話です。
レアカラーの被毛は、本来あるべきパピヨンの毛色ではなく、無理な交配で、わざとレアカラーを作りだしたり、事故的に生まれてきてしまったパピヨンであることが多く、先天的に虚弱体質である場合が多くみられます。
レアカラー=おとなしいではないので、安易にレアカラーのパピヨンを探すことはおすすめしません。
パピヨンの毛色は成長とともに変化する
パピヨンは、子犬ときはパーティーカラーだったのに、成長とともにトライカラーになることがあります。
また、年を取るにつれて毛色は明るくなっていく傾向があり、特にブラウン系の毛色は明るくなっていきます。
どんなふうに変化していくかの予測は難しく、成長とともに変わる毛色を楽しむのもパピヨンを飼ったこその魅力になります。
抱っこの仕方でパピヨンの性格が変わる!?
普段パピヨンを抱っこするということは多々あると思います。
みなさんはどんなふうに抱っこをしていますか?
抱っこの正しいやり方は、パピヨンの身体を飼い主さんに密着させ、片方の手でお尻を支え、もう片方の手で胸あたりに手を入れ支えます。
それを、胴を包み込むような抱っこを繰り返してしまったり、ねだられるまま抱っこをする、抱っこばかりしていたりすると、臆病で甘えん坊な性格になってしまうといわれています。
また、飼い主さんの目線より上で抱っこしてしまうことも、パピヨンが飼い主さんを見下ろすようになってしまい、飼い主さんを格下と認識することもあるという話もあります。
抱っこをするシーンというのはさまざまありますが、どれも度を越さないことが大切なのかもしれません。
この記事のまとめ
- 体重3.2〜4.5kgの小型犬。長毛種のシングルコート(スウェーデン系はダブルコート)
- 毛色:ブラックとブラウンのトライカラー、ホワイトとブラウン、ホワイトとブラック、レッドとホワイトのパーティーカラー
- 性格:甘えん坊、明るく活発、頭がよい、神経質
- 毛色による性格の違いはない
- パピヨンの性格は「先天的要因」と「後天的要因」から成る
- 先天的要因:犬種による性格、性別による性格、遺伝による性格
- 後天的要因:育った環境、しつけ
- オスメスによる性格の違い:オス…成犬になっても無邪気、喜怒哀楽がストレート、縄張り意識が強い、飼い主さんにべったりしたがる メス…成犬になるにつれ落ち着きが出る、甘え方が上手い、考えて行動することが多い、自立心がある
- ライフステージでも性格の変化がある
- レアカラーのパピヨンはおとなしいは間違った情報
- パピヨンの毛色は成長とともに変化
パピヨンは毛色によって性格が違うの? さいごに
パピヨンは毛色によって性格の違いはないものの、育った環境やしつけによって性格の違いが出てきます。
成犬になってから性格のクセを変えるのは大変ですので、子犬の頃から上手にしつけをしていくことが大切です。
頭がよいパピヨンは、飼い主のしつけ次第で安定した性格になっていけますので、パピヨンの長所を伸ばしながら、可愛がっていってあげてくださいね。
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