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具体的にツヤツヤな被毛をキープするためには、なにをしたらいいでしょうか?
バランスの良い、良質な食事
体の中も外も、食べたものからできています。
良質な食事を摂ることで、健康的でいられるだけでなく、体の調子がいいと、当然被毛にも影響が現れます。
逆にいうと、良質な食事を与えているはずなのに、最近被毛の艶がないなと思うときは、愛犬のパピヨンの体調が優れていないこともあるので、健康のバロメーターとしても、被毛の艶はチェックするようにしましょう。
ストレスを溜めない適度な運動
パピヨンは小さな体に似合わず、体力があり、ある程度の運動量が必要になります。
1日に2回30分はお散歩してあげることをおすすめします。
そして、月に何回かはドッグランなど自由に動き回れるところで1時間ほど遊ばせてあげるようにしましょう。
十分な運動ができず、常に室内での生活をしてしまうと、パピヨンはストレスを溜めてしまいます。
ストレスは被毛の艶に直結します。
被毛のお手入れをサボらない
被毛のお手入れは、毎日することと定期的にすることとあります。
毎日のお手入れとしては「ブラッシング」で、定期的にしたいことは「シャンプー」になります。
◆パピヨンのブラッシング◆
パピヨンの被毛は大変細く繊細のため、使うブラシはコームやピンブラシにしましょう。
スリッカーブラシなどを使ってしまうと、皮膚を傷めてしまう可能性があるのでおすすめしません。
パピヨンの被毛は絡みやすいわけではないので、毎日のブラッシングは必要ないように思えますが、ブラッシングをすることで、皮膚へのマッサージにもなり、血行が良くなります。全身の血行が良くなることで、被毛への艶にも繋がります。
パピヨンのシャンプー
使うシャンプーは、界面活性剤が原料のものを極力避け、自然由来のものを使うようにしましょう。
犬の皮膚は人の皮膚より薄くデリケートなので、少しでも優しく洗えるものを選びます。
また、匂いがキツくないものを選ぶことをおすすめします。
犬の嗅覚は大変優れていますので、匂いの強いシャンプーは好まない傾向があります。
◆パピヨンのシャンプー後は完全に乾かすことが大事◆
被毛を守るポイントはシャンプーだけではありません。
シャンプー後、完全に乾かしてあげることを忘れないようにしましょう。
生乾きの状態は、臭いの原因になることと、皮膚が蒸れた状態が続くことで、炎症を起こしてしまうことがあります。
パピヨンの被毛は上辺だけではなく、中からしっかり乾かし、同時にブラッシングをしふわふわに仕上げてあげましょう。
毛色を引き継ぐ際の注意点
パピヨンを飼ったら、将来的にはその犬と同じような美しい毛色を持った子犬を生ませたい、と考える飼い主の方もいます。
しかし、交配相手のパピヨンはブリーダーなど、プロの方にお願いして探したほうがよいでしょう。
というのも、同じ毛色同士を交配させれば、子犬も親犬と同じ毛色になるとは限らないからです。
また、交配はパピヨンらしい毛色を保っていくことも大切なポイントです。
交配の組み合わせ方がよくないと、色素が薄いパピヨンが生まれてしまうこともあるので、その道のプロに相談して行うほうが安心です。
パピヨンの交配は毛色だけでなくたくさんのリスクがある
素人の知識での交配では、思うような毛色のパピヨンにはならないことをご紹介いたしました。
また、素人レベルの交配では毛色の問題だけではなく、健康なパピヨンの子孫を残す意味でも、たくさんのリスクがあるのです。
生まれてくるパピヨンの子供は、両親犬の影響だけでなく、その前の代まで遡ることがあり、思いもよらない健康的な問題を抱えて生まれてくることがあります。
自分のパピヨンの子供が欲しいと考える際には、プロのブリーダーさんに相談することをおすすめします。
- 体重3.2〜4.5kgの小型犬。イギリス系はシングルコート、スウェーデン系はダブルコート
- 毛色:ブラウン&ホワイト、セーブル、フォーン&ホワイト、ブラック&ホワイトなど
- 性格:友好的だけどときにシャイ、好奇心旺盛で活発、賢く学習能力が高い、プライドが高くツンデレな面があり、神経質、甘え上手だけど独立心もある
- パピヨンの被毛の特徴:抜け毛が少ない、被毛は細く繊細、トリミングは必要ない
- パピヨンは被毛がある程度の長さになると抜け、生え変わるタイプ
- JKC(ジャパンケネルクラブ)で認められていない、ホワイト&ブルーなどの毛色には注意
- パピヨンの毛色は成長とともに変化する
- 美しい被毛をキープするポイント:「バランスの良い、良質な食事」「ストレスを溜めない適度な運動」「被毛のお手入れをサボらない」
- 同じ毛色同士を交配させても、親犬と同じ毛色になるとは限らない
バリエーション豊富なパピヨンの毛色とその特徴 さいごに
パピヨンの毛色は、ブラウンやブラックの位置やその占める割合にもよって、無数にパターンがあるため、じっくりと気に入った一匹を見つけるのがよいかと思います。
また、足と体にホワイトが多いほうが望ましいとされていますが、実際には、あまりこだわっていない飼い主の方も少なくありません。
どの毛色にもそれぞれのよさがありますので、気に入った毛色のパピヨンを見つけて飼育していってくださいね。
みなさんがパピヨンたちと楽しい毎日をお送りしますように。
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