バリエーション豊富なパピヨンの毛色とその特徴

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この経路も、ブラウンとブラックが入る割合、場所により見た目の印象は変わります。

認められていない毛色もある

パピヨンの毛色は、JKC(ジャパンケネルクラブ)によりスタンダードカラーの基準が定められています。

現在はホワイト単色、ブルー&ホワイトなどの毛色は認められておりません。

これは、パピヨン本来の犬質を守ることを目的とし、繁殖を慎重に行うことを促しています。

同じ毛色でも違う印象

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同じ毛色であってもブラウンやブラックの位置や大きさ、鼻筋から頭頂部にかけてのブレーズと呼ばれる白い部分の比率などが個体差によってそれぞれ異なるため、見た目の印象が違って見えたりします。

したがって、すでにどの毛色のパピヨンにするのか決めている場合などは、数か所のペットショップやブリーダーで、見比べてみるのもよいでしょう。

毛色は変化していく

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子犬の頃と成犬になってからとで、毛色の変化が見られるのもパピヨンの大きな特徴です。

よくあるケースとして、例えばパピヨンの販売先で、ホワイト&ブラウンを飼いたいと伝えたにも関わらず、実際に見せてもらった子犬が黒っぽかったりすることがあります。

子犬を最初に見たとき、「これは希望の毛色ではないのに…」と思うかもしれません。

しかし、成犬になると色が落ち着いていき、ホワイト&ブラウンの毛色に変化していくのが一般的です。

もし希望している毛色があるような場合は、その写真などを販売先に持っていき、念のために将来その色になるのかを確認してみるとよいでしょう。

パピヨンにドッグサロンは必要ない?

トリミングが必要ないパピヨンは、ドッグサロンは必要ないの?と思いますよね。

ドッグサロンの主なサービスはトリミングにはなりますが、それだけではありません。

マッサージ

オプションとして、

  • シャンプー(肛門腺絞り含め)
  • グルーミング(爪切り含め)
  • 全身パック
  • リラクゼーションマッサージ

など、各ドッグサロンで行っているサービスには違いがありますが、最近では人間顔負けのメニューがたくさんあります。

普段は自宅でお手入れしていても、ときどきドッグサロンを利用することで、ご自身のパピヨンが一段と輝くのではないでしょうか。

パピヨンの抜け毛は少ない。でもないわけでない!

パピヨンは 抜け毛が少ないとご紹介いたしました。

でも、抜け毛がないわけではありません。

ダブルコートの犬種に比べれば、かなり少ないといえます。

ただ、シングルコートには2種類あり、

  • トリミングしないと被毛が伸び続けるタイプ
  • 被毛がある程の長さになると抜け、生え変わるタイプ

とあり、パピヨンは後者になります。

そのため、抜けないんじゃなかった?と驚かれる飼い主さんもいるかもしれませんが、抜け毛がないわけではありません。

注意して欲しいこととして、普段より抜け毛が多くなったり、フケが出るようになったときなどは、皮膚に炎症を起こしていたり、なにかしらの体調不良のサインだったりしますので、獣医さんへご相談することをおすすめします。

かつてのパピヨンはホワイト&レッドのみだった?

現在ではバリエーション豊かなパピヨンの毛色ですが、かつて、パピヨンが誕生したあたりには、パピヨンの毛色はホワイト&レッドのみだったといわれています。

長いパピヨンの歴史の中で改良を重ね、現在の毛色の種類が出来上がりました。

パピヨンの毛色「ホワイト&ブルー」って?

パピヨン,犬,茶白

JKC(ジャパンケネルクラブ)で認められていない、ホワイト&ブルーという毛色があります。

レアカラーともいわれ、滅多に見ない珍しい毛色なので、ついつい欲しいと思ってしまいます。

ただし、このレアカラーは本当に注意が必要になります。

それはレアカラー自体、遺伝子の問題で生まれることが多く、毛色が珍しいということだけでなく、皮膚が弱い、聴力・視覚異常、内臓系の疾患など、さまざまな問題を抱えていることがあります。

JKC(ジャパンケネルクラブ)で認められていないのには、きちんと理由があるので、安易にレアカラーというだけの理由で、レアカラーのパピヨンを探すのは避けるようにしましょう。

パピヨンの毛色の違いで性格も違うの?

毛色の違いで性格も違うという話を聞きますね。

パピヨンの場合はどうでしょうか?

犬の性格は、先天的要因後天的要因から決まります。

先天的要因として、遺伝などがあるのですが、毛色が決まることにも遺伝子がかなり関わっていて、そのことより、毛色で性格が違うのでは?という研究がされています。

今のところ、毛色の濃淡によって性格にいくらかの差があるとも考えられていますが、実際、個々の性格は後天的要因が大半を占めているので、結果的に、毛色による性格の違いは、意識するほどのレベルではないでしょう。

*後天的要因…育つ環境やどんなしつけトレーニングを受けたか

パピヨンの美しい被毛をキープするポイント

お手入れしやすいと言われるパピヨンですが、なにもしないで美しい被毛はキープできません。

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