性格の決め手になる!?ポメラニアンの社会化について

その後の人間社会での社会化期でも、色んな人や犬に会って、可愛がってもらったり楽しく遊ぶことによって、犬や人間に対してのイメージが『良』になります。

この社会化期に色々な体験や経験をさせることにより、今後の生活においても穏やかに過ごすことができるようになるでしょう。
温和でのほほんとしたポメラニアンに育つように、この時期に様々な経験を十分にさせてあげることが大切です。

社会化はしつけも左右する

様々な経験をさせて社会性を身につけることは、外に出ても落ち着いた行動が取られるようになります。

また、「知らない(人・動物・物・場所・事)=怖い」ものがなくなるため、警戒心が薄れ、吠えるなどの問題行動を取ることがなくなってくるでしょう。

つまり、犬の社会化はしつけにも深く関わってくると言って過言ではないでしょう。

この社会化期は人間でいう“三つ子の魂百まで”の時期であるため、しつけの基本であるお座りや伏せを教えたり、噛んではいけない事のしつけにおいても重要になってきます。
ポメラニアンは知能も高いため、根気よく正しい方法で教えていけば必ず伝わるはずです!
諦めずに粘り強くしつけを行っていきましょう。

ポメラニアンの社会化 具体的にどうすればいい?

ポメラニアンの子犬の社会化はしつけの基本にもなります。
人間の赤ちゃんも色々なものを見て、聞いて、触って、感じることによって様々な知識を身につけますよね。
子犬も人間の赤ちゃんと同様に、様々な経験を積むことによって良い事や悪い事、好きな事や嫌いな事が理解できるようになります。

社会化の基本は、「見せる・触れさせる・聞かせる・嗅がせる」です。
それでは具体的な方法を見ていきましょう。

①いろんな人と会う機会を

社会化期には沢山の人に会い、できれば優しく撫でてもらいましょう。
来客や動物病院の先生や看護師さん、家族以外の人に会える機会を作ってあげてください。

色んな人たちが笑顔で接してくれることによって、人間に対して良いイメージを覚えます。
そうなることで、人懐こくて愛らしい子へと育っていくでしょう。

成犬になって他人に怯えて吠えたり威嚇したり噛んだりしないよう、沢山の人と接する機会を持ちましょう。

②他の犬に会う機会を

他の犬と会う機会を作り、遊ばせましょう。
親犬や兄弟犬以外の犬との接し方を学んでいくことになります。

ワクチンが終了するまで散歩はできませんので、ペットショップやプロのインストラクター、しつけ教室などで開催しているパピークラスに参加してみるのがおすすめです。

③色々な環境を見せる

まずは室内環境です。
掃除機や洗濯機、ドライヤーなど、家の中の生活音に慣れてもらいましょう。
また、インターフォンや掃除機の音に反応して吠えてしまう子は多いので、子犬の頃から日常的に聞かせて慣れさせることによって無駄吠えの予防にもなります。

次に外の環境です。
車の音やバイクの音、鳥のさえずり、風の香り、他の犬の鳴き声や人の話声などを聞かせてあげながら、優しく話しかけてあげましょう。

④ものに慣れさせる

子犬が触れる必要があったり装着したりするものに慣れてもらうよう触れる機会を作りましょう。
例えば首輪やリード、ブラッシングブラシ、歯ブラシ、キャリーバッグなどあらゆるものがあるでしょう。

⑤全身触れられることに慣れさせておこう

日頃から全身の隅々に触れられるようスキンシップを取っておきましょう。
軽く手足の先まで触ったり、口の中、耳、お腹、腰などあらゆる箇所に触れられることを慣れさせておくのです。

そうすることで、犬が苦手な事になりやすいブラッシングや歯磨き、爪切りなどをスムーズに行えるようになるでしょう。

それだけでなく、動物病院で診察を嫌がる、トリミングサロンを嫌がるといったこともなくなり、愛犬自身にかかるストレスも軽減できることになります。

お散歩デビューはワクチンプログラム後、それまでは抱っこ散歩で

子犬を家に迎えたらできるだけ早く社会化を養うよう意識してあげると良いでしょう。

それでも、子犬期に必要なワクチンプログラムが終わるまでは「散歩は控えてくださいね」と獣医師からも指示があることと思います。
子犬は免疫力が弱いので、ワクチンプログラムが終了する前は散歩に連れ出し歩かせることは避けましょう。

ですが、ワクチンプログラムが終わるまで待っていたら、様々な事を吸収しやすい時期「社会化期」を逃すことになってしまいます。

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