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犬は米を食べても大丈夫?
結論からいうと、犬は米を食べて大丈夫です!
ただし、生の米は消化が大変悪いので、犬にあげる米はちゃんと加熱調理されたものをあげます。
そして犬はもともと、肉のような動物性タンパク質を消化することは得意ですが、炭水化物である米は肉ほど消化するのが得意ではありません。
その辺をうまくバランスを取りながら犬に与えることで、米は栄養価も大変高い食材なので、犬に与える影響は大きいでしょう。
また米は、小麦粉などよりもアレルギーを起こしにくい食材としても有名です。
アレルギーで悩んでる愛犬にも、米だったらアレルギー反応が起きず、安心して食べさせられるかもしれません。
米の栄養素・効用
米に含まれるタンパク質で犬の健康をキープ
米には植物性たんぱく質が含まれています。
そのたんぱく質は犬の血液や筋肉、細胞を形成する栄養素になります。
よく、小麦粉の方がタンパク質の量は上といわれますが、アミノ酸スコアでいけば、37(小麦粉):61(精白米)で、米の方が良質なタンパク質を含んでいることがわかります。
米に含まれる炭水化物(糖質)は犬のエネルギー源に
米=炭水化物と敬遠されがちですが、炭水化物(糖質)はとても重要な役目を果たします。
特に、神経や脳の働きを活発にさせる役割を持っています。
また、炭水化物には糖質の他に、繊維質にも分けられ、この繊維質は腸内細菌によって発酵され、その時にできる短鎖脂肪酸が、腸内の粘膜を強くし、栄養の吸収を促してくれます。
米に含まれるビタミンB1で神経系の機能を正常に
ビタミンB1は、犬の神経系が正常に機能する手助けをします。
これが不足すると、神経障害や視力障害などの影響が出てきてしまいます。
特に、子犬は成犬よりもビタミンB1の摂取が必要といわれています。
米に含まれる鉄分で犬の貧血予防
米の中には量は多くありませんが、鉄分が含まれています。
- どうも元気がなさそう
- 食欲不振
- 疲れやすい
これらの症状は、単純に加齢からくるものではなく、鉄分不足のこともあります。
鉄分は貧血を予防し、全身の代謝を良くする働きもあります。
犬に米をあげる量とあげ方
手作り食には積極的に取り入れても良さそうな「米」ですが、様々なあげ方があるのでご紹介していきます。
犬に米をあげる方法
犬に米をあげる場合、必ず加熱して、柔らかく調理した米をあげるようにします。
生の米をあげる人はいないと思いますが、注意したいのは、普通に私たちが食べるくらいの硬さで炊いた米は問題ないですが、米自体、犬は消化をすることが得意なわけではないので、硬めに炊いたご飯などは注意してください。
また、子犬やシニア犬にあげる場合、炊いたご飯をさらに柔らかくお粥状にしてあげると消化の助けになります。
犬に白米以外の米に関する食材はあげてもOK?
続いて…