・ACTH刺激検査:コルチゾールの最大分泌量を調べる検査です。
医原性では刺激前後でいずれも低値を、下垂体性、副腎性では、刺激1時間後に数値が跳ね上がります。
・レントゲン検査:肝腫大、気管などに石灰化、副腎の腫大など
治療
医原性の場合は、投与しているコルチコイドを段階を経て減量していきます。
副腎性の場合、可能であれば第一選択は外科的副腎腫瘍の切除、困難であれば内科的にコルチゾールの分泌をおさえる治療を行います。
下垂体性の場合、一般的には内科的治療が行われますが、外科的に下垂体腫瘍を摘出するという選択肢もありますが、いわゆる脳腫瘍摘出術のため、二次診療施設での特別な体制下で行われるもので、術中、術後リスクも伴います。
ポイント
この病気は、食欲が増すので、病気と気づかずに発見が遅れることがあります。
食欲があっても、異常に水を飲んだり、しょっちゅうトイレに行きたがったり、おもらししたりする場合は、早めに動物病院で診てもらって下さい。
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