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また、季節や行事ごとにいぬにコスチュームを着せて写真撮影をし、1冊のアルバムやカレンダーを作るということも、最近愛犬家のみなさんの中で流行っているようです。
現在の犬服の流行りは?
犬服にも流行りはあるのでしょうか?
デザインは時代時代で変化していきますが、基本的な犬服の種類は同じです。
ただ、人間の洋服の流行り同様、犬服も毎年新作の犬服が登場します。
傾向として、デザインはその年の人間の流行りにも左右されますが、最近では普通の犬服プラス機能性が重視されているようです。
例えば、
- 夏の犬服は冷感素材の生地を使った犬服
- UV加工がされた犬服
- 保温に優れた生地を使った犬服
- シャカシャカ音がしない収縮性があるレインコート
など、見た目も大事ですが、いかに犬が心地よく犬服を着られるかということに注目されています。
現代の犬服はおしゃれ目的以上に進化している!?
犬服は多種多様なデザインがあふれています。
価格もリーズナブルなものから高価なものまであり、望めばいろいろな犬服を探すことができます。
中でも年々進化しているのは、かわいい見た目だけではない犬服が続々登場していることではないでしょうか。
それぞれの犬種、その犬の性格、犬の年齢、生活環境によって、その場面場面で、より良い生活のサポートができるように、犬服は頑張っています。
その変化しつつある犬服をご紹介しますと、
- 暑さに弱い犬のために、冷感素材の生地を使った涼しい犬服
- アウトドア好きの犬のために、虫除け加工がされた犬服
- とにかく外が好きな犬のために、UV加工がされた犬服
- レインコートが苦手な犬のために、柔らかく、シャカシャカ音がしない犬服
- 体力が落ちた犬のために、着脱しやすく柔らかい素材の犬服
- けがや手術跡を犬が舐めないようにサポートする犬服
など、かわいい中にも機能性を考えできた服が多数あります。
おそらく今後も、こういった犬目線で犬のためを思った犬服は続々と登場していくでしょう。
犬服に需要があるのはなぜ?
現在日本で飼われている犬の数は、人間の子供の数より多いといわれています。
そして飼われている犬の犬種も様々で、中には南国出身の犬や北国出身の犬など、日本の気候とは全く違うところで生まれた犬も多いでしょう。
そういった犬たちは、時により寒さに弱かったり、暑さに弱かったりと、日本の気候に合わせるのが大変なことがあります。
もちろん、犬服なしでも生きてはいけるでしょう。
でも、犬服を着せることで、着せないよりも快適にストレスなく過ごせるとしたら…
着せないという理由はないと思いませんか?
中には、ファッション性だけを意識して犬服を着せている人もいるかもしれませんが、大半の飼い主さんは、少しでも犬に快適な生活をして欲しいという願いから着せています。
結果、そういった需要に答えるように、犬服のブランドは次々とアイデアを出し、新しい機能性に富んだ犬服を生み出し続けているのです。
進化を続けるシニア犬用の犬服
近年、長生きをする犬が増えつつあり、犬の寿命が延びる中、介護の問題が様々生まれていることも事実なようです。
人間同様犬たちも、年をとると昔のように元気に飛び跳ねることが難しくなり、
立ったり座ったり、動くこと自体がだんだんと遅くなっていきます。
言葉を話せない犬たちのそういった体の変化に気づき、必要なサポートをしてあげることがとても重要になってきます。
そして、そういったサポートに一役買ってくれるのが、シニア用の犬服になります。
シニア犬用の犬服というと、
- 体温調節が難しくなった場合の着脱簡単なベスト
- 床ずれを防止するため後脚を保護する犬服
- おむつの着脱が簡単な犬服
など、少しでも介護が楽になり、犬も快適に過ごせるように作られたものが数多くあります。
ご自身の愛犬がシニア期になったら、ぜひこういったシニア犬用の犬服も検討してみましょう。
犬服の未来
では、犬服はどんな進化を遂げようとしているのでしょう?
基本的には今まで通り変わらないと思いますが、犬の洋服にもニーズが反映されます。
また、デザインも毎年傾向が変わります。
今後、どんな犬服が世に出てくるのか楽しみですよね!
あなたはどんな犬服を選びますか?犬服選びのときに、少し歴史に想いを馳せてみませんか?
犬種の歴史から見る犬服について
様々な犬服がある中、犬種ごと、年齢、性格別で必要な犬服は違ってきます。
同じ犬種でもそれぞれ個体で性格や体のコンディションは違うので、一概には言い切れませんが、今回は大きく分けてどんな犬にどんな犬服が合うのかをご紹介いたします。
みなさんの愛犬はどの犬服が必要でしょうか。
寒さに弱い犬種には防寒対策をした犬服を
犬にはシングルコートとダブルコートとありますが、やはりシングルコートの犬は寒がりの個体が多いです。
また、短毛種や南国出身の犬も日本の冬は寒く、適応するのに苦労している姿を見ることができます。
◆寒さに弱い犬種◆
- チワワ
- ヨークシャーテリア
- マルチーズ
- イタリアングレーハウンド
- トイプードル
- ウィペット
- ミニチュアピンシャー
暑さに弱い犬種には暑さ対策をした犬服を
寒さに弱い犬種と逆で、ダブルコートの犬種は基本的に暑さに弱い傾向があります。
こういった暑さに弱い犬に、厚い生地の犬服を着せるのはNGですが、冷感素材でできた犬服や、通気性のいい犬服は場合により熱中症予防になります。
◆暑さに弱い犬種◆
- ポメラニアン
- シベリアンハスキー
- コーギー
- ボストンテリア
- パグ
- ペキニーズ
- シーズー
このように、ご自身の犬の出身国や体の特徴(短頭種)などを調べていくと、必要な犬服のヒントを得ることができます。
また、ご自身の愛犬が年を重ね、シニア犬になった時には、犬自身が体温調整をすることが難しくなっていくので、シニア期に入ったら犬種関係なく、私たちが体温調整の管理をしてあげる必要があります。
この記事のまとめ
- 犬の先祖はオオカミ。人が改良を繰り返し、猟犬や愛玩犬など目的別に反映
- 犬類最初の犬服:犬服は定かではないが、江戸時代にはすでに首輪や飾りが発見されている
- 欧米での犬服:実用的な犬服に関しては日本より進んでいる
- 現在の犬服の種類:Tシャツ、ノースリーブ、つなぎ、ワンピース、セーター、ベスト、ジャケット(コート)、レインコート、イベント用コスチューム
- 現在の犬服の流行り:普通に犬服プラス機能性が重視
- 現代の犬服はおしゃれ目的以上に進化:「冷感素材の生地を使った涼しい犬服」「虫除け加工がされた犬服」「UV加工がされた犬服」「柔らかく、シャカシャカ音がしない犬服」「脱着しやすく柔らかい素材の犬服」「患部をサポートする犬服」
- 犬服に需要がある理由:犬服を着せることで、着せないよりも快適にストレスなく過ごすため
【シリーズ犬の服】〜犬服の歴史に迫る〜さいごに
長い長い人間と犬との歴史の中、ともに進化し続けているのが犬服になります。最初の始まりは、首輪や簡単な装飾品からの始まりだったかもしれません。
ただし今では、どんな犬にも対応できる様々な犬服があります。
犬種、犬の性格、犬の年齢、犬の生活環境、様々な視点から1番愛犬に必要で、より快適な生活をできるような犬服を選んであげることができます。
みなさんの愛犬にはどんな犬服を選びますか?
どの犬たちもみんな、快適な犬服を着て幸せな毎日を送れますように。
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