ぶどうの成分ってなんだろう?
ぶどうの成分ですが、果糖・ブドウ糖・ミネラルが含まれています。
これらの成分は別に犬にとって不都合なものはなにもありません。
むしろ、ミネラルなんかは摂取した方がよさそうです。
他にどのような物質で形成されているのでしょう?ぶどうには、これらの他に、アントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。
ぶどうの効能は、脳の働きを良くする、動脈硬化を防ぐ、疲労回復の効果があるなど、さまざまな利点があります。
また、ブドウに含まれているポリフェノールの中にはたくさんの「レスベラトロール」という成分が含まれており、それは食物アレルギーの発症を抑える効果があることが研究の結果わかってきました。
どうしてぶどうを与えてはいけないの?
ぶどうの効能を見ると、犬に与えるととっても良さそうですが、何故犬には与えてはいけないのでしょう?実は、ぶどうを犬に与えてはいけない理由となる「原因物質」についてははっきりとわかっていないのです。
ですが、実際には死亡例もありますので犬にとってぶどうはやはり危険であると言えるでしょう。
もちろん、これも個体差がありますので、ぶどうを食べても何ともない犬もおりますし、ほんのひとかけらで重篤な中毒症状を起こして死にいたるケースもあります。
ぶどう自体を食べるのが危険なのですが、ぶどうの皮を食べてしまう方がもっと危険であるとも言われています。
人間が破棄したぶどうの皮などを誤って食べてしまい、中毒を起こしてしまうケースもありますので、犬を飼っている方は、ご自身がぶどうを食べる際には十分注意してくださいね。
犬がぶどうを食べるとどうなるの?
犬がぶどうを食べると、一般的には嘔吐、下痢、腹痛を起こします。
どれくらいの量を食べると中毒症状を起こすかですが、これも個体差によりますが、だいたい体重1kgあたり12gを摂取すると危険だと言われています。
ぶどうの種類にもよりますが、巨峰という品種で1粒15g前後ですから、2kgほどのチワワが2粒食べると危険というわけです。
しかし、これもどうも無い子もいますし、半粒食べて下痢や嘔吐が止まらない子もいます。
また、大型犬だから大丈夫だということもありません。
摂取量はあくまで目安にしかなりませんので、体重や摂取量にかかわらず、危険であることを認識して十分注意して生活したいものですね。
実は危険なぶどうについて
犬がぶどうを食べた際の死亡例についてですが、ぶどうを食べた後に急性じん不全を起こして死亡したケースが報告されています。
小型犬ですので、ほんの数粒で死亡したのだと思われますが、なぜ腎不全を起こしてしまったのかは不明です。
ただし、この死亡した犬は皮ごとぶどうを70g以上も食べたことがわかっていますので、皮の毒性が反応したのかもしれません。
いずれにせよ、犬にぶどうは危険であると言うだけで、はっきりした原因はわかっていません。
原因がわからないということは、対処法が無いと言うことです。
つまり、解毒の方法が無いと言うことですね。
このことが犬にとって一番危険であると言えるでしょう。
あえて与えなくて良いものは与えない
犬にぶどうを与えるのは辞めた方が良いということをお話してきましたが、どんな食材でも、「辞めた方がいい」とされているものは、別に無理や危険を冒してまで与える必要はありません。
ぶどうを食べさせることでリスクを伴うより、ぶどうの持つ栄養素を食べさせたければ他の食材でまかなうことも可能です。
わざわざ危険をしょうちで食べさせるのではなく、代理になる食材を探しましょう。
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