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犬はブルーベリーを食べても大丈夫?
犬にブルーベリーはあげて大丈夫です!
意外に感じますか?
そうですよね。
犬にぶどうは食べさせちゃいけないとよく聞きます。
ぶどうとブルーベリーって見た目が似ているから、結構ダメだと思ってしまいがちです。
でも、ブルーベリーはツツジ科。
ぶどうはぶどう科なので、全く別物になります。
ブルーベリーに豊富に含まれているアントシアニン(ポリフェノール)、食物繊維、βカロテン、ビタミンE、Cなど、どの成分をみても、犬にとって、害になるものは含まれていません。
ブルーベリーの栄養成分・効用
ブルーベリーに含まれるアントシアニンで犬の目を守ります
アントシアニンってよく聞きますよね。
人用のサプリメントもたくさんあります。
アントシアニンは、ブルーベリーに含まれているあの鮮やかな、青紫色の色素のことなのです。
このアントシアニンには強い抗酸化力を持つとされていて、体内の活性酸素を除去する働きを持っています。
また、目の健康を保つ働きをすることでも有名です。
目の網膜にはロドプシンという色素がるのですが、目が疲れてくると、その色素の働きが弱まってきます。
そんなとき、アントシアニンを摂取することで、直接、ロドプシンに働きかけ再合成を促すのです。
それも、即効性があると言われています。
ブルーベリーに含まれる食物繊維で、犬のお腹をキレイに
食物繊維には2種類あります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維。
その2つを持っているのがブルーベリーになります。
不溶性食物繊維は、胃で消化されにくいので、繊維が腸にまで届きデトックス効果があり、水溶性食物繊維は体内で水を混ざることでゲル状に変化し、腸をコーティングし、余計なコレステロールや脂質・糖質が吸収されるのを抑えてくれます。
ビタミンEとCとβカロテンの最強チームが犬のアンチエイジングに
ブルーベリーにはたくさんのビタミンが含まれていますが、特に、ビタミンEやCが多く含まれていて、それらは、抗酸化ビタミンとも呼ばれるくらい、抗酸化パワーが強いのです。
また、βカロテンは、体内でビタミンAに変わり、皮膚の健康を保つほか、免疫機能の維持を助けます。
ブルーベリーを食べたら犬の白内障に効く?!
そんなに目にいいブルーベリーなら、食べることによって、犬の白内障が治らないまでも、改善したり、進行を遅らせることはできる?
飼い主なら誰でも考えますよね。
ブルーベリーには、アントシアニン始め、ビタミン類も豊富で、目の疲労や老化を防ぐ、抗酸化パワーを持つ栄養素がたくさん詰まっています。
ただ、ブルーベリーは薬ではないので、なってしまった白内障は治せません。
あくまでも予防的に若いうちから、目の保護として食べさせるのが目的となります。
それでも、体にいいことは間違いないので、発症を遅らせるという効果は、ゼロではないかもしれません。
ただ、犬の白内障の進行を遅らせることができるという効果は、残念ながら現時点では実証されていません。
犬にブルーベリーをあげる量とあげ方
では犬にブルーベリーをあげるとき、どれくらいの量を、どうやってあげるのが正解でしょうか。
犬にはどれくらいの量のブルーベリーをあげても大丈夫?
ブルーベリーは1粒1粒が小さいので、ついつい数をあげてしまいそうになりますが、好ましい量は、小型犬で1日10.0g、中型犬で1日15.0gになります。
ただそれも、その犬によって変わってきますので、おしっこやうんちの量などから判断して、多すぎる場合は減らしましょう。
ブルーベリーを犬にあげるときのコツ
ブルーベリーは、私たちが食べるときと同じく、犬には基本的に皮ごとあげて大丈夫です。
ただし、ご自身の犬が普段、ドライフードでも何でも、噛まずに丸飲みしがちである場合、ブルーベリーも丸飲みしてしまい、なかなか消化できないのでは?と心配がある場合は、若干ブルーベリーを潰してあげるようしてください。
また、潰した方がより、ブルーベリーの匂いがして、犬も喜んで食べるかもしれませんね。
ブルーベリーは、生でも冷凍でも、加熱でもOK
ブルーベリーをあげるときは、フレッシュな生のブルーベリーが、栄養面からいえばベストですが、それに限らず、冷凍でも加熱済みのものでも食べられます。
冷凍ブルーベリーは夏ならそのままヨーグルトに混ぜてあげたら、冷たくておいしいかもしれませんね。
加熱のブルーベリーも問題はありませんが、調味料が混じっていないことを確認してからあげるようにしましょう。
また、すでに加工されたブルーベリーは、添加物や砂糖が含まれている場合が多いので要注意です。
犬が喜ぶブルーベリーのレシピ
普段のオヤツにどうぞ「ブルーベリーボーロ」
材料
- ブルーベリー 適量
- はちみつ 少々
- 片栗粉 適量
- 卵 大さじ1200度
作り方
- ブルーベリーは粒のままだと扱いにくいので、鍋に入れ、弱火で少し煮ます。
- トロっとなったところで、火を止めて冷まします。
- 冷めたブルーベリー、はちみつ、片栗粉、卵黄を全部混ぜます。
- 耳たぶくらいの固さになるよう、片栗粉で固さを調整します。
- 生地を1cmくらいの薄さに伸ばし、少し休ませます。
- 生地を1cmくらいずつに切っていき、それぞれを丸めます。
- オーブンシートを敷き、丸めた生地を乗せ、200℃に温めたオーブンで15分〜焼いていきます。
途中焼加減をチェックしながら調整します。 - 出来上がったら冷まして、どーぞ、お召し上がりください。
犬にブルーベリーをあげるときの注意点
犬にブルーベリーをあげる量に気をつけましょう
ブルーベリーはそれぞれの粒が小さいので、つい、あげすぎになりがちです。
小さくても栄養価は高く、もちろん糖分もあります。
食べ過ぎで太ることもありますし、ブルーベリーに含まれる食物繊維をとりすぎ、便秘や下痢になることもあるので、あげる量には注意が必要です。
犬が嫌がるなら、ブルーベリーは無理強いはしないでください
食べ物何でも好き嫌いなく食べる犬もいれば、好き嫌いが激しい犬もいます。
基本的に、お肉類は何でも食べるけど、野菜やフルーツになると、偏食がある犬も少なくありません。
特にブルーベリーは甘いだけではなく、酸味がある場合があり、それを嫌がる犬もいます。
ヨーグルトに混ぜたり、豆乳と混ぜてゼリーやシャーベットにするなど工夫してみても、やっぱり食べないという場合、あげたいと思う飼い主さんの気持ちもありますが、無理にあげることは犬のストレスなので、そのときは諦めましょう。
他の食材で再チャレンジです。
犬にブルーベリーのアレルギーがないか注意
ブルーベリーのアレルギーって、なかなかないよね?と油断は禁物です。
どんな食べ物にでも、その犬の体質によって、アレルギー反応を起こす場合があります。
アレルギーがある・なしがわからない、初めてあげるときには、必ず少量からあげるようにしましょう。
食べてすぐ痒がるなどの症状がなくても、翌日下痢をしたとか、湿疹が出たなどある場合には、アレルギーが考えられます。
心配な場合は、心配しながらあげるようなことはせず、獣医さんに相談しましょう。
犬にブルーベリーを与えてもいい? さいごに
ブルーベリーは、人用だけでなく犬用のサプリメントもあります。
生のブルーベリーが、なかなか手に入らなかったり、料理する時間がないなどという場合、犬にサプリメントをあげてみるというのも1つです。
食べなきゃ生命を脅かすという食物ではありませんが、食べることで、今以上の健康維持に繋がるなら、食べない理由はないですよね。
飼い主さんと愛犬と一緒にブルーベリーを食べて、一緒に健康になってしまいましょう!
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