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犬はパイナップルを食べても大丈夫?
パイナップルは犬にあげて大丈夫な食材です!
パイナップルには、ビタミンB1、B6、ビタミンC、クエン酸、プロメライン(ブロメリン)、食物繊維などが含まれていますが、どれも犬にとって毒になる成分はなく、ちゃんとあげ方を間違わなければ、犬にとってとても体にいい成分が含まれています。
ただし、どんな優れた食材でも良い面と良くない面があります。
その点に注意して上手に使い分けて与えることができれば、パイナップルは犬の健康を助ける嬉しい食材となってくれるでしょう。
パイナップルの栄養成分・効用
パイナップルに含まれるブロメリンで、犬の胃腸の負担を軽くします
パイナップルには、ブロナリントいう酵素が含まれていて、この酵素は、食べたタンパク質の消化を助ける働きをします。
特に犬のメインフードは、動物性タンパク質である肉や魚です。
なおかつ、あまり噛まずに飲み込む犬には、パイナップルをあげることで、肉や魚の消化がスムーズに進み、胃腸への負担が軽減されます。
パイナップルに含まれるクエン酸で、犬も夏バテ知らずに?!
パイナップルにはクエン酸やリンゴ酸が含まれています。
あのパイナップルを食べた時に感じる酸味がそれに当たります。
それらには、エネルギー代謝を促す効果があるとされていて、疲労回復には抜群といわれています。
また、炎症を鎮めたり、殺菌作用もあるとされています。
パイナップルに含まれる食物繊維で、犬のデトックス
パイナップルには豊富に食物繊維が含まれています。
便秘気味な犬にはもちろん、そうでない犬にとっても、ある程度の食物繊維を積極的に取り入れることで、デトックス効果が期待できます。
人と同様、犬も健康の基本は、キレイな腸から始まります。
ただし、食物繊維の摂りすぎは、逆に消化不良や下痢など招きますので注意が必要です。
パイナップルに含まれるビタミン類で犬のアンチエイジング
パイナップルには、ビタミンB1、B6、ビタミンCなど多くのビタミンが含まれています。
それぞれ、糖質をエネルギーに変えたり、筋肉や皮膚、ホルモンを作る材料に変わったり、また、何よりも抗酸化作用があります
犬はもともとビタミンCを、体内で作り出すことができますが、加齢や免疫力の低下している時などは、外から補給してあげることも大切です。
食糞予防があるって本当?
犬にパイナップルを与えると食糞予防があるという話を聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも犬の食糞の原因は、以下のような原因が考えられています。
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- 消化不良によって便に成分や香りが残っている
- 消化不良による栄養不足
- ストレス
- ただの遊び など
愛犬が食糞をするのであれば、どういった原因が隠れているのか見極めて対処する必要があります。
それでも、食糞する原因が消化不良であれば、生のパイナップルに含まれる消化酵素ブロメラインという成分のはたらきによって消化吸収を助けてくれるため、食糞しにくくなると考えられています。
またもう1説としては、食物繊維が豊富なパイナップルを食べることで腸内をすっきりさせることができます。
それによって便の匂いがきつくなることがあり、その匂いによって食糞しなくなると言われています。
こんな犬は食べない方がいいかも!?
- 血栓予防剤のワルファリンを飲んでいる犬
- 小麦アレルギーの犬
たとえどんなに優れた食材であっても良くない面もあります。
パイナップルで注意したいのはプロメラインという消化酵素です。
前述でも紹介した通り、メリットにもなり得る成分ではありますが、犬によっては避けた方がよい成分ともなります。
このプロメラインは、タンパク質分解(お肉類の消化)、消炎、鎮痛などの作用があります。
これらの作用は、消化が弱い犬や気管が弱い犬、鼻水や痰が出やすい子に効果的です。
しかし、逆に血栓予防剤のワルファリンを飲んでいる犬の場合、ワルファインの効果を強めすぎてしまい出血しやすくなるといったリスクが出てきます。
また、人に対する研究結果で「小麦アレルギーを持っている場合、ブロメラインに対してもアレルギーを起こしてしまう」という論文がありますが、これは犬にも当てはまると考えられています。
そのため、小麦アレルギーのある犬は念のため、パイナップルを与えることは避けておいた方が良いでしょう。
犬にパイナップルをあげる量とあげ方
体に良さそうなパイナップルですが、食べてわかる通り、甘いですよね。
犬が欲しがるだけあげていては、間違いなくぽっちゃり犬になってしまいそうです。
どれくらいの量を、どうやってあげるのが適切なのでしょうか。
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