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犬の登録はなぜ必要?
犬の登録は飼い主の義務です
厚生労働省のホームページには、このように記されています。
犬の飼い主には、
(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること
が法律により義務付けられています。
このように、犬を飼い始めるとお住まいの市区町村で飼い犬の登録を行うことと、年1回の狂犬病の予防注射が義務付けられています。
登録をしないとどうなるの?
犬の登録や狂犬病予防注射を怠ると、法律によって罰金20万円以下の罰則があります。
また、トリミングサロンやペットホテルなどでは、初めての利用の際に、犬の鑑札や注射済票の提示を求められることが多く、提示できない場合には利用することができなくなってしまいます。
犬の登録が必要な理由①
~狂犬病対策~
狂犬病とは、人獣共通のウイルス感染症で、かつては日本でも狂犬病による被害がありました。
発症すると犬も人も100%死亡してしまう病気で、「最も致死率が高い病気」としてエイズと共に、ギネス世界記録に記録されているほどの恐ろしい病気です。
そこで、日本では1950年に狂犬病予防法が制定され、飼い犬の登録と狂犬病予防注射を義務付けられるようになりました。
これによって、1957年以降日本では狂犬病による被害は起きていません。
それでも、海外では今なお発症している国があり、日本への再侵入の危険性が考えられます。
例えその可能性が低いとは言っても、万が一国内に狂犬病が再侵入してしまった際に、その地域内で迅速に対応するためにも、犬の登録と毎年の狂犬病予防注射が必要となるのです。
犬の登録が必要な理由②
~飼い主の特定~
飼い犬の登録を行うと、犬の鑑札が渡されます。
そしてその鑑札には登録番号が記されており、その鑑札を犬の首輪などに付けておくことで、万が一、飼い犬が迷子になってしまってもその登録番号から飼い主を特定し、飼い主の元に戻れるようになっています。
近年ではマイクロチップなども活用されていますが、保健所でまず確認するのは首輪=鑑札です。
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