犬の靴&靴下とは?
犬が履く靴や靴下にはいろいろなデザインがあり、また、使い道も保護目的や、汚れ防止まで多岐にわたります。
具体的にどんな形かというと、まさに靴も靴下も、人間の赤ちゃんのものとほぼ同じ形態になります。
手と足4本に履かせるのが基本となります。
デザインは、かわいいというだけでなく、最近では機能的なものがどんどん出てきています。
ただの靴下と思いきや、足の裏の部分に滑り止めがついているものや、靴の素材も、簡易なものから人の靴顔負けの高性能な靴まで、いろいろな素材があり、スニーカーから冬用ブーツ、レインブーツと種類も豊富です。
また、サイズも超小型犬から超大型犬用まで、サイズが豊富なことが多く、より愛犬にちょうどいいサイズの靴を選ぶことが可能です。
犬たちが快適に、その都度シーン毎に、靴や靴下を使い分けできるように、日々進化をしています。
犬の靴&靴下のメリット・デメリット
そんな犬の靴&靴下ですが、使うことでどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
犬の靴&靴下 メリット1. どんな環境下でも、犬の肉球を守ります
1番のメリットは肉球を守ることではないでしょうか。
夏場はどんなに時間を選んで散歩しても、地面はやはり熱いです。
また、冬場は住んでいる地域によっては、ふかふかの雪だけではなく、圧雪状態の地面や、1度融けて凍った雪は凶器になります。
そんな過酷な地面を歩くことで、犬の肉球は傷つく可能性はとても高くなります。
犬の肉球はケガしてしまうと、治るのに時間がかかるといわれます。
そんな環境から守ってあげるためにも、靴や靴下は大変役に立ちます。
また、万が一の災害時も瓦礫が散らばる地面を、何の保護もなしで歩くのは犬にとって、大変危険です。
そういった事態のためにも、靴&靴下が1つ備えてあれば助かります。
犬の靴&靴下 メリット2. シニア犬や病気で、ナックリングする犬の足を保護
シニアになり、足腰が弱くなってきたり、ヘルニアの後遺症などで、犬の手足はナックリングをすることがあります。
散歩の度、ナックリングをすることで、犬の手足の甲は擦れて出血することが多くなります。
それでも犬は散歩に行きたがりますし、飼い主さんはその度、心が痛みます。
そこで、靴&靴下を履かせることで、手足の甲を保護し、擦れから守ります。
犬の靴&靴下 メリット3. 犬の手足のケガを舐めさせないように保護
犬はケガをした場合、それを舐めって治そうとします。
ただそれをしてしまうと、薬を塗っても舐め取られ、一向にケガは治りません。
下手すると化膿をしてしまいます。
そんな時、靴&靴下を履かせることで、患部を守ることができます。
犬の靴&靴下 メリット4. 犬の室内での滑り止め
室内がフローリングの家では、犬が滑って関節を痛めてしまう危険がありますが、滑り止めがついた靴下を履かせることで、滑らず、犬自身踏ん張りが利くようになります。
犬の靴&靴下 デメリット1. 靴&靴下を嫌がる犬が多い
当然、犬には靴&靴下を履く習慣はありません。
犬は歩く時に、肉球で感触を掴みながら歩きますが、靴や靴下を履いてしまっては、その感覚が鈍ります。
ほとんどの犬は、繰り返すことで慣れますが、最初から何の抵抗もなく履く犬は珍しいかもしれません。
大半の犬は、慣れるまで靴や靴下を嫌がり、脱ぎたがります。
犬の靴&靴下 デメリット2. 犬の靴&靴下が脱げやすい
犬の靴&靴下は、サイズが豊富にありますが、静かに歩く犬というのはなかなかいません。
力強く歩き、走ったり、ターンしたり。
いろんな動きをしますので、どんなにぴったりなサイズの靴や靴下を選んでも、脱げやすいという問題がつきまとい、脱げないような工夫が必要になります。
犬の靴&靴下 デメリット3. 犬も靴&靴下で蒸れます
犬に靴&靴下を四六時中履かせるということはないと思いますし、避けてもらいたいことでもあります。
ただ例えば、ケガの幹部を舐めないように、その手や足だけ靴下を履かせている場合など、気をつけないと、犬の手足には汗腺がありますので、蒸れてしまい、皮膚疾患の原因にもなってしまいます。
犬の靴&靴下の使い方
犬の靴&靴下を履かせることでのメリット・デメリットをご紹介しました。
それでは、具体的に犬の靴&靴下はどのようにして使ったらいいでしょうか。
使い方のポイントを3つご紹介いたします。
1.犬が慣れるまで無理強いはしない
犬は靴&靴下には当然慣れていません。
初めて履くときは、今までと手足を地面に着地した時の感覚が全く違い、違和感しかないでしょう。
そのため、どの犬も慣れるまで本当におかしな歩き方をします。
そして犬によっては、拒否反応を強く示し、とにかく脱ごうとする場合があります。
無理強いはしないでください。
嫌がるのを無理に履かせ続けてしまうと、靴&靴下嫌いになってしまいます。
- 最初は履かせて数分したら脱がせる。
- 次回は履かせて数歩歩かせて、思い切り褒めてご褒美をあげる。
- さらに別の日には、履かせたまま少し遊ばせてみる。
など、ゆっくりゆっくり慣らすようにしましょう。
2.室内で履かせて慣らす
慣れるまで無理強いしないということと、もう1つ大事なのは、靴&靴下を慣らすのは、室内で行うようにしましょう。
最初から外で履かせて歩くのは、バランスを取るのが難しかったりするので、あまりにぎこちない歩き方で、かなり周りの人に注目されてしまいます。
また、うまく歩けず、つまずいてしまうこともあり得ますので、室内で慣らすことをおすすめします。
3.犬の靴&靴下は正しく履かせ、脱げない工夫をする
犬の靴&靴下には様々なデザインがあり、選ぶのも迷いますね。
大切なのはそれぞれのデザインに合わせ、きちんと履かせることです。
つま先からかかとまできちんと履かせていなかったり、靴のベルトの締め方が緩かったりすると、歩いているうちに靴が脱げてしまうことがあります。
犬は歩く時、大変力を入れて歩きます。
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