獣医師が解説するフレンチブルドッグにかかりやすい病気 Vol.3

フレンチブルドック,ボストンテリア

フローリングなどすべる床などもよくありませんので、カーペットをひくなどの工夫が必要です。

レッグ・ペルテス病

トイ種とテリア種などの小型犬に起こりやすい病気といわれていますが、実はフレンチブルドッグでもよくみられる疾患です。
発症は3〜13ヶ月齢の間で、生後6〜7ヶ月からに最も多く起こります。

病気の定義

専門的にいうと、大腿骨頭および大腿骨頸の特発性変性で、股関節の虚脱や骨関節炎を引き起こす疾患です。
つまり、後ろ足の大腿骨頭とよばれる場所が異常な形状を呈し、その部位の血液供給不足により、骨頭が壊死してしまい、股関節に炎症をおこしたり、正常に機能しなくなってしまうという病気です。
両側性に発生するのは珍しく、一般的には片側性とされています。

症状

以下のような症状が見られたら、注意が必要です。

  • 後ろ足がびっこになる
  • 後ろ足を動かすときキャンと痛がる
  • お尻のあたりを撫でると痛がる
  • 以前のように動きたがらない
  • 右と左で後ろ足の筋肉の付き方が違う

診断

・触診:股関節を可動させた際の違和感、痛みを訴えたり、股関節の異常なクリック音が認められます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です