出産について
犬は交配から出産までにかかる期間は、60日(およそ2ヶ月)となっており、人間よりとても期間は短いです。
そのため、妊娠が確認されたら、定期検診とともに、出産の準備もすこしずつ始めていきましょう。
また、飼い主の助産についても動物病院などで事前に確認をしておくといいと思います。
用意するもの
出産後期には準備が必要です。
- 産箱
- 消毒済みのハサミ、糸
- はかり
- 体温計
メス犬は出産後期に入ると営巣行動(床をひっかくなど)をしたり、落ち着きがなくなります。
これらの行動が出産が近いという合図です。
メス犬が安心して出産できるように、産箱の周りにも囲いをしてあげると安心できる場合もあります。
■ 産箱の中には・・・?
タオルケット数枚、ペットシーツ、ペット用ホットカーペット(特に寒い時期)
その他の準備として、陰部や乳房の周りの毛刈りや体重チェックなどがあります。
また、自宅での出産の場合、動物病院とすぐに連絡が取れるよう、緊急連絡先も確認しておきましょう。
出産兆候とは・・・?
出産兆候を見逃さないようにしましょう。
犬は交配をして60日が大体の出産時期なので特に様子をチェックしましょう。
- 食欲の低下
- 落ち着きがない
- 排尿・排便の回数が増える
- 体温が1~2度低下(犬の平均体温は通常38~39度)
- 呼吸が荒くなる
帝王切開になる場合は?
自宅で無事に出産が終えれるのが望ましいですが、そうでない場合もあります。
では、どのような場合でしょうか?
- 母犬の骨盤より胎子が大きい場合
- 胎子にへその緒などが巻き付いてしまった場合
- 産道の異常
- その他
また、初めから帝王切開をおこなう犬種もいます。
フレンチブルドッグ、チワワ、ブルドッグなどです。
理由は、元々骨盤が小さい、品種改良により頭部の大きさのバランスが悪いなどです。
これらの場合は、帝王切開の予約を事前に動物病院にします。
なお、費用は地域や犬種によって違いますが、おおよそ数万円~100,000円です。
産後の母犬のケア
主産後の母犬は体力も消耗していますので、産後のケアもしっかりおこないましょう。
コメントを残す