母犬が綺麗に舐めない場合、飼い主さんが思い切って直接口で吸うようにして羊水を出してあげましょう。
子犬が産声をあげたら羊水が取れたサインになります。
また、母犬がへその緒を自分で噛み切らない場合、根元から2cmくらいのところを糸で縛り、そこから少し手前を消毒したハサミで切ってあげましょう。
それから母犬の乳を吸わせます。
母乳には免疫力を高める効能があるので、必ず飲ませるようにして下さい。
子犬によってはうまく母乳を飲めない個体もいます。
何度かおっぱいに近づけ、母乳を飲むように促します。
それでも思うようにいかない場合、子犬用ミルクで代用し、スポイトなどを利用して食事とします。
ただ母乳が1番なことに違いありませんので、何とか飲めるように工夫をして見ましょう。
トイプードルの出産後の注意点2つ
1.母犬の健康管理
母犬は出産する際、かなりの体力を消耗していて、免疫力も低くなり、ちょっとしたことで体調を崩しやすくなっています。
毎日、母親の体調をチェックするようにしましょう。
また、子犬が離乳するまでは母犬には高カロリーで栄養価の高い食事をあげるようにしましょう。
母犬によっては、子犬を守ろうとする母性が強く働き、かなり神経を尖らせている場合があります。
母犬のストレスにならないよう、そういう場合は落ち着くまでは不用意に子犬を触ったりすることは控えましょう。
また母犬が子犬とべったりでも、水がきちんと飲めるように、母犬の近くに新鮮な水を常に置くようにします。
そして気になる散歩時期ですが、母犬を散歩に誘った時、行きたがるようであれば連れて行き、子犬のそばにいたがるようであれば、無理に行く必要はまだありません。
2.生まれた子犬の健康管理
子犬が産まれたことを獣医さんに報告を入れ、健康診断の予定など相談します。
あまり早くから人間が犬の子育てに手出しはしないほうが懸命なので、遠くから観察し、上手に母乳を飲めているかなどチェックします。
必要があれば、子犬を母犬の乳まで誘導してあげます。
ある程度母犬が落ち着いてきたら、1頭ずつ体重を計るようにします。
1日ごとに10%体重が増加することがベストになります。
体重が思うように増えない場合などは獣医さんに相談しましょう。
この記事のまとめ
- 体重:3.2〜4.5kg 小型犬 シングルコートの巻き毛
- 毛色:レッド、アプリコット、シルバー、ブラック、ホワイト、クリーム、ブラウン、ブルーなど多数
- 性格は社交的で明るく家族に従順。感受性豊かで、人の気持ちに寄り添うことができる
- トイプードルの出産は体の大きさなどによって、難産になる場合がある
- トイプードルの出産を望む前の注意点:「出産に耐えられるか」「生まれた子犬はどうするか」「健康チェック」「適正な交配相手を選べるか」
- トイプードルの出産の注意点:「出産日予定前後のスケジュールを空けておい」「出産のサインを見逃さない」「出産中付き添う」「帝王切開・難産に控える」「子犬には呼吸の確保と母乳を」
- トイプードルの出産後の注意点:「母犬と子犬の健康管理」
トイプードルの出産の5つの注意点 さいごに
トイプードルのような小型犬は出産が難産になることもあり、飼い主さんのサポートは不可欠です。
出産後はかわいい子犬にばかりに気を取られるのではなく、母犬をしっかり労ってやって下さい。
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