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口を触っているのは心配なことが多いので、口の中や周りを確認してあげましょう。
犬の口周り・口内☆病気チェックポイント
- 犬の息が臭い
- 歯石がびっちり付いている
- 歯肉が赤く腫れている
- 犬の頬の片方が腫れている
- 口内に傷のような赤または、白っぽく変色している部分がある
- 犬の口周りが赤い
- 犬の口周りが腫れている
このような症状がある時には、口内・口周りの病気である可能性が高いです。
犬が顔を触る心配な場合③ 目をかいている場合
目をかいている場合は、軽くほこりが入った場合が考えられますが、結膜炎などの目の病気を起こしていることもあります。
目を触りすぎると傷がついてしまうこともあり、悪化してしまいますので、あまり触らせないようにして目の状態をチェックして動物病院で診てもらうようにしましょう。
犬の目☆病気チェックポイント
- 白目部分が赤い
- 目ヤニがある
- 目が腫れている
- 常に涙目
- 目が薄眼になっている
- まばたきが多い
このような症状がある時には、目の病気である可能性が高いです。
犬が顔を触る心配な場合④ 顔周辺の皮膚をかいている場合
顔の皮膚に皮膚炎を起こしていると、顔周辺の皮膚を触ることがあります。
顔周辺の毛が脱毛してしまうこともありますので、注意してあげましょう。
犬の顔周辺の皮膚☆病気チェックポイント
- 被毛を掻き分けてみると、皮膚が赤い。または湿疹がある
- 一部分だけ被毛が薄い。または脱毛がある
- 顔の左右対象ではなく、どちらかが腫れている
このような症状がある時には、顔周辺の病気である可能性が高いです。
犬が顔を触る心配な場合⑤ 鼻をかいている場合
犬が鼻をかくことは非常に稀ですので、かいている場合は重大なことが起こっている可能性があります。
鼻の中に異物が入ってしまった場合もありますが、高齢犬の場合は腫瘍ができている可能性もあるので注意が必要です。
犬の鼻☆病気チェックポイント
- 鼻水が流れている
- 頻繁なくしゃみ
- 鼻が詰まっているのか口呼吸
- 鼻血が出る
このような症状がある時には、鼻の病気である可能性が高いです。
顔をしきりに触る場合の対処法は?
犬が顔をしきりにかいていると場合は、何かの異変があった場合が多いです。
嬉しくてつい、顔を触るということ以外での「顔をしきりに触る」という行為は、犬は一生懸命不快感と戦っているサインになります。
そのサインを、私たちがいかに早く、正確に読み取ってあげるかが鍵になります。
どんな病気の場合も、早期に治療することで回復も早くなることが多く、特に皮膚疾患の場合、慢性化してしまうと完治に時間がかかります。
どこをかいているかを確認して、異常がないかどうかをチェックしてあげましょう。
耳が汚れていてかゆがっている場合は、犬専用の耳クリーナーで耳を洗浄してあげましょう。
目にほこりが入っている場合は、速やかに取り除いてあげると治まることもあります。
しかし傷がある、目が充血している、痛みがある場合は、それ以上触ると傷になったり細菌が入り込んだりしてしまいますので、まずはかかせないようにしましょう。
エリザベスカラーがあれば、使うことで顔をかくことを防ぐことができます。
異常が見つかった場合も、どこに異常があるかよくわからない場合も、頻繁に顔を触る場合は動物病院で診てもらうようにしましょう。
犬が顔を触ってやめないときどうしたら?
ご紹介してきたとおり、犬が顔を触るには様々な理由があることがわかりました。
そして問題は、犬が顔を触るのをやめてくれないときではないでしょうか。
対処法でもご紹介したとおり、病気やケガの場合、その治療をすることが第一優先になります。
ただし、治療中も犬は気になると触りたくて、どうしても触ってしまいます。
また、痒くて触っている場合や、精神的な原因で触ってしまう場合も、かくことで満足感が生まれ、次第にそれが癖になってしまうことがあります。
それを放置してしまうと、いずれ皮膚に炎症が起きてしまうので良くありません。
飼い主としては、何とかしたい。
結果、多くの場合やってしまうのが、つい叱ってしまうことです。
絶対に叱ってはいけません。
叱られたってかゆいものはかゆいとばかり、隠れて触るようになりますし、精神的な原因の場合、さらに叱ることで、精神的に追い詰めてしまいます。
方法として試したいことは
- 顔を触り始めたら、おもちゃで誘って気を逸らさせる
- ストレスフリーなデザインのエリザベスカーラーをつける
- ストレスから顔を触るということがないように、運動不足にさせない
- 愛情不足にならないように、スキンシップをとる
以上のことをぜひお試しください。
大切なのは、叱ってやめさせるのではなく、犬がとる行動から気持ちを汲んであげることになります。
この記事のまとめ
- 犬が前足で顔をかく理由:①かゆい②不快指数が上昇③かまってほしい④眠い
- 犬が後ろ足で顔をかく理由:①かゆい②満足な気持ち
- 犬が顔を触るかゆい以外の理由:前足で触っている時には注意。痛みで触っていることもあり
- 犬が顔を触る心配な理由:「耳」「口」「目」「顔周辺」「鼻」をかいている
- 犬が顔を触ってやめないとき:叱らない
犬が顔を触るしぐさには意味がある さいごに
犬が顔をかいたり触ったりするしぐさには、それほど気に留めないことも多いのですが、実はいろいろな意味があり、犬の身体や心の状態を教えてくれるものだったのですね。
これから犬が顔をさわるしぐさをしていたら、前足なのか後ろ足なのか、触っていた時の状態はどうであったのかを考えてみると、犬の気持ちが少し理解できるのに役立つかもしれません。
体に異常がある場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
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