最近ではかわいい犬用の洋服が多く、お散歩やドッグランで、季節に合わせたかわいい洋服を着ている犬たちを見かけます。
みなさんは愛犬にどんな洋服を着せていますか?
洋服を着せるには外に出るときだけでしょうか?
実は、犬用の洋服には「部屋着」というものもあるのです。
- わざわざ室内で洋服を着せるの?
- なんのために?
- どんなものを着せるの?
さまざま疑問が湧きますよね。
今回はそんな「部屋着」について詳しくご紹介いたします。
愛犬に部屋着が必要なわけ
愛犬に部屋着として洋服を着せるのは、かわいいからだけではないのです。
着せることで得られるメリットがたくさんあるので、まず、部屋着が必要な理由からみていきましょう。
寒さから守り体温キープのため
寒い季節、寝るときには暖房を切るという家は多いのではないでしょうか。
寒さ対策のため、愛犬の寝床にブランケットを置いたり、さまざまな工夫をしていると思いますが、寒さに弱い犬種(シングルコート、小型犬、短毛種など)にとっては、それでも寒いことが多々あります。
そこで、保温効果のある部屋着を着せることで、寒さから愛犬を守ることができ、体にかかる負担を軽減してあげられます。
換毛期の抜け毛対策
犬種により、換毛期は泣きたくなるくらい家中が抜け毛だらけという問題が起こります。
毎日ブラッシングをしていても、容赦なく抜ける被毛は本当に大変ですよね。
掃除機や粘着ローラーをフル活用していても追いつかない抜け毛時期こそ、部屋着が活躍する場面でもあります。
ブラッシングをした後に洋服を着せ、次のブラッシングのときに脱がせ、終わったらまた着せるなどで対応すると、室内の抜け毛はぐっと減ってくれます。
換毛期のときだけ、部屋着を着せるのは効果的な洋服の使い方になります。
静電気による汚れ防止
静電気を利用してホコリを取るお掃除ブラシがありますよね?
犬の被毛は、そのお掃除ブラシと同じ働きをするのをご存知でしょうか。
特に乾燥する冬などには、ふわふわした被毛は静電気が発生しやすく、室内のちりやホコリを吸い取ってしまうのです。
ホワイト系の愛犬であれば、乾燥時期は汚れやすいと感じるのではないでしょうか。
そんな家中のちりやホコリを吸い取らないために、部屋着が活躍します。
全身ガードとはいきませんが、汚れ具合は格段に違うので、愛犬のシャンプー回数も減らせるメリットもあります。
掻きむしりを予防
皮膚が弱い犬や、アレルギー持ちの犬は、ちょっとした刺激で皮膚に違和感を感じ、掻いたり舐めたりしてしまいます。
また、冬の乾燥の時期や湿度の高い夏の時期も、皮膚の状態が変わり痒くなり、掻きむしってしまう犬もいます。