ビーグルの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ビーグルの基本情報

ビーグルはイングランド原産の犬種であり、別名をイングリッシュ・ビーグルといいます。
元々はウサギ狩りをするために利用されていた犬種であり、とても活発で運動量が多く食いしん坊です。
分類はハウンドグループに入っており、ハウンドの中で最も小さな犬種となっています。
小型ながらも筋肉質な体つきをしており、気質も扱いやすいことから家庭犬としても人気があります。

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7月 22nd 2018

ビーグルの歴史

ビーグルは古くはローマ時代からウサギ狩りをする犬種として利用されてきました。
イギリスではウサギ狩りはスポーツであり、とても人気があったようです。
狩りは集団で行い、高く通る鳴き声で仲間とコミュニケーションをとる姿から「森の鈴」、「森のトランぺッター」、「草原の声楽隊」などの愛称がつけられました。
現在の日本では持久力の高さからイノシシ猟の際に猟犬として活躍しています。

ビーグルの祖先は古代エジプト時代に存在していたグレイハウンドであると考えられており、現在のビーグルの姿で犬種登録がなされたのは1890年のイギリスでのことでした。
それまでは地域によってサイズのばらつきがあり、テリアとの混血のワイヤーヘアードやポケットビーグルと呼ばれていたより小型のものも存在していました。
これらのサイズのビーグルは当時の狩猟スタイルが変わったことによって徐々に数を減らし、ワイヤーヘアードは1969年には姿を消しポケットビーグルも絶滅してしまいました。

ビーグルの性格はフレンドリーで狩猟犬ながら攻撃性が低く非常に扱いやすい犬種といえます。
嗅覚が優れており、小柄ながら凡庸性が高いことから実験動物としても利用されてきました。
この嗅覚の鋭さから現在では検疫探知犬として活躍しています。

ビーグルの特徴

ビーグル.中型犬.たれ耳.首輪

ビーグルの特徴① 体の大きさ・重さ

ビーグルの体高は35~40cm体重は9~11㎏中型犬です。
分類されているハウンドグループの中では最も小型の犬種です。
メスよりもオスの方がやや大きめです。
ペットタイプ、狩猟タイプ、ショータイプの3種類で多少の体格差があり、日本で最もよく見るタイプはペットタイプになります。

ビーグルの特徴② 毛色

ハウンドらしく毛色はブラック、タン、ホワイトのトライカラー、レッドアンドホワイト、レモンカラーの3種類が存在します。
近年では優しい色合いのレモンカラーが人気であり、どの毛色でも共通する絶対の特徴として尾の先が白いということが挙げられます。
品評会などではこの尾の先の白さに対しての規定があり、尾の先が白くなければ減点対象にまでなってしまいます。

ビーグルの特徴③ 毛質

毛質は密で硬く短いため一見抜け毛は少ないように感じますが、構造がダブルコートと呼ばれる二重構造で抜け毛の量はとても多いです。
このダブルコートとは長い毛と短い毛がそれぞれ生えており、下毛となっている短い毛がとても抜けます。
そのためこまめなブラッシングが必要となります。
特に季節の変わり目にはたくさんの毛が抜けるので、毎日ブラッシングを行いましょう。

ビーグルの価格相場

ビーグル.中型犬.たれ耳.首輪.ネームプレート

ビーグルの価格相場は大体10〜20万円くらいになります。

ビーグルは、日本では定番の人気犬になりますので、専門のブリーダーさんから以外でも、ペットショップで子犬を迎えることも難しくはありません。

ビーグルの価格はどこから購入するかによって変わってきますが、ビーグルが高価になる理由は3つあります。

1.ビーグルは若いほど高価になります

日本の法律で、子犬は生後56日を過ぎたら販売することができます。

海外や専門のブリーダーさんによっては、子犬の社会化などを考え、2ヶ月を過ぎてからの受け渡しなどがありますが、日本の場合、特にペットショップなどでは、1番かわいい生後間もなければ間もないほど人気があり、価格も高くなる傾向があります。

また、ペットショップでは生後2ヶ月から半年と、年を取るごとに価格が下がることが多いです。

2.ビーグルは毛色で価格が変わります

ビーグルの価格は血統やその個体の見た目の良さでも価格は変わってきますが、その1つに毛色もあります。

1番人気があるレモンカラーが高価で、続いて、トライカラー、ブラックタン、ホワイトの順になります。

3.ビーグルの血統がいい

ブリーダーさんからでもペットショップからでも、ビーグルの親犬などがチャンピオン犬だったり血統がいい場合、その子犬も高価になります。

血統が良く子犬自体の見た目もいい場合は、更に価格が上がり、価格相場である20万円を軽く超えることもあります。

 

以上のことを踏まえて、ビーグルの子犬探しをしてみましょう。

また、出会ったビーグルが相場価格より安いという場合、

  • 犬が生後3ヶ月以上になっている
  • 規格外の大きさ
  • ミスカラー
  • 先天性の疾患あり

などの原因が考えられます。

納得できる理由があり、同意できるのならOKですが、トラブルを防ぐためにも、価格が低いと感じた場合にはきちんとその理由を確認するようにおすすめします。

ビーグルの性格・気質

ビーグル

ビーグルの性格・気質① フレンドリー

ビーグルは群れで狩りを行っていたこともあり、とてもフレンドリーです。
狩りの際には同じ犬種だけでなく他の犬種ともコミュニケーションをうまくとることができるため、社会性が高いと言えます。
またビーグル自身も他の犬や人と遊ぶことを好む傾向にあるため、適度に外に連れ出してドッグランや公園などで交流の場を設けてあげるといいかもしれません
しかし中には苦手な個体もいるので、自身が飼育しているビーグルの性格はしっかりと見極めましょう。

ビーグルの性格・気質② 活発

ビーグルは運動能力が高く、運動や遊ぶこと自体も好きなため非常にやんちゃな性格だと言えます。
また持久力が高いため散歩の時間なども他の犬種に比べ多めにとることが望ましいでしょう。
ビーグルは元来よく鳴きよく動く犬種です。
しかし鳴き声はその体格からしても非常に大きく高く通るため、無駄吠えのしつけは必須です。

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ビーグルの性格・気質③ マイペース

ビーグルは賢く飼い主に従順であるためしつけがしやすいと言われることが多くありますが、実はマイペースな面を持ち合わせておりしつけには苦労をすることがあります
その反面一度しっかりとしつけることができると、目を見張るほどの成果を得ることができます。
ビーグルとの信頼を築きながら根気良く接していきましょう。

ビーグルの性格・気質④ 食いしん坊

ビーグル.中型犬.たれ耳.

ビーグルは大食漢といっても過言ではありません
持久力が高く活発なためか、よく食べます。
まだ食べるからと多くエサやおやつを与えてしまうと、あっという間に太ってしまうため注意が必要です。
また食欲旺盛なのが災いして、人の目を盗んで食料を漁ってしまうこともあるので、ビーグルが食べてしまいそうなものは犬の手が届かないところに保管しましょう。

ビーグルの性格・気質⑤ 寂しがり屋

集団で行動することが多かった歴史からか、一匹で過ごすことを得意としません
そのため留守番などが苦手で分離不安症に陥りやすいです。
分離不安症になると無駄吠えや破壊行動などの問題行動を起こしてしまうようになります。
子犬の頃のしつけや、慣れさせることで改善ができるので時間はかかりますが根気よく克服させる必要があります。

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ビーグルのオスとメスで性格は違うの?

ビーグルのオスは、メスに比べて甘えん坊になることが多いです。

また、成犬になっても子犬の頃と変わらず、活発ではしゃぐのが大好きという個体が多く、犬を飼ったら常に一緒にいて何かをしたい!と考えている人には、ビーグルのオスがピッタリではないでしょうか。

ビーグルのメスは、成犬になるとともに落ち着きが出てきます。

もちろん、ビーグル自体が動くのが大好きな犬ですので、成犬になった途端、静かになるということはありませんが、オスに比べると雰囲気が優しくなり、飼い主さんの感情を読み、ここぞというタイミングでそっとそばにいてくれるのが、メスのビーグルの良さになります。

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