一般的にしつけしやすいのもメスのビーグルになります。
ビーグルの飼い方・しつけ
ビーグルの飼い方・しつけ① 室内は屋外か
ビーグルは暑さに強く、寒さにも強いため室内でも屋外でも飼育することができます。
室内で飼育する際には、足元に気を付けてあげましょう。
フローリングなどでは足が滑りやすくなってしまったり、高いところから着地した際に足を痛めてしまう可能性があります。
また老犬の場合は体温調節がうまくいかなくなってくるので、室内で飼育することが好ましいです。
ビーグルの飼い方・しつけ② しつけ
ビーグルは賢く、飼い主に従順です。
反面頑固でマイペースな性格も持ち合わせています。
そのためしつけをする際には根気よく、時間をかけて行わなければなりません。
叱られてもマイペースでポジティブなせいか、へこむことが少なく褒めるしつけを行う必要があります。
しかし一度覚えてしまうと従順に飼い主の言うことをしっかりと聴いてくれるので、一つ一つのしつけを根気よく確実に覚えさせていきましょう。
ビーグルの飼い方・しつけ③ 鳴き声
ビーグルは小柄ながらとても鳴き声が大きく、トラブルになりやすいです。
そのため無駄吠えをしないようしつけはしっかりと行いましょう。
また寂しがり屋で留守番が苦手なため、長時間の外出は避けた方がいいでしょう。
無駄吠えのしつけだけ行っても、留守番が原因で再発してしまう可能性があります。
無駄吠えのしつけポイント
ビーグルが吠えないようにすることは不可能ですが、飼い主さんの指示で、吠えるのをやめさせるということは可能です。
まず、飼い主さんの指示を100%聞けるようにするために、
- アイコンタクト
- おすわり
- 伏せ
- 待て
の命令をどんな状況でも100%できるようにトレーニングしましょう。
あとは、吠えたくなる環境をわざと作り、吠えそうになったら、アイコンタクトを取りつつ、「おすわり」などの命令をして、吠えたくなる気持ちを抑え、飼い主に気を向けさせます。
(犬が力一杯吠えるときは必ず立っています。座ったり、伏せをすることで、思い切り吠えられないようになります)
一瞬でもできたら思い切り褒めます。
失敗したら無視をし、また、基本のしつけからやり直しです。
ポイントは、ビーグルがどこまで飼い主をリーダーとして認め、指示を聞いてくれるかになります。
ビーグルの飼い方・しつけ④ 咬み癖
ビーグルは基本的にフレンドリーで攻撃性は低いですが、狩猟犬の本能からか時に咬み癖が出てしまうことがあります。
特に驚いた時や興奮した時に咬んでしまうことがあるようなので注意が必要です。
顎の力がとても強いため、小さい子どもがいる家庭では特に注意が必要です。
ストレスが溜まってしまうこともあるのでおもちゃなどは咬んでも大丈夫なのだと教えながら、人を咬んでしまわないようにしつけるよう心がけましょう。
噛み癖のしつけポイント
噛み癖は、甘噛みの時点でやめさせることが1番簡単な方法になります。
子犬の時はいろんなことを学習し、それを素直に受け入れられる時期になりますので、「甘噛みくらいはかわいい」とはせず、甘噛みをしてきたら、大げさに「痛い!」と短く行って、しばらく無視をします。
そうすることで、「人の手を噛むと、大好きな人に大嫌いな無視をされてしまう」と学習し、早い段階で、甘噛みをしなくなります。
本噛みのしつけし直しも、基本的には甘噛みのしつけ方法と同じにはなりますが、成犬になって、更に本噛みをするようになってしまった場合、様々な要因があると考えられ、簡単には直せない場合が多いです。
ご紹介した方法を試し改善がない時には、早い段階でプロのトレーナーさんの力を借りる方が早道のこともあります。
ビーグルの飼い方・しつけ⑤ 散歩
ビーグルは嗅覚ハウンドと呼ばれるだけあって、子犬の頃から散歩の際などには地面や様々なもののにおいを嗅ぎながら歩きます。
また食欲旺盛なせいか興味を持ったものは何でも口に入れてしまうので、散歩の主導権は飼い主が握る必要があります。
ビーグルを先に歩かせず、しっかりと飼い主の横を歩かせるようにしましょう。
また成犬期には一回30分以上の散歩を朝夕二回行いましょう。
ビーグルの飼い方・しつけ⑥ 避妊・去勢手術
ビーグルの避妊・去勢手術繁殖を考えていなければ行うといいでしょう。
避妊・去勢手術どちらも発情期を迎える前の生後6か月以前に行うことが望ましいです。
この手術を行う理由として、望まない妊娠を防ぐ、また発情期の際のストレスを軽減させることなどが挙げられます。
必ずしもしなければならないということはありませんが、飼い主自身が犬のことを考え、決めてあげるべきことです。
ビーグルのお手入れ
ビーグルのお手入れ① ブラッシング
ビーグルの毛は短いため手入れは簡単にできますが、抜け毛には注意が必要です。
ビーグルの毛はダブルコートと呼ばれる二重構造になっているため、季節の変わり目などは特にブラッシングをしっかりと行ってあげる必要があります。
使用するブラシは短毛犬種用のスリッカーブラシで優しくなでるように行いましょう。
もしブラッシングを嫌がってしまう場合はスリッカーブラシの中でもラバータイプを使用するといいでしょう。
優しい肌触りなので通常のものよりも抵抗なく受け入れてくれます。
ビーグルのお手入れ② 耳掃除
ビーグルは大きく垂れた耳が特徴的です。
しかしその垂れた耳のせいで汚れが溜まりやすく、悪臭の原因や外耳炎などの病気になってしまうことがあります。
そのため週に1度は耳掃除を行いましょう。
専用のイヤークリーナーをコットンに垂らして優しくふき取るようにするだけでも予防になります。
もし汚れがあまりにも気になる場合には、デリケートな部分でもあるので病院かトリミングサロンなどで見てもらうといいでしょう。
ビーグルの注意する病気
ビーグルの注意する病気① 外耳炎
ビーグルは垂れ耳の影響により耳内部が蒸れやすく、細菌やダニの温床となってしまいやすいです。
そのため耳のかゆみにより耳が炎症を起こしてしまいます。
耳を地面に擦り付けたり以上に掻く場合には外耳炎の可能性があります。
予防にはこまめな耳掃除と、悪臭がしないかどうかの確認も行うと良いでしょう。
ビーグルの注意する病気② 椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、骨と骨の間にあるクッションの椎間板が飛び出てしまう病気です。
それにより脊髄神経に障害が起こります。
軽度であれば首や背中が痛むだけですが、重度になると身体に麻痺が起こり歩行困難や起立困難になってしまうこともあります。
コルセットの着用で改善することもありますが、再発を繰り返す場合には手術を行う必要がある場合もあります。
また手術を行っても完全に回復するには難しいこともあります。
ビーグルの注意する病気② クッシング症候群
クッシング症候群は別名「副腎皮質機能亢進症」とも言います。
この病気は副腎皮質ホルモンの過剰分泌が原因で、多くが高齢犬に見られる症状です。
筋肉の減少、腹部の膨れ、多飲多尿、食べているのに痩せてしまうなどの症状がみられます。
治療方法は主に投薬療法になります。
免疫力が低下してしまうため、様々な感染症に罹りやすくなってしまいます。
ビーグルの注意する病気④ 糖尿病
食欲旺盛なビーグルは太りやすく、糖尿病になるリスクが高いです。
一番は適正な食事量を守ることですが、万が一クッシング症候群に罹ってしまった場合は併発しやすくなります。
糖尿病はインスリンの分泌が低下してしまうことにより様々な病気を併発してしまう病気です。
完治は非常に難しいため、生涯治療が必要となります。
主に食事療法とインスリン注射を行います。
ビーグルとのミックス犬
ビーグル+チワワ
チワグルなんて呼ばれている、人気ミクス犬になります。
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