お留守番のしつけ方 (単日・短時間の場合)
最初から上手に長時間のお留守番ができる犬はいません。
特に終日人がそばにいる家で飼われている犬に、いきなり長時間のお留守番をさせるのはNGです。
急に一人にさせられた不安から留守中にずっと吠え続けたり、ストレスからイタズラやマーキングなどの問題行動をおこしたりします。
まずは短時間のお留守番から始めましょう。
お留守番のしつけは犬を家に迎えてすぐに始めるのがベストですが、途中からでも根気よく少しずつ慣らしていけばお留守番も上手にできるようになります。
1:出かけるフリをする
外出の支度をして犬の前から姿を隠します。
または家を出るフリをします。
飼い主の姿が見えない不安から、吠えたりウロウロしたりすることがありますが、声をかけたりなだめたりしないで黙って姿を隠しましょう。
2:最初はすぐに戻る
最初は隠れてから10秒くらいですぐに戻ります。
戻るときも黙ってもどりましょう。
戻るときに犬が吠えていたら戻ってはいけません。
吠えているときに戻ると、犬は吠えることで飼い主が戻ってくると思い込み、飼い主がいなくなると吠えるという悪い習慣がついてしまいます。
3:戻るまでの時間を少しずつ延ばす
姿を隠す時間を10秒から1分、5分、10分、20分と徐々に長くしていきます。
日にちをかけてゆっくりと練習することで、犬は飼い主が出かけていなくなっても、必ず帰ってくることを理解するようになります。
この理解ができていれば、出かける時の「行ってくるよ」や出迎えの時の「ただいま」などの声かけも留守番をさせることへの弊害にはなりません。
犬との楽しいコミュニケーションを我慢して止める必要はありません。
最終的には4~5時間程度のお留守番ができるようになれば成功です。
これで急なお出かけや家族との外食、お買い物などにも安心して犬にお留守番をさせておくことができます。
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