【動物看護士が解説!】犬のいびき 原因と対策 病気のサインも見逃さないで!

【心臓病】

 実際にはいびきではありません。
心臓が肥大して気管支を圧迫してしまう場合でも、呼吸音がいびきのように聞えます。
心臓肥大の原因には、僧合弁閉鎖不全症、心筋症が挙げられます。
どちらの病気も、主な治療方法は、内科的治療や食事療法です。
完治というのは難しく、症状の進行を少しでも遅らせるというものです。

【アレルギー】

 人間にもあるアレルギーですが、犬にもあります。
ハウスダストやダニやノミ、花粉など・・・アレルギーもさまざまなあります。
これらのアレルゲン物質を外部へ排除しようとする作用が働くことにより鼻水がでて、これがいびきの原因となることがあります。
この場合、アレルゲン物質を排除することが大切です。
アレルギー検査で特定することができますので、動物病院の獣医師に相談してください。

【腫瘍によるもの】

 鼻腔などの呼吸器に関係のある部位に腫瘍ができた場合でも、気道が圧迫されるため、呼吸音がいびきのように聞えます。

 

※短頭種犬とは・・・?

 シー・ズーやペキニーズ、パグのように、鼻がペチャンコに見える顔をした犬のことを言います。
もう少し詳しく説明しますと、頭蓋骨の長さ(スカル)に比べて鼻の長さである(マズル)の長さが、通常よりも短い犬種のことです。
また、鼻の穴も狭くなっているため、空気を取り込みにくいなどの呼吸にも影響してきます。

いびきについてのまとめ

 今回は犬のいびきについてでした。
いびきにも、以上のようにさまざまな理由がありますので、まずは正常ないびきなのか?病気などからくるいびきなのか?ということをしっかり知っておくことが大切です。
肥満の場合は食事の見直しや運動などで減量をおこなう必要がありますし、環境についての場合は、空気清浄機の使用や飼い主が気を付けられるところから始めるなど、そのままにしないで見直しましょう。
いびきも、普段と変わったことがありましたら、病気が隠れている場合もありますので早めに動物病院で診てもらうと安心ですね。

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